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本日の新刊(月〜金更新) | ここ一週間の科学書新刊
「つまらなかったら貶すかもしれませんよ」と断っているにも関わらず、僕に本を送ってくれる奇特な方々がいらっしゃいます。ところが最近は貶すどころかレビューすらサボリ気味。取りあえずご恵贈御礼書店を作り、おこたえすることにしました。

04年2月 diary Reset, Reboot, Rebuilt.

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 moriyama.com 科学系DVD 2003 冬
 携帯メルマガ科学書新刊NEWSほぼ連日発行中!

  • 04.02.29 
  • ROBO-ONE SPECIAL。蒲田の日本工学院専門学校へ。結果はROBO-ONEサイトの速報を。内容はPC Watchの記事に。
    ▼というわけで帰宅したあとは作業。写真を扱う良いソフトは何がいいのだろうか。iphotoはどうもなあ。仕方ないので、クラシック環境で以前のアルバムソフトを使う。
    ▼新刊。

    ▼テレビで徳大寺有恒が「僕の原稿がいま一枚(400字)2万円だからさ」と言っていた。つまり彼は、一ヶ月に10,000字書いただけで年収600万円になるライター、ということだ。まったくうらやましい限り…。
    ▼朝日。研究所や関連産業を集める「団地」続々バイオで列島改造論?」
    徳間書店アニメージュ3月号【イノセンス 押井守 1万字インタビュー 】魂の還る場所を求めて──。一万字ももらっていいなあ。つーか、ここまでネタばれしてもいいのなら、もうちょっと違うまとめかたが僕にもあったのだけど。
    ▼『28日後…特別編』DVD。
    ▼アマゾンに宝島社ストアが登場。
    ▼『アフィリエイトで始める!儲かる!ネット通販』宝島ムック。こんなのも出してたのか。さすが宝島というかなんというか。
    似顔絵イラストメーカー
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,033。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:21,658。



  • 04.02.28 
  • ▼結局朝まで仕事せずに、ずっとiBookをいじる。そう、僕は「待つ」とか「毎日コツコツ」とか「じっくりと」といった作業が苦手です。
    ▼目が覚めたら目覚まし時計をかけた時間の4時間後だった。というわけで予定を変更して、たんにブラブラする日に決定。
    ▼とりあえず松屋でメシを食う。いろいろ試したかったので豚メシカレー。カレーはチキンがゴロゴロ転がるチキンカレー。このカレーから鶏肉が消える日も近いのかなあと思いながら食う。
    ▼iBook&MacOSX関連の本を物色するが、ちょうどいい感じのがなかなかない。結局、アスキーが出しているムックを2冊ほど購入。トラックパッドに貼るシールとか、ヒップアップするための台とかも買った。ここしばらくビックカメラでは現金を払ったことがなかったのだが、ついにポイント切れ。で、帰宅してまたいじる。いちおう原稿も書いたけど。
    ▼とりあえず、昨日に引き続き皆様のおかげで全面移行終了。あとはG3の処分だけだ。
    ▼ところで「.Mac」はやっぱり購入したほうがよいのでしょうか? いらねーだろ、と思って注文しなかったのは失敗だったかも、と思い始めた。でも「バックアップ」とかウイルス対策ソフトとかは、デフォルトでインストールしといてもらいたいなあと思った。先進のOSを謳うなら、そのくらい…。
    ▼新刊。

    ▼毎日。2次元バーコードを活用した広告誘導サービス 沖電気
    ▼毎日。有機ELディスプレー事業をサムスンSDIに譲渡 NEC
    ▼ITmedia。NECのモバイル電子チケット基盤がドコモFeliCa端末に対応
    ▼ITmedia。USBバスパワー動作の掃除機が登場
    ▼HotWIRED。HIVを死滅させるタンパク質、サルの細胞内に発見
    ▼BizTech。中国:腕時計でバスへの乗車可能に、湖南省長沙市=人民網
    ▼BizTech。沖電気、“電子ポスター”と携帯電話の連動で広告の効果向上を狙うサービス
    ▼読売。自宅に不審者 出先から携帯で警告
    ▼CNET。ビル・ゲイツ、パスワードの終焉を予言--新たな認証システムを提案
    ▼朝日。架空請求メールに応じて支払ってしまう人の割合は0.27%。広告のクリック率よりも高い。
    ▼INTERNET Watch。孫正義ソフトバンクBB社長が謝罪。ちなみに、漏れた経路が判明したとして、どのくらいの刑罰になるのかなあ。意外とかる〜い刑なんじゃないかと思うんだけど。
    ▼それと、あの人たちはなんで恐喝にしたんだろう。ふつうに名簿屋に売るんじゃなくて。
    予告と本編が違うとJAROに指摘された“ディズニー映画”。「マスターアンドコマンダー」。
    3/6日から東劇で「大脱走」やるんですね。あの映画は一度スクリーンで見たいかも。見るたびに違う印象が感じられる。でも、印象に残って思い出すのはやっぱりラストシーン。
    ▼ZAKZAK。フィギュア、食玩…現代“サブカル”知るのはここ 高度成長期の“最先端”複合ビル「中野ブロードウェイ」
    ▼毎日コミュニケーションズ。編集者/記者募集。ぜひ編集者になって僕に仕事をまわして下さい。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,089。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:21,750。



  • 04.02.27 
  • ▼千葉方面。取材。
    ▼皆様のおかげで、iBookへの全面移行がだいぶ進みました。いまこの日記もiBookで書いてます。ブラウザは取りあえずSafari、メーラーはやっぱりEudraにしました。いろいろなサイトをまわりましたが、取りあえず、「エホンバタケ」以外はSafariで問題なく見られるようです。OS X FREEWARESなどからいくつかソフトも落としました。後の自分、あるいは自分と似たような作業を後にやる可能性がある人のために今日インストールしたソフトをリストしておきます。

    ▼あとメモ帳とか細かいものも欲しいな。アップルのサイトMacintosh Paranoiaもあとでゆっくり見てみるつもり。
    ▼ところで、Palm Desktop 4.0はいまどこにあるんでしょうか。パームのサイトはこんなことになっちゃってるんですが。英語版では日本語使えないらしいし。
    ▼移行作業のためいろいろ滞ってますが、御容赦を。
    ▼問題は、こういう作業はやりはじめるとけっこう楽しいため、つい仕事よりもこっちを優先してしまうこと。つーか、確定申告の準備を何もやってないよ。
    ▼しかし、このドックってやつにはどうも馴染めない。いままでインタフェースのほうがいいなあと思うのは馴れの問題なのか。なんでアップルメニューなくなっちゃったんだろう。
    ▼それと、でかすぎるパームレスト。もう一つついでに、底面をななめにするツールってないのかな。
    ▼共同。開発進むカプセル内視鏡 のみ込んで内部から撮影
    ▼産総研。ヒューマンセンタードITSビューエイドシステムの開発 −親切であり、お節介ではない運転支援の実現を目指して−。瞬きと脈拍でドライバーの状態をセンシング。それで? 僕はこの手の研究の話を聞くたびに、だからどうしたんですか、という気がしてしまう。だってさ、眠いかどうかなんて機械にモニタしてもらわなくても、ドライバーは自分で分かってるでしょ。それでも無理して運転しないといけないと多くの人が思っていて、実際に運転しちゃうから、事故がおこるわけでしょ。だったらさ「眠くなった」ボタンを押すと、なんらかの仕組みで目がさめるようなもののほうが実用的だと思わない? 時速100kmを超えて走るとキンコン鳴る車があったけど、あんなの誰も気にしなかった。それと同じだよ。
    ▼読売。ALS発症の仕組み、東大グループが突き止める
    ▼毎日[挑む]研究者たちの素顔/30。東京大情報基盤センター教授・金田康正さん
    ▼理研。理研ニュース別冊「なるほど!脳の中身が見えてきた!」(PDF版)掲載
    ▼ZAKZAK。ゴシゴシ、もしもし…着る携帯は洗えます 未来のウエアを製品化、MP3プレーヤーも
    ▼MSNニュース。英科学者がハチを参考に超小型無人機を開発へ=軍民両面で活用可能。攻殻みたいですな。
    『攻殻機動隊 SAC』購入キャンペーンで 「素子・タチコマ ミニフィギュア」をゲット!
    ▼「イノセンス」はアメリカでも公開されるそうです。
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  • 04.02.26 
  • ▼「クローズアップ現代」で「体が鍵になる」として生体認証もの。本人確認技術に使われるのは指紋、虹彩、耳介、顔、血管など。やっぱり冒頭はFのケータイから。必要とされる一方で、プライバシー問題などがありますよ、という構成。早速ヤフーBBの流出問題にも触れるあたりがクロ現ならでは。
    ▼まずはファミマの流出問題、架空請求。個人情報にアクセスできた8人のうち誰が流出犯人かは結局分からなかったのだという。再発対策として、情報管理の強化、指紋認証システムの導入などを決めた。つまり誰がアクセスしたか分かるようにしようという動き。仙台市役所。指紋認証しないと入れない部屋。個人情報に触れた担当者を全て記録。漏れてもその経路を分かるように。現時点ではこれがベターではないかという話。偽造キャッシュカードによる不正引き出しを防止するために手のひら静脈認証を導入した大手銀行。バイオセキュリティ預金? 赤外カメラで見ると、読み取り機が光(近赤外)を放っている様子が良く分かる。それによって静脈が黒い筋となって浮かび上がる。今年秋から生体認証サービスを希望者に導入。ゆくゆくは全てのATMにバイオメトリクスを導入予定。テロ対策。アメリカの話。写真、指紋。成田空港と関西国際空港でも顔識別システムが運用されている。乗客一人一人の顔をモニター。カメラで撮影した複数の顔を認識、データベースに登録されている顔と照合。100万枚以上の顔を学習させ、メガネをかけていようが逆さまであろうが多少撮影条件が悪くても、かなり正確に認識できるようになった。
    ▼ゲストは京大の鷲見和彦教授。実際にはうつむいていたりするとあまり精度が出ず、安定して使えるところまでは至っていないと現状を解説。全体を見るのではなく特徴点を抽出してそこを見ているといった基本的な話も。企業が膨大な情報を管理しないといけなくなり、そのために生体認証を、という動きがあるという話。以下は課題と問題。
    ▼まずは、しばらく前に話題になった横浜国立大・環境情報研究院の松本勉教授によるゼラチンのニセ指の話。多くのメーカーの装置がニセモノの指を受けれてしまうとのこと。そして虹彩認証装置にも問題がある。写真でも破られることがあるそうな。また、生体認証の導入によって逆に個人情報が危険にさらされるのではという不安もある。四日市市の市役所が導入しようとしたら、労働組合が反対。指紋が何に使われるのか、嫌がる人に強制するのか、ということでアンケート回答の7割が反対だったという。変えることができない「鍵」を登録されるというのが嫌、という感じもあるのだろう。でも導入検討に至った経緯については番組では触れず。四日市市では職員が捨てたノートPCに個人情報が残っていた、という一件もあったはずだ。
    ▼スタジオの鷲見教授は、指紋だけに頼らなければ、という話。指紋認証をしている様子をカメラで撮るとかすれば不審な動きをしていればすぐに分かる。だから色々な手段でセキュリティを守るべきだという話。プライバシーについては、運用ガイドラインがまず必要だという話と、個人情報を一カ所に集めるというのは危険だと。コンセンサス造りは進んでいるかという質問に対して、標準ガイドラインつくりは進んでいる、2年くらいかかるが、とのこと。法的対策については、個人情報保護法以外に守る方法はない。というわけで、ガイドラインづくり、法的対策が必要だ、という感じで話はまとめられた。教授は、情報漏洩の危険は日々あるわけだから、まず試していき不備があれば直していけばいいんじゃないかとコメント。
    ▼押井守インタビューをテープ起こしして読み直すと、インタビュー内容とは関係ないことが色々頭に浮かんできた。原稿は1/4くらいの分量になってしまうわけだけど。
    ▼というわけで色々滞ってます。でもテレビは見ているけども。
    ▼NIKKEI NET BizPlus。プライバシーの概念変化と個人情報の取り扱い。多くが内部犯行。企業にとっては情報を持つことがどんどんリスクになっている。
    ▼INTERNET Watch。NEC、放置自転車対策にRFIDを利用した駐輪場管理システム。「e―自転車対策事業化コンソーシアム」
    ▼フレッツADSL。ディズニーBB ICフィギュア。3000名限定プレゼント。RFID付きの人形をリーダーの上に置くと自動接続。そのほかEdy機能などもある。
    ▼IC CARD World。JCB、カードと連動、IC乗車券残高、自動積み増し――まず旭川のバスで
    ▼IC CARD World。キヨスクで買い物、スイカでスイスイ?――JR東日本、4月から試験開始
    ▼総務省。「ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関する調査研究会最終報告書(案)」に対する意見の募集
    ▼毎日。携帯電話開発 それは“厚み”との闘い 売れ筋のN505iS 開発者にその現場を聞く
    ▼毎日。携帯電話の番号ポータビリティー導入まとまる
    ▼毎日。いすゞがトラック専用の情報サービス開始 KDDIと共同開発。「みまもりくんオンラインサービス」
    ▼毎日。日本テレビ、事故と無関係の商品映像で流す コナミに謝罪。また日テレ。
    ▼HotWIRED。議論呼ぶ、生体組織と無機物を合体させたマイクロマシン研究
    ▼HotWIRED。生命の起原を探る彗星探査機『ロゼッタ』、打ち上げへ
    ▼HotWIRED。米国アンダーグラウンド漫画界の出版事情
    ▼理科教育メーリングリスト。「『オオイヌノフグリ』記事 その背景に・・」。一番最初の投稿は「新聞で騒ぐほどの問題ですか」。物事には裏側や背景があるので早合点は何事も禁物。そして実際の真相を明らかにしていくことが大切。僕が個人的に面白いなと思ったのは、以下省略。
    ▼日本総研。デジタル家電の景気牽引力
    ▼ケータイWatch。俺的携帯電話事情 「MysyncとA5403CAでシアワセに!」。こんな記事があったんだ。
    ▼Macにも携帯電話とiCalのデータとかをシンクロさせるソフトがありますよね。iSyncとか「携帯SyncPlus」とか。あれってどの程度使えるんでしょうか? もし、それなりに使い勝手がいいなら、さすがに携帯買うかも。もっとも、ケータイを持ち歩くのはホントは嫌なんだけど。やっぱり僕は電話が好きじゃないんですよ。それと、PalmはPalm端末そのものというよりPalm Desktopの使い勝手がけっこう良くて。この環境以下になるのは嫌だな。iCal使ってないので何とも言えませんが。
    ▼それにしても各機能が全然わからん。さすがに浦島太郎状態ですね。
    ▼一年前の記事。携帯電話がMacをリモコン操作 - iTunes&iPhotoもBluetoothで自由自在。日本の端末でもこういうことができれば面白いのに。俺の家では不必要だけど。
    ▼スポニチアネックス。日テレ改編「特命リサーチ」が終了。7年半もやってたのか。
    ▼東京新聞。『踊る湾岸署』現実に
    ▼『週刊ラジコンCAR』。ついにラジコンまで登場。
    ▼窓の杜。上空から降ってくるビルや塔を斬りまくるアクションゲーム「斬るビル」が公開。Winな方々、どうぞ。
    ▼毎日。草加現金拾得:市が所有権主張へ 指定の集積所から回収なら。さて、どういう判断になるのか。理屈では市のものになるのだろうが、そういう判断をしてしまった場合、誰も届けでなくなるだろうな。「(中途半端な)正直者はバカを見る」。
    ▼CNET。はてなが東京へ移転「夏までには10万ユーザーを達成したい」
    どうしても村上隆はムカつくんだ。映画評論家・町山氏ほえる。僕は村上隆への興味は中くらいなので別になんとも思わないのだけど、「『大空魔竜ガイキング』の原画のほうが百億倍も芸術に決まってんだろ!」にウケた。ガイキング、大好きだったなあ。なんで好きだったんだろう。
    ▼朝日。セクハラ記事訴訟でジャニーズ側の上告棄却 最高裁。ついに公認。
    ▼アマゾン・エレクトロニクスストア。在庫処分アイテム
    ▼「魁!! クロマティ高校」面白いなー。
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  • 04.02.25 
  • ▼東京電機大学へ。なぜか地図の南北を間違え、久々に道に迷いまくり、20分近く放浪。何人かの人に道を聞いてなんとか辿り着く。先生がいいひとで助かった。
    ▼来ましたよ、iBook。まずい時に来ましたね(笑)。この誘惑は強力だ。というわけで、ゴソゴソしてしまいました。一件仕事がなくなったので、まあいっか。
    ▼しかし14インチはちょっとデカかったな。画板みたいだ。「ターゲットモード」って、iBookをHDにするモードだったんですね。逆かと思っていた。でもOS8.6からは認識できず……。なぜだ。
    ▼それは取りあえずいいとして、htmlファイルを(htmlとしてではなく)テキストとして「テキストエディット」で開くのはどうすればいいんでしょうか。こんなレベルから分からないんですけど。つーか、紙のマニュアルなさすぎでは。全部オンラインマニュアルを見ろってこと? でも分からないなりにiTuneをいじってみたり。こりゃお遊びの道具としてはいいなあ。
    ▼新刊。

    おとといの日記で書いた「阿曽山大噴火」さんから直接メールが来た。著者からメールが来ることは結構あるのだけど、これだけ速いのは初めてだ。Google恐るべし。
    ▼ま、Googlebotがかなり頻繁に来ていることは、Google Adsenceの広告の出方を見ても明らかですが。
    ▼独立行政法人 農業生物資源研究所。カイコゲノム概要塩基配列の解読に成功 - 昆虫新産業創出の基盤完成 -
    ▼CNET。Blogでバーンアウトする人と、しない人の違い。うーん……。言いたいことは分かる。が、なんか、やっぱり「日記」を全然理解してないのだなあと思った。
    17日の日記に一言補足しておくとですね。心の仮定っていうのは実は制約条件として働いているんだっていうことはともかくとして、あれはつまり「中身で判断してほしい」というときの「中身」というのは「心」のことじゃないのだ、ということなのですよ。じゃあ何かというと、たぶん「(自分が考える)理想の自分」のことなんでしょう。自分はこんな人間なんですよ、さあ評価してください、っていうときってそうでしょ。
    ▼毎日。オンラインゲームの中の「異文化」“多民族世界”「FF11」で起こる摩擦と交流
    ▼BizTech。「アスパルテーム」製造法特許1審判決、対価は1億9935万円
    ▼IC CARD WORLD。サミット、ICタグを使いレシピを携帯に配信する実験
    ▼IC CARD WORLD。ソニープラザ、ICポイントカード、新業態店に導入
    ▼アマゾン。トールキンストア。ほんと、『指輪物語』がこんなにメジャーになるとはね。
    ▼CNN。アマゾン書評、自作自演が発覚 カナダ。日本でもいっぱいいるでしょうね。編集や営業が書き込んでいるっていうのもありそう。今回のカナダの話にしても、バレてないヤツもあるだろうし。たとえば職場と自宅でぜんぜん違うネットワーク環境、違うPCだったりしたら。アマゾンの匿名書評や星なんてその程度のもの。
    ▼読売。「イノセンス」堕天使のような飛行機
    ▼『イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談』(押井守/徳間書店)。昨日のインタビューはこの本の内容を踏まえたもので、ゲラも読ませてもらったのだけど、けっこう面白い。『ユリイカ』イノセンス特集号も、もう予約やってる。
    ▼ギブスンがコンピュータに弱いのは有名な話です。本人もあちこちで答えてるし。でも実際、コンピュータに弱いかどうかは関係ない、というのは、アシモフがミンスキーに会ったときに、実際の人工知能研究のレベルを知っていたら小説書けなかったと言ったという話があるので、いつの時代も変わらないのでしょう。
    ▼ZAKZAK。吉野家「不運」、鶏肉輸入禁止で焼鶏丼もアウト!3月からWパンチ。はやく牛丼復活しないかな。
    ▼そういや総額表示問題ですが。あれの影響で、またかなりの本が絶版になるだろうと予測されてるそうです。具体的に何がどう絶版になっていくかは分かりませんが、まったく……。
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  • 04.02.24 
  • ▼国分寺へ。以前取材させてもらった日立の研究所にて、360度どこからでも見られる立体ディスプレイを見物。ほほう。
    ▼一緒に行ったKさんによる記事。PC Watch。日立、リアルタイム映像を投射可能な新型立体映像システム。記事の写真・動画を見ても多分ピンと来ないと思いますが、諦めてください。この手のものはどうしてもそうなんですが、実物を見ないと分からないでしょう。でも、何を実現しようとしたかは、見ればお分かりのとおり。
    ▼いろいろ詳しい話を聞きたいのは山々なれど、ちょっと早引け。東京を横断し、浅草へ。ガンダムいっぱいのバンダイ本社ショウルームにてドラえもんロボットの話を聞く。税込み2万円ちょっと。大いにありだと思った。「ロボマガ」用。
    ▼銀座へ移動。東宝本社にて、『イノセンス』の監督・押井守氏にインタビュー。時間が限られていたので敢えて人形の話も犬の話も聞かなかった。が、個人的に勘ぐっていたこととか気になっていたこととかは結構聞けた。eSBooks用。
    ▼でもいま振り返ると、あれも聞きたかったこれも聞きたかったといったことが結構あるなー。いろいろ考えていると、どんどん色々なことに思い至る。やっぱり細部の読み解きを要求する映画だ。
    ▼帰宅。今日入校の原稿をせっせっせと書く。
    ▼というわけで、いかにもフリーライターっぽい一日でした。持ち歩いていた荷物が資料とかで多かったので、物理的に疲れた。
    ▼ところで、kajie氏も現実的と言っていた「年収600万円」という数字だけど、つまり月収50万円ということですね。それだけ稼ごうと思ったらどれだけ書かないといけないかという話をしておきます。
    ▼雑誌の原稿料は、基本的に雑誌のジャンルではなく発行部数によります。普通の雑誌は、ページ単価15,000円くらいだと思ってまず間違いありません。単純にこれで計算すると、33ページ書かないといけないわけですね。普通の雑誌だと1ページあたりの字数がだいたい2000文字ですから、単純計算すると、一ヶ月あたり66,000字。新書半分くらいの分量です。そのくらい書けば、ページ15,000円でも年収600万円達成できます。
    ▼問題は、33ページも書かせてもらえるかというと、普通のライターはまず書かせてもらえないわけです。売れっ子でもまず無理ではないかと思います。ただし、15,000円以上のギャラの仕事もあります。というか、15,000円以上で売らない限り、年収600万円は無理、ということは容易に見当がつくと思います。つまり目指せ年収600万円≒目指せページ単価15,000円以上、ということです。
    ▼このネタは続きません。
    ▼INTERNET Watch。米IntelのCEOバレット氏講演「PCと家電の世界は融合する」
    ▼毎日。大きな揺れ前に予測震度 緊急地震速報を気象庁が試験運用へ
    ▼毎日。精子提供サイト開設者、今度は卵子提供
    ▼毎日。新生ナップスター、4カ月で500万曲を販売
    ▼毎日。ヤフーBB、460万人分の個人情報流出 恐喝未遂の3人逮捕
    ▼HotWIRED。テレビと連動するバットマン――『米国国際おもちゃフェア』レポート
    ▼CNET。凸版印刷、ICタグによる展示場向けカタログ作成システムを発売
    ▼japan.internet.com。Web サイト設計における世界観
    ▼朝日。最新技術に疎いSF作家、ウィリアム・ギブソン
    ▼日経。インデックス、マッド・ハウスを買収
    ▼ソニー主催のシンポジウム。インテリジェント・ダイナミクス2004 −脳・身体性・ロボット・知性の創発−。4月9日(金) 10:00-17:50。ソニー株式会社 本社10号館1階。要・申し込み。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,102。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:21,778。


  • 04.02.23 
  • ドキュメント04で「死刑 〜 検証 見えざる極刑の実態 〜」。死刑囚の話。死刑判決を受けると拘置所へ送られる。刑務所と違って義務はほとんどなく、エロ本を読んでダラダラ暮らす。
    ▼テレビ埼玉で『BPS:Battle Programmer SHIRASE』なるアニメを見た。なんじゃこりゃ。
    斎藤さんとSFCの徳田研へ。「ネイチャーインタフェース」用。
    ▼行きの電車で読んだ課題図書の『裁判大噴火 若手芸人渾身の裁判傍聴記』(阿曽山大噴火/河出書房新社)が無茶苦茶面白くて。電車のなかで思わず何度も吹き出してしまい、周囲に気味悪がられた。でもほんと、抱腹絶倒、無茶苦茶面白い。「緊張と緩和」、これは笑いの基本。裁判なんてその宝庫、というわけ。不謹慎と言えば不謹慎なんだけど、なんともはや。単にげらげら面白いだけじゃないところもあるし。文章もうまい。この人のコラムはもっと読みたい。
    ▼なお著者の阿曽山大噴火は大川興業所属の芸人さん。3月6日には高円寺でサイン会&トークショウがあるそうな。
    ▼帰りに読んだ『妄想に取り憑かれる人々』は、妄想といっても統合失調症(分裂病)ではなく、強迫神経症に関する本なのだが、ちょっと微妙な感じ。面白そうだな、と思ったところでスーッと違う話題に行ってしまう。心理学者の書いた本だから、微妙に興味のベクトルが僕とズレているのだろう。でもこの本に書かれている内容に共感できる人はけっこう多そうだ。というわけで、つまらないわけではないのだが、少しすっきりしない。
    ▼もう一冊は『二十年後』。こっちは箸にも棒にもかからない。時代に乗り遅れたオヤジが、オヤジの目から見て新しそうなものを適当につまみ食いした本。当然、僕の目からすれば全然新しく見えないわけで。この手のことを全然知らない人からすれば違うかもしれませんけど。
    ▼ジュンク堂に寄ったらΣブックが展示されていた。外見は悪くないが、中を開いてみると、本ナメてるだろ、って感じ。
    ▼新刊。

    ▼Σブックの横にあった本。パラパラめくると、電子ブックに必要なのはたとえば「東洋文庫」みたいな良質のロングセラーだ、とある。分かってるならどうしてそうしないのかな。
    ▼JR高槻駅前の複合商業施設アクトアモーレ内・摂津水都信用金庫ATMコーナーがオープン。ATMコーナー(およびアクトアモーレ内)では案内ロボット「チャオ」が活躍するさる筋からご連絡頂きました(笑)。
    ▼今日は他にも、久しぶりな方々からワーッとメールが来ている。なぜ重なっているのか謎だが。
    ▼下條信輔氏らが全面的に協力した科学館が静岡にできるそうだ。取材に行きたいので記事を書かせてもらえる媒体募集中です。
    ▼「neural prosthetics」という言葉だけど、僕は下條さんが放送大学「認知科学」の特別講義で使っているのを見た。実は昨日、知人に頼んでDVDに焼いてもらったのを見たのだけど。
    ▼ところで、ニコレリスの仕事はある面では分かりやすいけど、その実、実際にやっているのがどんなことなのか、という点については、少なくとも一般の人には誤解されているのではないだろうかという気がする。
    昨日の名言は、マハトマ・ガンジーの言葉だとか。さすがガンジー。思わず定番のダジャレをつぶやいてしまった自分が恥ずかしい。
    ▼ていうか、読んでますよ。ついでながら、その近辺の方の日記も読んでます。
    ▼「研究者の方々へ、ウェブ日記のすすめ」は、いま読みなおすと何言ってるんだか分からないな、とか、これは言い過ぎですね、とか(書いた自分が言うのもなんだけど)思うところもあったりするのだけど、それでもああいうことを書いた意味は多少はあったのかなと思ったりする日もあったりなかったり。
    ▼で、最近は『Wiki Way』や『ウェブログ・ハンドブック』の訳者として有名なyomoyomoさんが僕の一行質問−−「yomoyomoさんは、なんでそんなにウェブログが好きなんですか?」に対する答えを書いてくれたのだけど(All That Style )、そのなかでも触れられていて、やっぱり、書いたときにどういう気持ちで書いたかということと、受け手がその文章を読んでどう感じるかというのはまた別物なんだなあと持ったりする。
    ▼yomoyomoさんの答えに対する感想は、以前、yucoさんが言っていた「yomoyomoさんはウェブログ好きじゃないと思うな(曖昧な記憶……確かこうでしたよね?)」という、これまた一言の答えに凝縮されてしまっていて、ああ、お馬鹿なり僕たち男たち、などと思ったりもした。
    ▼AstroArts。銀河衝突の際には、重力波キックでブラックホールがはじき出される
    ▼AstroArts。ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、宇宙に浮かぶ1光年サイズの真珠のネックレス
    ▼毎日。ロシア:新型宇宙船、2010年にも就航 関連企業「エネルギア」担当者見通し
    ▼毎日。ノートPCは「ソニー」がトップ ブランドイメージ調査 BCN総研
    ▼読売。新型ATM、手のひらかざし確認
    ▼HotWIRED。「宇宙兵器」開発プロジェクトを進める米国防総省
    ▼HotWIRED。「ブッシュ政権は科学研究を歪曲」科学者団体が批判
    ▼ITmedia。IT住宅に命を吹き込む「魔法のシナリオ」って?
    ▼『プラネテス公式ガイドブック』。こんな本がいつのまにか。
    ▼CNN。ジッパーの「悲劇」減り、床転倒増える 英のけが統計。男なら誰しも一度は経験があるだろう「ジッパーの悲劇」。
    ▼ちょっと実験をやってみます。ガンダムSEED。ガンダムシード。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,100。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:21,777。



  • 04.02.22 
  • ▼iCab素晴らしい。ネスケとIEではガックンガックンいってたのに。
    茂木さんが今度は「ユリイカ」で『イノセンス』の評論を書くというのでまたまたショックを受ける。がーん。まさかそんなところまで重なるとは全く思ってなかったので、完全に不意打ちだった……。こりゃ駄目だ。
    ▼『『イノセンス』&『攻殻機動隊』コンプリート・ブック』(TJムック)。予約受付中。さすが宝島というかなんというか……。
    ▼今日の引用。
    「明日死ぬつもりで生き、永遠に生きるつもりで学ぶ」
    Gardener's diaryを経由して、理研ニュース2003/06から。うーん、確かにシビれる。今の僕のようなフニャフニャ野郎ではシビれすぎて麻痺して動けなくなるほど輝かしい御言葉。ところで誰の言葉なんだろう?
    ▼SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)がどうのこうの、と言っている人でもたまに分かってない人がいるようなので、いちおう書いておく。Google検索すると、アマゾンの個別商品ページが頭に出てくることが多い理由の一つは、アフィリエイトをやっているからだ。
    ▼Googleは、多くの人からリンクされているウェブサイト(ページ)に高い評価を与える。これは「ページランク(PageRank)」と呼ばれている(なおPageRankは米Google社の登録商標。もうちょっと技術的なことに興味がある人にはGoogle の秘密 - PageRank 徹底解説を参照することをおすすめする)。
    ▼いっぽう、アマゾンの個別商品ページは多くのウェブサイトから直接リンクを張られている。「個別商品リンク」だ。これはアマゾンのサイトが単にリンクを張りやすいURLになっているということもあるのだけど、アマゾンがアフィリエイトをやっていることによって、リンクに対して強いインセンティブが与えられている点も大きく影響している。リンクを辿って商品が直接購入された場合、リンクを張っているアソシエイトサイト運営者には5%のポイントバックがある。最近はボーナスなんとかという制度も導入され、銀行振り込みへの対応も行われたことから察することができるように、おそらく、かなりの高収益を上げているサイトもあると思われる。実際には、普通のサイトではなかなか売り上げを出すことは難しいのだが、売り上げを期待して、アフィリエイトサイトは増えていく。結果、ますます多くのリンクがアマゾンの個別商品に対して張られることになる。おまけにページランクは「多くのサイトがリンクを張るサイト」からリンクが張られているサイトを高く評価するという仕組みである。つまり(多くの人がリンクを張る)有名なサイトがアマゾンの個別商品へリンクを張ると、そのリンクを高く評価する。こうしてGoogleはアマゾンの個別商品ページに対してどんどん高い評価を与えていく。こういう基本構図がある。
    ▼だから、アマゾンの個別商品ページが高評価になっているのは、単にGoogleから拾ってもらえる形−−つまり静的な形でデータを置いているから、といった単純な理由ではない。もしそうだとしたら、他のオンラインショップのGoogle内ページランクももっと高くなるはず。でもそうはなってない。それは、アフィリエイトという仕組みを他に先駆けていち早く、しかも大々的に導入していた、アマゾンの(たぶん)思いがけないラッキーなんだと思う。
    ▼たぶん、アマゾンがアフィリエイトを導入したときには、こういった効果は予想していなかったはずだ。単に(といっても大きなポイントだが)バーチャルな売り場の拡大と知名度拡大、ユーザーの取り込み等を意識していただけだっただろう。ところがGoogleの登場によって、アフィリエイトはまた新しい意味を持つようになった。というのが現状なのだと思う。もちろん今は、アマゾン側も自覚しているだろう。
    ▼この状況がいつまで続くのかは、Google、あるいはポストGoogleの検索エンジンの思惑次第。ページランクは単純な割にヒット率の高い良い手法だったが、必ずしもベストではない。あまりリンクはされてないがユーザーが求めている情報が適切に書かれているサイトというのもあるはずだし、多くの人がリンクを張っていても情報量の低いサイトもあるからだ。
    ▼まあ、そういうことですよ。ウェブ上のアフィリエイトとは、余分なものを削ぎ落としてしまえば要するに「リンクを推奨する商業的仕組み」なので、当たり前なんですけどね。アフィリエイトとSEOの関係について基本的なことが分かってない人が意外と多いな、と思ったので。
    ▼それと。ページランクのような仕組みで、比較的ヒット率の高い検索結果が吐き出される、というのは一般的に思われている以上に、本当は興味深いことだと思うのですよね。いい加減なことを思いつきで言っても許されるのが素人の特権だと思うので続けるのだけど、アフィリエイトが報酬系だとすると……とか妄想してしまうんですよね、やっぱり僕は。上でリンクしたページにも書かれているけど、これに非マルコフ過程的な要素を入れていくとさ、とか。なお余談ではあるけれど、Googleの技術面を仕切っているJim Reeseという人はスタンフォードで神経外科を学んだあとに、MRI画像解析とかをやっていたそうで(Webサーチエンジンのビジネスモデルと検索技術動向より)。
    ▼新刊。

    ▼なんだか、手につかないというか、やる気がゼロだ。考えているならまだマシなのだが、考えてもいない。
    ▼iBookが来たらまたEudraを普通に買おうと思っていたのだが、関さんによればGyazMailなるシェアウェアソフトが良いとかなんとか。ふーん。OSXの世界はまったく分からないからまた試行錯誤になるのかなあ。めんどくさい。
    ▼ZAKZAK。ソニーDVD機「スゴ録」、同時多発フリーズの怪 14日フジ系「めちゃイケ」録画中…突如。へー。面白いな。
    ▼すげー、ロボットが受け身してるよ。新しいサーボの能力を使えばもっと色々なことができそうですね。
    ▼朝日。東京の犯罪の4分の1は駐車場で発生、警視庁が対策会議
    ▼『ベン・ハー 特別版
    ▼『後藤真希コンサートツアー2003秋 セクシー! マッキングGOLD』。セクシーマッキング……。
    ▼ところで柴咲コウ『』を聞いてると、むしろRUIとしてフルアルバムを作ったほうが良かったのでは?という気がしてくるのはきっと僕だけではないと思うんですがどうでしょうか。
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  • 04.02.21 
  • ▼Macが絶不調。ノートン先生は異常なし、というのだが、異常ありまくり。で、こっちはストレスたまりまくり。もともとネスケ7.0との相性が悪いからIEに切り替えていたんだから、そのネスケを使っていると調子が悪いのは当たり前である。
    ▼それにしても、IEを立ち上げようとするとフリーズするということは、IEが独自にやってる何かが問題だということだよなあ。何が問題なんだろう。ここしばらく色々な雑誌とか見なかったせいでさっぱりわからん。というか、思いつくことは全部やってみたのだが。対処法を思いつかれた方はバシバシメール下されば助かります。ほんとに。もともとのメモリの問題という気もするのだけど……。
    ▼取りあえずネスケ4.7で色々回ってみたのだが、ネスケ4では見ることのできないページばかりということが判明。とほほ。
    ▼で、今度はiCabをダウンロード。いまはこれで見ています。う〜。
    ▼iBookの着荷は来週後半になるらしい。くそー。AppleStoreで注文なんかするんじゃなかったよ。アキバや新宿のショップを真面目に回って、店頭在庫があるところを探せば良かった。
    ▼『ビューティフル・ドリーマー』をボケーッと見る。さすがに大ざっぱな筋以外はほとんど覚えておらず、こんなカットがあったのか、とか、こんな演出だったのかとか、いろいろ発見があった。『イノセンス』を見たあとで改めて見ると、つい、繋がりみたいなものを見出してしまう。つーか、やっぱり押井ワールドこそ不変なり、ということか。まさに終わらない夢だな。
    ▼それにしても、さくら先生の声優さん(鷲尾真知子さん)って当時は実は下手だったんだなあ。とか、『マトリックス・レボリューションズ』を思い出したりとか。
    ▼新刊。

    ▼『イノセンス THE NOVEL(仮)』(山田正紀/徳間書店)。山田正紀か。
    ▼課題図書だった『メロンパンの真実』(東嶋和子/講談社)読了。この著者の文体は僕の好みではないのだが、こういう内容には合ってるのかも。でもウェブ日記みたいな文章を本一冊読み通すのはけっこう苦痛。それと、オチがない(結局、誰がどんな形で「メロンパン」と呼ばれるパンを作り出したかは分からないし、独自の仮説も特に提示されない)のに、無理矢理まとめて終わってしまうところは相変わらず。今回は買った本じゃないから別にいいんだけど……。こりゃ著者の性格なのかな。書いているほうは良いかもしれないが、読んでいるこっちはストレスが溜まるんだけど。
    ▼読売。福岡の商店街でロボットが買い物?特区認定受け実験へ
    知ったかぶり週報で知った<豊崎由美の「年収600万円の万能ライター」養成講座>。で、この人はこの講座やることで、どの程度もらえるんですか?
    ▼ついでに言えば「インタビューから書評まで」では、ただの普通のライターであって、万能ライターとはとても言えないでしょう。
    ▼ところで、電子書籍でゲームブックやっちゃったら、普通に携帯ゲーム機のアドベンチャーゲームだと思うんですが……。
    ▼CNN。「緊縛」愛好者、縛り過ぎて動けず、警察に救援要請
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  • 04.02.20 
  • ▼今日も東大にて取材。工学部・石川教授のバッティングロボットを見学。「月刊アスキー」用。
    ▼ブラブラして帰宅。
    ▼行きに『本棚の歴史』(ヘンリー・ペトロスキー/白水社)』を読了し、帰りに『しなやかにプロフェッショナル』を半分読んだ。『本棚の歴史』の著者は、『ゼムクリップから技術の世界が見える』(朝日選書)とか『鉛筆と人間』(晶文社)とか、同じノリの本を何冊か書いている。
    Google Adsenceは自分で広告を指定することはできないが、いらない広告を弾くことはできる。というわけでいくつかの広告をフィルタで弾くことにした。できればインタビュー・メールの記事本文で表示されているような、面白くてマニアックな広告がこのページでも表示されると良いのだけど。情報として価値があるものがいい。
    ▼新刊。

    ▼at homeこだわりアカデミー。知られざる火山噴火のメカニズム。姫路工業大学大学院理学研究科教授 井田喜明 氏。
    ▼毎日[挑む]研究者たちの素顔/29。岐阜大農学部助教授・村山美穂さん
    ▼AstroArts。紀元536年に起こった彗星衝突?
    ▼AstroArts。巨大ブラックホールによって星が引き裂かれ飲み込まれる現場を初めて発見
    ▼毎日。NASA:ブラックホール初観測−−息のむ壮大さ、星のむブラックホール。想像力がかなりないと、壮大な風景は思い描けないと思うけど。
    ▼朝日。胎児性アルコール症候群
    ▼HotWIRED。ロシア、「あらゆる防衛システムを突破できる」超音速兵器の開発に成功
    ▼HotWIRED。「5日間食料なしで戦える兵士」開発プロジェクトに取り組む米国防総省
    ▼HotWIRED。アンチウイルス戦争、最先端レポート
    ▼HotWIRED。MSソフトの「単一栽培」はウイルスへの抵抗力を弱めているか
    ▼HotWIRED。実現に近づく「電力線ブロードバンド」、課題は設備コスト
    ▼HotWIRED。今年の『レメルソンMIT学生発明賞』は、眼鏡レンズのポータブル製造機に
    ▼GAME Watch。AOU2004 アミューズメント・エキスポ開幕 オンラインとカードの融合タイトルがさらに増加
    ▼INTERNET Watch。Yahoo! JAPAN、Googleの検索エンジンを継続利用
    ▼INTERNET Watch。KDDI、電子地図を重ね合わせる技術で国内特許取得
    ▼japan.internet.com。専用線サービスには未来がない――In-Stat/MDR 調査
    ▼ITmedia。IP電話内蔵のノートPC、年内に登場へ
    ▼ITmedia。“レンズ一体型「8メガ」機”で各社が目指すもの
    ▼ITmedia。RFID導入で見過ごされるインフラ問題
    ▼ITmedia。RFIDタグ実用化に向け大阪・なんばパークスで実証実験
    ▼PC Watch。IDF Spring 2004 基調講演レポート NEC、ワイヤレスUSBをデモ
    ▼製造科学技術センター。人間協調・共存型ロボットシステムプロジェクト(HRP)成果報告ページ。フラッシュバリバリ。まー今の時代なら別に重たいとまでは思わないけども、はっきり言って不要なので、テキストオンリーのページが欲しい。ニュースをクリックするとUnder Construction……。
    ▼ファミ通。『鉄騎』用のコクピット型シミュレーターが発売決定。これで是非HRPを(笑)。
    のび太の家
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  • 04.02.19 
  • ▼東大にて取材。
    ▼新宿の居酒屋で豆腐料理をバクバク食う。
    ▼帰宅してMacを起動するが、今度はIEを起動すると絶対にフリーズする……。ネスケにしてもやっぱりしばらくするとフリーズ。もう勘弁してください。俺、なんか悪いことした? はやくiBook来ないかな〜。
    ▼きっとこれは、ネットをブラブラするのを少し控えなさい、という神のお告げだ。そう思うことにしよう。でないと我慢ならん。
    ▼MYCOM PC WEB。セガ、同社施設に電子マネーを本格導入 -ネット/リアルの連携を目指す
    ▼ITmedia。900iシリーズが勢ぞろい、FeliCa端末のデモも
    ▼ITmedia。NTTデータ、GPS携帯を利用した位置情報付きBlog登録実験
    ▼ITmedia。KDDI、インターネット向け電子地図技術の特許を取得
    ▼BizTech。沖電気など、車々間の動画伝送システムを開発
    ▼HotWIRED。自律走行レースに参加するロボット車『サンドストーム』がお披露目
    ▼HotWIRED。視覚障害者向けGPS機器と一緒にアラスカ旅行
    ▼HotWIRED。小型で低コスト、エタノールを使った新たな水素生成装置
    ▼ソニー。DVDビデオとの高い互換性を確保 8cmのDVD-RW/DVD-Rを採用した"DVDハンディカム"2機種 発売〜 「撮る」ことはもちろん、「見る」こともずっと簡単に 〜 ヒット商品の予感。
    ▼毎日。シーラカンスを鑑賞できるソフト。「アクアゾーン ビジュアル・エディション 水中庭園 シーラカンス」
    IT戦士 岡田有花リンク集。いやー、まああれだけやってる人なら別にいいんだろうなあ。でも本当にこういう路線で行くのだろうか?
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  • 04.02.18 
  • ▼そう、いま色んな人が色んな形で、「時間」に興味を持っていると感じます。アプローチが徐々に始まったというか。だから僕も北澤先生にインタビューしたりしているわけですが。これまで時間をずっとやっていた心理物理の人たちにも大いに頑張ってもらいたい。
    ▼たぶん「時間」と新しい形での「ホムンクルス(敢えてこの言葉を使う)」が、全てを繋ぐ。いや、本当のところは、それをもっと違う視点で見るもの、まだ登場していない新しい概念が全てを繋ぐのだろう。その概念が登場したとき、いま行われている色々な研究が、全部、もっともっとすっきりした形で見えてくるに違いない。地球科学の中に鉱物学や古生物学、地理や地形学、地球物理学、惑星科学などがすっぽり包含されたように。
    ▼とか言ってると、茂木さんがホムンクルス本を書いていると日記に。あー(以下略)。
    ▼引用。
    鏡を看よといふは、反省を促すの語也。されどまことに反省し得るもの、幾人ぞ。人は鏡の前に、自ら恃み、自ら負ふことありとも、遂に反省することなかるべし。鏡は悟りの具にあらず、迷ひの具なり。一たび見て悟らんも、二たび見、三たび見るに及びて、少しづつ、少しづつ、迷はされ行くなり。

    斎藤緑雨

    ▼「マシューTV」面白いなー。
    ▼読売。観測史上もっとも遠い銀河を発見…米の研究グループ
    ▼読売。イタリアで発見の感染牛2頭、新型BSEと発表
    ▼読売。海の異変、教えてあげる「貝リンガル」。真珠のミキモトが開発。
    ▼京都新聞。分子に“バーコード”  夢の技術、レーザー使い成功
    ▼HotWIRED。筋力回復の遺伝子治療、ドーピングに悪用される懸念
    ▼HotWIRED。火星探査車を支えるOSとハードウェア
    ▼CNET。マイクロソフトから警告:「いますぐWindowsにパッチを」。この人たち、やっぱりおかしいよ。
    ▼ただ、シャープのメビウスは欲しいなあと思ったけど。実用性ではDynaBookかLet'sNoteがいいのかな、僕の使い方なら、などといったことも一応考えたのだが、僕はいまiBookを待つ身。iBookが来たらどうしよう。いまのこの環境を捨て去って移行すべきなのか、それともこっちを母艦にしてiBookは遊び用にしておくべきなのか。でもきっと……。
    ▼ITmedia。Yahoo!、MSNに「Google打倒のチャンスあり」
    ▼ITmedia。「F900i」の指紋認証とテレビ電話機能に迫る
    ▼ITmedia。900iの深謀遠慮〜ドコモ榎氏。Javaアプリケーションで家電をコントロールそのほか。「リアルの世界をコントロールするインフラ」としてのケータイ。でもその割には製品サイクルが短すぎる。
    ▼ITmedia。グーパス、サービス開始1年で3万7000人を突破。多いのか少ないのか分からない数字。
    ▼ITmedia。音から発想する映像制御――ローランドが提唱する「V-LINK」とは
    ▼INTERNET Watch。goo、個人投資家向けに確定申告支援サービス開始
    ▼japan.internet.com。MSN マネーのアグリゲーションサービス、郵貯にも対応。Webファイナンスが流行っているらしい。
    ▼japan.internet.com。文部科学省の医療プロジェクトで富士通がシステム構築を受注
    ▼INTERNET Watch。シーサー、ブログベースの通販サイト構築サービス「Seesaa SHOPPING」
    ▼日本工業新聞。銀色のウルトラマン、有明に立つ!
    アーマードコア
    攻殻機動隊
    ARMORED CORE NEXUS
    3/25発売予定
    攻殻機動隊
    STAND ALONE COMPLEX
    3/2発売予定
    ▼アマゾンが「TVゲーム 予約ソフトAmazonギフト券300円プレゼント」キャンペーン実施中。僕は取りあえず『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』と『ARMORED CORE NEXUS』を予約かな。『FF X-2』もギリギリ間に合うかも?
    ▼ROBO-ONEスペシャル、あんなのできるわけねーよ、と思っていたけど、エントリーした方々のウェブを見てると、まんざら不可能でもなさそうな感じ。うーむ。
    ▼『スティッチ! ザ・ムービー』。『リロ&スティッチ』の続編。予約特典付き。さすが抜け目がない。
    ▼『DVDお試しパック』ってわけわかんねー、というか、すごいな。こういう安売りできたか。
    ▼ところで昔から疑問に思っているのだが、日本は会議が長いというのは本当なのだろうか。実は海外の企業のほうが会議そのものはきっちりやってるんじゃないかと思うのだが。文書にきちんと残すという作業も含めて。会議が無駄、という話と、無駄な会議が多いというのは全く違う話のはずなのに、ごちゃごちゃにされてる。
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  • 04.02.17 
  • と言いつつ……、早朝、ボケーっとした頭でアクセスしたAppleStoreで、衝動的にiBookを発注してしまった。しかも目一杯メモリを増設、ソフトまでパカパカとまとめ買い。何やってんだ俺。でもさすがアマゾンのシステムを採用しているだけはあるよ、アップルストア。超買いやすい。注文確認メールのフォーマットまでアマゾンと全く同じだったのはどうかと思うけど。
    ▼よく考えればソフトくらいビックカメラで買ったほうが良かったような気もするのだが、まあいっか。あとは届くのを待つのみ。
    ▼しかし、これがネットでモノを買うことに馴れてしまった恐ろしさだな。あっさり20万円が飛んでいってしまった。
    ▼なんか面白いことないかなー。というのが、昔から僕の口癖らしい。ここしばらくはあまり言わなくなったと自分では思っていたのだが、最近はまさに、なんか面白いことないかな、って感じ。「じゃあお前が面白いって思うことってなんだ」と良く聞き返され、「なんでしょうねえ、自分でも良く分からないんですよ」と苦笑まじりに答えていた。「ああ、これが俺の面白いと思うことだ!」というのを見つけたと思ったのだけど、また何だか良く分からなくなってきている。
    ▼新刊。

    ▼『〈考察〉日本の自費出版』はタイトルにウケた。でも本の基本は今も昔も自費出版だと本当に思う。
    ▼『蘇るPC-9801伝説』。月刊アスキー別冊。
    ▼朝日。遺伝子ドーピングで「筋肉ネズミ」成功 人体への応用も。米ペンシルベニア大のスウィーニー博士ら。
    ▼BizTech。東洋紡など3社、ナノ・テクノロジー使った綿素材形状記憶シャツを開発
    ▼毎日。警備ロボをレンタルへ 北九州市のベンチャー
    ▼毎日。量子MPU開発成功 超電導体を利用 名古屋大・横浜国立大
    ▼毎日。携帯電話ワンチップ化にめど TI
    ▼毎日。GPS携帯で「交通取り締まり情報」が交換ができるシステム
    ▼毎日。複数の指を使う認証ソリューション
    ▼毎日。電子マネー活用など盛り込む 地域再生推進プログラム
    ▼BB Watch。タカラ、IPv6対応の“糸電話”を開発「IPv6 Business Summit 2004」展示会レポート
    ▼AV Watch。ソニー、有機トランジスタ採用液晶ディスプレイの試作に成功
    ▼ITmedia。発明が素晴らしくてもビジネスは……Segwayの憂鬱
    ▼『ガイアの夜明け』。30代独身女性が増えていて、単身者用マンション市場が目を光らせると同時に、ブライダルマーケットが縮小しているとか、結婚相談所が繁盛とかなんとかそんな話。都内の30代女性のうち1/3が未婚だとか。ライターとしては30代独身女性を意識した原稿を書かないといけないのかなと思った。実際にそういう本は売れてるしね。『負け犬の遠吠え』(酒井順子/講談社)とかもその仲間だろうし。オチは女性向け投資市場の話。
    ▼個人的には、この番組に出てくる僕とあまり歳の変わらないオバサンたちを見て、あー、人間は歳を取るねー、と思ったことでありました。でもそのオバサンが、再婚相手の条件として、年収は1000万円以上−−まあここまではいいんだけど、身長167cmなんて背が低いのは嫌だ、と言ってるのを見て、なんともはや。
    メーヴェのパイロット公募。例の八谷氏によるプロジェクト。
    水陸両用車Splash。この写真を見た瞬間、頭の中で「デンデデーンデンデン、デンデデデーデデン」という007のテーマが流れた。スイスのRINSPEED社
    ▼『Future is Wild』。ビデオ。まあ、そのうち日本版も出るのではないかと思うけど。
    『イノセンス』公式メールマガジン。まぐまぐにて。
    ▼『ゼブラーマン』は3週間限定公開だそうですから、行く気があるならさっさと行ったほうが良いですよ。
    科学講演会「ダーウィンで科学を楽しむ」。ランドル・ケインズ(ダーウィン・トラスト理事)、養老孟司、向井万起男ほか。3月22日月曜日13:00〜17:00。日本科学未来館 みらいCANホール。申し込み方法:(1)氏名 (2)住所(連絡先) (3)年齢 (4)職業(学校)を記入の上、Emailを下記事務局まで:政策研科学講演会事務局 (サイマル・インターナショナル内) Email: darwin@simul.co.jp。
    ▼人を中身で判断するのって、難しいですよ。だいたい、「中身」ってなに? 何が人間の「中身」なの? 心のこと? でもそうなると、ますます人を「中身」で判断することはできなくなるんじゃないでしょうか。
    ▼中身が仮に心のことだとしよう。心とは、人間の主観でしか感じることができないものだ。主観はその定義上、自分自身にしか分からない。となると、中身=主観は、絶対に客観的に見ることはできないわけで、中身で人を判断するのは無理、ということになる。
    ▼このひねくれた考え方をもうちょっとこね回すことにしよう。だが人は、何らかの基準をもって、相手のことを判断していると自分では思っている。相手の中に「中身」を想定して、その「中身」を判定し、「中身」のふるまいを仮定し、自分自身の中身の状態を変えていく。
    ▼人は他者の心を類推する−−。だがこの能力は、実は他人の内部状態を推定しているわけではない。単に相手が何らかの内部状態過程を持っていると仮定し、行動予測をしているだけだ。相手の中身を判定するとは、本当は、自分が仮定した相手の内部状態が、自分自身の内部状態にどんな影響を与えたか、ということに、何らかの評価を与えているだけのことだ。つまり相手の中身を判定しているとき、実際に天秤にかけているのは相手のことではない。相手が自分にどんな影響をもたらすか、という、自分自身の未来の報酬予測をしているだけだ。そう考えると、相手の中身を判定することは、実は非常に利己的な、自分自身のことしか考えてない行為だ、とも考えられるのではないか。
    ▼そもそも、人間が相手の心の中を類推するとはどういうことか。人は好き勝手に思いを巡らせているわけではない。「相手が何をしようとしているか分かる」あるいは「相手に心があると仮定する」、その時点で、実は他人の心の中を想像するとは、自分の想像力の幅、自由度を制限していることに他ならない。人間の状態遷移には一定の規制がある。そこには重力や空気の存在といった物理的な規制から、人間の体が持つデザイン的規制もある。そして、状態予測というタスクを行う際に、機能的な規制をもたらす、あるいは探索空間の絞り込みを行うものが「心の存在の仮定」だと考えられる。だから、心を仮定すると、相手のことが「予想できる」のだ。
    ▼この予想機能、あるいは心の仮託機能は、人間の体のなかに抜きがたく存在している。たとえば、一緒に話している相手がスッと目線をそらすと、そちらに自分も目をやってしまう。何に注目しているのか、いちいち意識しなくても分かる。感情面でよく引き出されるのはベビーシェーマだ。ある表象が引き起こす印象は、見た瞬間、ただちに、自動的に心のなかで生成される。意識的に生成されるわけではない。そのような表象の生成は、相手がヒト型をしてる物体ではなくても生まれる。三角形や四角形の物体が、飛び回っているだけでも、何か面白いドラマを見てしまう。人間は、ドラマを感じる生物学的必然を持っている。人間の心は自動的に動く。しかもその動き方にはあまり幅がない。どの人も同じように反応する。心の機能のうち、かなりの部分は実は自動的な仕組みに違いない。人間には心の機構が神経回路の形で刻み込まれている。その神経機構が生み出すものの幅、それが心の自由度。それは大して大きくない。
    ▼俺って本当にヒマだな。
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  • 04.02.16 
  • ▼東小金井へ。東京農工大にて取材。
    ▼取材帰りにiBookを見る。衝動的に買ってみる、ということも考えていたのだが、目当ての14インチiBookは取り寄せだった。アップルの出荷が追いついていないそうで、いつになるかも分からないという。
    ▼で、いろいろ見ているうちに、デカイG5Mac(重量17kg、奥行き47.5cm)が、接地面積だけ見ると実はG4とほとんど変わらないことを知る。ということはG3(重量:13.0kg、奥行き:46.7cm)ともあんまり変わらないということか? 高さは全然違うのだが、これならなんとか机上に置けるのかも。で、俄然G5に興味が出てきた。やっぱりデスクトップはノートよりも快適なのだ。
    ▼だがそうなると大変だ。ノートは取りあえずオモチャとして買ってみて、遊びながら使っていこうかなと思っていたのだが、デスクトップを買い換えるとなると、データの移行など全面的な作業が必要だし、現在のG3Macの処分も問題だ。いま、PCの処分ってどうなってるんだっけ……。などと色々考える。うーむ。
    ▼新刊。

    e-書棚。書棚専門販売サイト。なかなか魅力的な。
    ▼ZAKZAK。“残飯で発電”の時代だってやってくるかも 生物資源活用のビジネスが一段と活発化
    ▼ZAKZAK。ハっ?エっ!目と耳はもともと同じだったって。国立遺伝学研究所の岡部正隆助手ら。目、耳、脚の角度を感知する伸展受容器が形成するatonalなる遺伝子があって云々、という話。記事では良く分からない。
    ▼それにしても夕刊フジにはきっと、科学記事をやりたくてしょうがない記者が一人いるんだろうな。あんな新聞にこんな記事が載るのは不思議でしょうがない。
    ▼朝日。リウマチで骨破壊、仕組み解明 治療法開発へ期待。国立相模原病院臨床研究センターの鈴木隆二室長、塩野義製薬医科学研究所の前田朋子主任研究員ら。
    ▼日経。研究費獲得額(2)論文発表・特許出願数(3)産学連携の取り組み――の三つの視点から研究力を順位付け
    ▼BizTech。消費者はメディアのWWWサイトを習慣として訪問
    ▼朝日。「余力残しつつ」異例の決断 休刊の「噂の真相」編集長。3/10発売号で。
    ▼朝日。位牌も世代コータイ 朱色や木目、チェックも
    ▼毎日。牛丼代替食はやっぱり安め インフォシーク調査
    ▼ZAKZAK。金ちゃんはどこまでやるの?将軍後継者指名できず。タイトルにウケた。でも若い人たちは知らないだろうな。
    ▼ZAKZAK。USJ“火の車”…大阪市が50億円緊急支援 客単価3割減、アトラクション導入前倒しで。潰れる前に一度は行きたい。
    ▼京都新聞。「アエラ」でやらせ写真  朝日新聞社がおわび。そういや今週のAERAの表紙には、萌えている人がいっぱいいるみたい。
    ▼朝日。愛知万博デザイン、ロックウェル作品と「そっくり」の声
    ▼カネボウは大変な状況だったんですね。
    ▼そろそろ確定申告の準備をしないと。
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  • 04.02.15 
  • ▼『ゼブラーマン』見た。思っていた以上にフツーにヒーローもの。コメディだけど。ああいうのを一度撮ってみたかったのかな。映画館出るといっぱい並んでいてビックリ。
    ▼『イノセンス』を見る前にこれを読んでおくと、といった参考書を挙げたりしてみようと思ったのだけど、ネタバレに直結するので、やっぱりやめようかな、どうしようかな。制作側もそれは分かっていてやってるわけだから、別に書名を挙げてもいいのだろうけども、いまの段階ではまだ早いかなと思ったり。
    ▼でも敢えて分かる人には分かるヒントを提示するということは、謎解きの展開には押井監督はまるで興味がなく、やっぱり「人形(人間)」について「人形(人間)」が色々語る、ということのみに興味があるのだということを示しているのだろうなと思ったり。
    ▼esBooks。「イノセンス」公開記念キャンペーン。いわゆる普通の書店が展開するだろう「普通の本」のリストはだいたいこんな感じでしょう。マンガの「攻殻機動隊」が入っていないのは、宣伝側の意向なんじゃないかな。でも僕が挙げたい本はこういう本じゃない。それはそれとして、復刊された『少女季 天使のたまご』とか懐かしい。
    ▼『アドルフの画集』。画家を目指していた頃のヒトラーを主人公にした映画。見たい。東京ではテアトルタイムズスクエアにて上映中。
    ▼「指輪」完結編は、見たら終わりなんだなー、と思うと、なかなか足が劇場に向きません。乗り遅れちゃったせいもあるけど。まあ、どうせさらにまた完全版が出るんだろうけど。
    ▼テレビでやってた『暴走特急』をまた見てしまった。「ケイシー・ライバック」シリーズは「世界最強のコック」ただ一人のために、プロの悪党がそれなりにしっかり立てた計画が脆くも崩壊する、という痛快さにある。敵もそれなりにしっかりしてないと面白くないのだけど、映画の世界では相変わらず間の抜けた悪いヤツらがいっぱいなのはなんでだろう。
    ▼Mac関連の雑誌を久々に開いてみる。うむ。iBookを買うと楽しい世界が待ってるような気がしてきた。
    ▼課題図書だった『皇帝の魔剣』(ペトラ・エルカー/扶桑社ミステリー)から。
    「だが、わしが恐れているのは」父は言った。「どの司教も領主も、筆写生が敬虔な気持ちで書いた聖書でなければ、買い求めないのではないかということです」

    「だから、われわれの技術は、筆写生の技術の欠点を補う、完璧なものでなければならぬ」グーテンベルクは尊大な口調で言った。「まず最初に、聖書からとりかからねば、誰もこの技術を本気にはしてくれまい。だが、もし成功すれば、そなたは、私に支払う分の二倍の金をとりもどすことができるのだ」 (224ページ)

    ▼読売。不妊カウンセリング普及へ臨床心理士らが研究会
    ▼朝日。<彼氏のケース>病んだ母を救う方法は
    ▼CNET。全授業教材を無料公開するMIT流オンライン教育の根拠
    ▼朝日be。キミの名は:オムロン。「御室」に「運」
    ▼目が痙攣してきたので寝る。
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  • 04.02.14 強風のち小雨
  • ▼春一番。そして天候は悪化。いつもどおり。
    ▼僕は病院嫌いなので、風邪薬はC1000タケダ・ビタミンレモンホット
    ▼人間はほっとけば治るのだが、機械はそうもいかない。一時、Macが起動不能に。しかもCDからも起動せず、マジであせる。PRAMクリアすると無事起動したのだが、やっぱり根本的にどこかおかしいのだろう。何か新しいマシンを買ったほうが良いのかもしれない。一番安いiMacか、Windowsノートでも買ってみようかという気になってきた。
    ▼気ののらない原稿の作業をやりながら、何人かの人と『イノセンス』についてメールでやりとり。うーむ。
    ▼マスコミ試写のときにバトーのコスプレをしたでかい人がいたのだが、『ケルベロス』『人狼 JIN-ROH』主演の藤木義勝さんだったとのこと。あの目をしたデカイ人に目の前にヌッと出てこられると、「うを!」と感じるということが実感できた。
    ▼原稿のほうは完成せず。
    ▼昨晩のCBSドキュメントに音楽サヴァンの「レックス君」が登場。ウィリアムズ症候群の人っぽい顔つきをしている。同時に4つの音を鳴らしても正確にあてることができ、はじめて聞いた曲を一度聴いただけで弾く。ところが普段の彼は視覚障害と知的障害を持つ少年。そのあと、ロンドンにてデレクという青年が登場。彼は指で3を作ることもできない。だがピアノを弾き始めるとまったくの別人。一般的な言葉の理解能力は2,3才程度で、ナイフやフォークも使えない、人に促されないと食事さえできず、自分の歳でさえ覚えていない。だが、ある曲を「ベートーベン風に」「モーツァルト風に」というレポーターからの注文には即座に応じてみせた。障害と能力の因果関係は、謎に包まれている。
    ▼スタジオの解説は「神様の贈り物」と言っていたが、まあ「gift」という意味では確かにそのとおりだ。「音楽を奏でる」とは、「運動」行為だと見なせる。だが音楽天才の彼らは、楽器を離れると服のボタンすらかけられない。しかしピアノの前では指が動く。ピアノというインタフェースによって、自由度が拘束されるのかもしれない。彼らの多くは、ひたすら音楽を奏でる。それが喜びであるらしい。なぜ音楽を奏でることが快感なのだろう。
    ▼レックスの母親は、「レックスは音楽を迂回路として様々な能力−−友達と遊んだり、人とコミュニケーションを取ることを覚えた」と語る。
    Google Adsence、昨日、報酬額が100ドルを超えました。クリックして頂いた方、どうも有り難うございます。いまは円高だけど一ヶ月足らずで1万円くらいか。こりゃやっぱ他の広告とは比べものになりません(ちなみにバリューコマースのほうは全くのゼロ。しかも今は統計ツールまで壊れてる)。なお、いまは小切手でしか払えないという話なので、僕は支払いは保留にしてもらってます。うち程度のサイトでもこのくらいいくとなると、いわゆる有名サイトはかなりの金額になりそう。
    ▼AstroArts。 宇宙からのバレンタインプレゼント:ばらの花束と巨大なダイヤモンド
    ▼AstroArts。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した黒眼銀河M64の不思議な姿
    ▼HotWIRED。ヘルメット型冷却装置で脳卒中を治療
    ▼HotWIRED。iPodを使ったマルチ商法がイーベイで急増中
    ▼読売。米の砂漠、火星滞在実験続く…読売記者も参加
    ▼読売。詰めるには「球より楕円」、米グループがチョコで実験
    ▼読売。京大の国産ES細胞使用計画を承認、再生医療に弾み
    ▼読売。心筋こうそく患者の血管再生へ幹細胞移植…京都府医大。「京都府立医大循環器内科の医療チーム(代表=松原弘明教授)」。
    ▼読売。あかね色の下の青空は地球の影…夏も終わりの南極基地。「地球影」。水滴や氷滴を含んだ大気がスクリーンになり、地球の表面が映し出されるのだという。こんな粗い解像度の写真ではさしたる感動もないが、へー。
    ▼ITmedia。ネット広告販売、ドットコムブーム期超える
    ▼ITmedia。Microsoft、Windowsソースコードの流出を認める
    ▼ITmedia。2006年、車は“ナイトライダー”への一歩を踏み出す。ゼンリンデータコムの林秀美社長。モーターショウでお披露目したエージェントの話。
    ▼ITmedia。「私とデート気分でドライブしましょう」〜“ナイト2000”第1号はサツキ・メイ・リン。でもキットだったらたぶん「マイケル。私をこんな旧式と一緒にしないでください」と答えそうな気がする。
    ▼ITmedia。地図や乗換情報は“鮮度”が大事
    ▼ITmedia。NTT、東大やイリノイ大と共同で新しいQoS技術のデモ
    ▼ITmedia。バレンタイン前に二人の愛を確かめる「愛発見器」。精度96%。つーか、こんなの使って愛を確かめる奴らって基本的にバカかラブラブかどっちかでしょ。ラブラブって出しとけばいいんじゃないの。
    ▼恐がり - 模倣犯。イノセンス報告。『六本木ヒルズ朝まで文化祭』の報告なので、ネタバレの心配はなし。
    ▼月刊「文藝春秋」が100万部刷ったそうだが、そのうち何割が断裁されるのだろう。雑誌って、ほんと資源の無駄遣いだと思う。本や雑誌は商品それ自体が同時に広告なので、そういうことになってしまうのだけど。
    王蟲アイスチャペル。グレートですね。
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  • 04.02.13 
  • ▼テープ起こし。
    ▼夜になって日比谷のみゆき座に。『イノセンス』マスコミ試写会。感想は今は書きませんが、予告編で受けた印象とは少し違いましたね。いかん、色々書きたくなってくるのでここらで。
    ゼブラーマン ▼新刊。

    ▼bk1。【対談】松浦晋也×笹本祐一「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」
    ▼毎日。理研:前理事が200万円流用 研究費を目的外使用
    ▼毎日。親を追い越す子供のネット知識 大人はどう向き合うべきか
    ▼毎日。携帯機器汎用の太陽電池電源を商品化 NTT
    ▼ITmedia。自分がTVの中に入ってプレイ 新感覚ゲーム「EyeToy」EyeToy : Play。やっぱり面白そう。これってビジョンチップの応用だよね。
    ▼ITmedia。世界初“蓄積型双方向放送”、終焉へ
    ▼ITmedia。ヤフーが、プロモーションで繰り返してきた「成功と失敗」。月間186億ページビュー。
    ▼朝日。松本零士さんデザインの水上バス、浅草―台場間に3月就航
    ▼JAXA講演会「ブラックホールの謎に挑む〜ノーベル物理学賞受賞者リカルド・ジャッコーニ博士を迎えて〜」。東京国際交流館 プラザ平成 国際交流会議場。2/27日。
    ▼日本科学未来館。インタープリター(展示解説員)四期生募集非常勤インタープリター(展示解説員)募集
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  • 04.02.12 
  • ▼アマゾンから本が2回届く。しかも続き本の上巻と下巻がそれぞれ午前と午後に。ちなみに下巻が午前中着。どうしてこうなのかね。
    ▼広告を貼るのがマイブーム。というわけでずっと昔にアカウントを取ったまま放置していた「バリューコマース」の広告を色々貼ってみた。一ヶ月くらい様子を見てみよう。ちなみにこの「バリューコマース」という文字も広告である。
    ▼でもやっぱりGoogle Adsenceほどの面白さや魅力はないな。昔と違って、単にクリックしただけでは報酬に繋がらないものも多いし。こりゃ、やっぱりGoogleの一人勝ちになるのかな。
    ▼突然、昔の彼女がよく牛丼を作ってくれたことを思い出す。僕はその牛丼にいろいろ文句をつけながら食っていたのだった。当時の僕はつきあう相手として最低だったと思う。最後は愛想を尽かされて僕から離れていったのだけど、彼女はいま何をしているのかなと思った。
    ▼完全に現実逃避だな。家でずーっと一人で仕事やってると、うんざりしてくる。取材で出る日以外は、誰にも会わず、下手すると誰とも話さない。一人仕事の弱点はこういうところだ。
    ▼新刊。

    ▼「ミラーマン」という単語を耳にするたびに「ミラーマンのオヤジ」という悪口を思い出す。
    ▼人にメールで言ったことなのだが、ついでなのでこっちにも書いておく。Σブックをはじめとした電子ブックの話だ。
    ▼僕は今のコンセプトの電子ブックの一番ダメなところは、汎用ビューワーにしようとしているところだと思う。「汎用」というのはマルチメディア云々のことではない。「いろんな本が読めますよ、外にも持ち出せますよ」というコンセプトそのものがダメだと思っている。
    ▼ではどういうコンセプトならありなのか。僕が考える電子ブックのコンセプトは、メディアとビューワーが一体になっていて、基本的に普段は書棚におさめておくが、見たいときには膨大なコンテンツを検索でき、しかもそれをパっと見られるようなものだ。
    ▼具体的に言うと、DVDをいっぱい持ってる人ならイメージしやすいと思うのだが、棚に収めているDVDのパッケージをパカッと開くとそのまま中身が見られるビューワーになっているようなイメージだ。
    ▼では、中にはどんなコンテンツが入っているべきなのか。僕は、まずは雑誌のバックナンバーだと思う。たとえば、「日経サイエンス」20年分が中に収められた電子ブック。「月刊アスキー」10年分が入った電子ブック。こういったものがそれぞれバラバラのパッケージで書棚に並んでいてもいいはず。こういうこと言うと、PC系の人はソフトだけ売ればいいじゃないかと言い出すと思う。でもそうなると、著作権だの何だのと非常にややこしい問題が発生する。また、どちらにせよディスク等メディアを保存する必要もある。そんなのめんどくさい。端末の数をケチるのもバカくさい。
    ▼また、実際に雑誌記事を検索したことがある人なら分かってくれると思うのだが、何はともあれ、「読める」ということがまず必要なのだ。大量の雑誌の束を保存するかわりに、それ一個買えばすむようなものがあったら、無茶苦茶便利だと思う。その目的のためには、「いろんな本」が見られることは全く必須ではない。むしろ「その端末」を開けば、必ず求めていた情報が見つけられる、ということのほうが遙かに重要である。
    ▼つまりこれは、以下のように言い換えることもできる。取りあえず現状では「書棚を省スペース化できるアイテム」として電子ブックを発想してはどうか。電子辞書はまずそっちから普及したわけだし、ちょっとした検索機能をつければ、それで十分オッケーだと思うのだ。
    ▼思うに、今の電子ブックのコンセプトは、所詮、供給側の発想でしか考えられていない。そのため発想が逆さまになっているんだと思う。
    ▼たとえば、今週発売された「週刊少年ジャンプ」を電子ブックで読みたいと思いますか、ということだ。そんなの紙で読めば十分でしょ。それよりも、10年分の少年ジャンプが重さ数百グラムの端末で全部読めるほうが嬉しくないですか? まあ「ジャンプ」は例として良くないが、たとえば廃刊になっちゃった雑誌とかね。
    ▼とにかく、一媒体につき、一つの端末。そういう発想があってもいいんじゃないかと思うんだけど、どうかな。少なくとも、個人は買わなくても図書館は絶対買うと思うね。10年前だろうが20年前だろうが、パッとバックナンバーを読むことのできる端末のほうが用途はある。間違いない。
    ▼汎用なんていうのは、その先にあるものだ。まずは一つを極めることのほうが、絶対にニーズがある。特にマニア向け雑誌とかだと、古本屋でコンプリートしようとする人たちがいっぱいいるわけでしょ。開発者の人たちは、どうしてそういうニーズを見ないのかな。
    ▼NTT。光メモリ“インフォ・マイカ”のプロトタイプを完成 〜切手サイズのプラスチック媒体で1GBの記憶が可能に〜。透明メモリ媒体。来た来た。『マイノリティ・リポート』の世界は近いね。インフォ・マイカ情報ページ
    ▼毎日。ES細胞:ヒトクローン胚から作成 臓器複製に道 韓国チーム
    ▼読売。百年前発見の化石は“最古の昆虫”…4億年前と確認
    ▼AstroArts。宇宙背景放射は予想以上に銀河団の影響を受けているかもしれない
    ▼毎日。300年先の地球の気候を予測するスパコン 米IBM
    ▼毎日。廃家電を運送会社が横流し リサイクル悪用 福岡
    ▼毎日。GPS利用の救難支援システム 兵庫県加古川市
    ▼日本工業新聞。新幹線最速360キロへ、JR東が試験車両製作。マグロみたい。
    ▼CNET。グーグルの「ブロガー」サービス、RSSを見捨てAtomへ鞍替え。メモっておく。Atom - RSS改訂の試み
    ▼CNET。ベリサイン、オンライン詐欺の急増を警告
    ▼インターネット・オークション詐欺はどんどん巧みになっていて、少額商品や、時には高額商品なども含めて、巧みに参加者の「評価」を上げていき、最後に一気に詐欺る、という感じになってるんだそうな。僕は新品主義なところが昔からあって、その手のものに手を出してないないのだけど。
    ▼朝日。放射線診断での被曝でがん発症、日本トップ 英大学研究
    杉山清貴とオメガトライブが18年ぶりにライブをやったそうだ。相変わらず「爽やか」としか言いようがない声で歌いまくっていた。
    ▼All About Japan。eブックオフ:百万点の再整理。昨年12月にリニューアルしていたんだそうな。
    ▼All About Japan。週末起業ネタを徹底検証!
    PASCO GIS GALLERY。リアル・シムシティ、あるいは「マトリックス」への第一歩はここまで来ている。
    ▼Woman excite。ブログって、やってみたい? これが実態です。
    ▼INTERNET Watch。地図情報・乗り換え情報の主流はオンラインへ〜楽天・三菱総研調査
    ▼CNN。オンライン・ゲームにはまる中年女性 AOL調査
    ▼『ショーシャンクの空に』DVD廉価版。3/25日発売予定。
    ▼『マトリックス レボリューションズ特別版』予約開始。4/2日発売予定。
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  • 04.02.11 
  • ▼ウイルス、ウイルス、ウイルス。来てほしいメールは来ず、ひたすらspamとウイルスメールだけが山のようにやってくる。今日だけで200を超えている。
    「○○とは」検索が役に立ったというメールを頂戴した。ほら、やっぱり。
    ▼『タイムライン』を見た。暗い映画は嫌だなと思ってこれにしたのだが、えらく大ざっぱな映画だった。
    ▼毎日。松屋:15日以降、牛めしの販売休止 大手4社の牛丼消える。次は牛タン屋さんたち。
    新佃島・映画ジャーナル。映画批評家・服部弘一郎氏のブログ。牛丼日記と化している。
    ▼いっぽう、bk1のシステムやってる人のブログから。吉野家フィーバー。自分も店舗運営側にいるのに、よくもまあここまで他人の店のことを無茶苦茶言えるもんだな。しかも何の根拠もない単なる悪口。「どんな店でも、裏で頑張っている人間がいる」っていうことを考える想像力もないらしい。不要になった人間を次々に放り出していった結果、bk1は、こういうヤツばかりになってしまったんでしょうかね。哀しいことだな。
    ▼それはそれとして、bk1は最近ますます重たくなってる。表のページだけじゃなく、決済するところで、あり得ないほど時間がかかる。他人の店の悪口言ってるヒマがあるなら、他にやることはいくらでもあるはずだと思うのだけどな。しかもこの人、昼間は「マーケティング」やってるらしい。はあ。
    ▼bk1の良いところは結局、在庫と配送だけで、買う側からすれば何一つ進歩していない。アマゾンは軽快だが在庫と配送はチャランポランで、こちらも全然進歩していない。売り上げの差はほぼ10倍だと聞くが。
    ▼ASCII24。ソニー、ネットワークウォークマンの新機種『NW-MS77DR』を発売──USBクレードルに録音機能を追加
    ▼eiga.com。「スター・ウォーズ」旧3部作のDVDがついに発売!
    ▼読売。ジブリ美術館は、平日16時からが“穴場”
    ▼ITmedia。アキバにコスプレ居酒屋が3月オープン!!
    ▼『エイリアン・アルティメット・コレクション』。4/30日発売。
    ▼少し熱っぽいような気がする。
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  • 04.02.10 
  • ▼アクティブ・タッチ−−能動的探触行動と、メールのコミュニケーションは似ているところがあると今更ながら気がついた。アクション、リアクション−−そして安心感。「そこにある」「そこにいる」という存在感の確認。その過程を経て、自分自身の存在も確認する。暗闇の中で手を伸ばすときのような。もし本当に、同じようなニューロンが働いていたら面白いな。
    ▼かなり昔にやった取材の記録にリンクを張ってみる。デザイン哲学としてのテレプレゼンス――ウィリアム・バクストン・インタヴュー。かなり昔の割には、今でもぜんぜん通じる話をしてもらっている。「ユビキタス」とか、この頃からもう普通にインタビューのなかで使っていたんだな。読みやすいのは、翻訳の山田和子さんのおかげだ。
    ▼筑波大学東京キャンパスへ。久々に茗荷谷の駅で降りる。
    ▼取材終了後、東京都現代美術館へ。球体関節人形展を見た。図録を買って帰宅。
    ▼新刊。

    ▼『全図解ナノテクノロジー』って本当に榊先生が書いているのだろうか? だとしたら買ってもいいけど……。『ビジネスチャンス発見の技術』(大澤幸生/岩波アクティブ新書)は、『チャンス発見の情報技術 ポストデータマイニング時代の意志決定支援』(大澤幸生監修/東京電機大学出版局)の廉価版みたいなもの。
    森永さんの日記を見て、森先生の「全機する」の話を思い出す。
    ▼僕はぜんぜん全機していない。
    ▼RFIDテクノロジ。無線ICタグで変わる小売業――ドイツでのスーパーマーケット実験店に見る
    ▼BizTech。「遺伝子スパイ事件」が突きつける知財問題
    ▼HotWIRED。免許証のバーコードに記録された個人情報の収集に懸念
    ▼HotWIRED。「老化遺伝子」操作で、簡単に長寿を実現?
    ▼PC Watch。アイ・ビー・エス、電波状況を視覚的に確認できる無線LAN構築ソフト
    ▼毎日。新聞社のネット事業はどうなるか「オールド&ニュー」メディアのあり方議論
    ▼毎日。「スイカ」で買い物可能に 駅構内から実施 JR東日本
    ▼AV Watch。国内14社が「ユビキタス・オープン・プラットフォーム」設立 −ソニー、松下、NECなど情報家電の共通仕様策定に向けて
    第2回ナノテクノロジー総合シンポジウム(JAPAN NANO 2004)〜 開催のご案内 〜 3月15日(月)〜17日(水) 東京ビッグサイト。
    ▼少し体がだるい。ウイルスをもらっちゃったのかもしれない。
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  • 04.02.09 
  • 東海道新幹線「のぞみ」が人をはねた。高さ3mのフェンスと鉄条網を乗り越えて線路内に入ってきていたらしい。自殺。
    吉野家が牛丼をやめるそうだ。たぶん今後の展開は、それでも牛丼→和牛でなんとか→値段の高い和牛丼となって再登場→ふたたび米国産牛肉輸入再開→でも牛丼の値段は下がらない、となると見た。
    ▼神は脳のなかにあり、という話は小説、ノンフィクション問わずけっこう出てるからなあ。
    ▼『子供の科学』と『日経サイエンス』では落差がありすぎるような……。でもあとは『ニュートン』と『ポピュラーサイエンス』くらいしかないのか。あの二つはちょっとどうかなと思うしなあ。岩波『科学』は相変わらずだし。
    ▼工学(工作?)系ベクトルを持つ人ならむしろ『ロボコンマガジン』のほうが面白いんじゃないかと思ったりもするのですがどうなんでしょう。『ロボコンマガジン』は隔月ですが。あまりに違いすぎるか。それと、モノづくり属性を持っている人のばあい、あの雑誌は心の中がザワザワしてヤバイかも。
    ▼話は変わるけども、『ロボコンマガジン』は一部プラモ系雑誌がスケールモデル特集号とガンプラ特集号を交互にやってるような感じで、そのうちヒト型系ロボコンと非ヒト型系ロボコンとに別れるんじゃないかなと思ったり。もっとも、編集部の内情を聞く限り、そんなことをするのもまた難しそうだけど。
    ▼月刊『ニュータイプ』3月号。一年間続けさせてもらったコラム「森山和道のサイエントランス」最終回。どうも有り難うございました。普通の人は手に取りにくい雑誌なので、このサイトの読者とはあまり重なってないと思いますが。好きに書かせてくれた編集部にも感謝。コラムの原稿は、そのうちウェブにもアップしようと思います。と言いつつ、最近はろくにその作業をやってないけど。
    ▼というわけで、コラムを書かせてもらえる媒体も募集です。
    ▼JST。「ナノボール:次世代DNA解析デバイスの心臓部」−ナノテクでDNA解析が簡便・迅速・低コストに−
    ▼JST。グリア細胞の接着によって完成する神経細胞の成熟 ―神経シナプス形成における、グリア細胞接着の効果実証とその分子メカニズムを解明―
    ▼AstorAtrts。爆発的な星形成によってできた、銀河の泡構造
    ▼毎日[挑む]研究者たちの素顔/28。愛媛大教授・田辺信介さん (52)
    ▼ITmedia。発売を控えたΣBook 〜気になる点をチェック
    ▼ITmedia。片目で見れば立体に〜バンダイネット、待受画像配信
    ▼朝日。人工関節など「再利用控えて」 感染防止で厚労省指導へ
    ▼毎日。早稲田大とコナミが提携、共同研究など実施
    ▼朝日。在庫不足が一転、返品8万本 インフルエンザワクチン
    ▼数々の名台詞がいっぱい。たとえば、
    「何になりたいですか?」って聞かれたら、
    真っ先に「内閣総理大臣」って言う。

    翔、曰く』(哀川翔/ぴあ)より。

    ▼面白すぎです。
    ▼でも確かに元気は出るかも。さすが「自分の最高をやる」男。最近、弱ってるから、ハハハと笑ってちょっと泣ける、そんな感じにすごく弱くなった。「何かをやろうとしているヤツは、何もやらないヤツよりはすごい」という言葉を信じて頑張ろう。
    ▼ASCII24。【特別企画】アキバで閉店相次ぐ!今、電気街で何が起こっているのか?
    ▼ZAKZAK。みずほ銀「アニメビジネス参戦」の“裏の思惑” 著作権担保に融資、売れ筋作品に投資…
    ▼ITmedia。ケンタッキーで「イノセンス」プロモDVDをゲット。「イノセンスパック」。
    ▼『バンパイアハンターD Perfect Collection』。これはさすがにおかしいだろう。音声トラックしか違わないものを、どうして別々のDVDで出さないといけないのだろう? しかもこの値段。
    ▼サンスポ。「エイリアンvsプレデター」究極の対決映画今秋公開。「これは、曙vsサップ以上の注目の戦いとなる!」
    ▼朝日。「さらば。電柱より」―国交省PRに「無駄遣い」の声も
    ▼嬉しいことがあり、哀しいことがあり。両者は往々にして均衡しない。それがまた哀しくもある。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,086。
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  • 04.02.08 
  • ▼ボディシェーマやボディイメージの話、幻肢、そしてアクティブ・タッチの話を、茂木健一郎氏が分かりやすく『心を生み出す脳のシステム』(NHKブックス)のなかで書いていることに今頃気づく。紹介しているトピックスもほとんど同じで、ちょっとガチョーン。雑踏の中を歩くときに云々、といった例え話の展開まで同じで、かなりヘコむ。うーむ、じゃあ書いても意味ないわけか。やっぱ、書き方を変えないと駄目だ。
    『運動と脳』(サイエンス社)
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    ▼と言いつつ、相変わらず、積んでおいた本を読んでいる。いまは『運動と脳』(松波謙一・内藤栄一/サイエンス社)。たぶん、どちらかというと古典的な知見が多いのだけど、ものをつかむ「把握運動」と、腕を伸ばす「到達運動」が別々の独立した運動であることを示す症例の話とかは、やっぱり面白い。後頭頂葉が切除されると、ターゲットへの到達はなんなくできるのだが、把握することができなくなるという症例が報告されているのだという。また、ターゲットの大きさに対して適切に指を開くプリシェイピング過程で必要以上に指を大きく開くという特徴があるのだそうな。「この患者の場合、対象物に対応した手の形状の設定をすることができないため、いかなる対象に対しても大きく手を開くというストラテジー(戦略)をとることになる」(188ページ)。
    ▼いまは、このような運動をやっているときに脳のどの部位が活動しているかをPETを使って調べることができる。すると、把握運動特有に運動前野と後頭頂葉に活動が見られた。面白いのはこういったことではなくて、対象物の照合課題を行うと、把握運動で活動するのと同様に後頭頂葉が活動したという報告があることだ。これは対象物形状識別においても(実際に把握しなくても)把握運動する部位が関与していることを示している可能性があることを意味する。ただし、この課題の場合は、被験者側が握ることを最初から前提としていたため、把握運動をイメージしていたと解釈されている。
    ▼ブラインドサイト(盲視)とも関係する話も本書のなかでは続けて紹介されている。面白いので引用しておく。
    グーデールらは、視知覚と運動の協調に関する情報処理について興味深い症例を報告している。両側の後頭−頭頂葉系の切除患者では、不規則な形の対象物を区別し認識することはできるが、それを正確に拾い上げることを要求されても、自分の指を正確に対象物に設定することができない。また、反対に、両側の腹外側後頭葉の切除患者では、対象物を摘まむのにふさわしい位置に指を設定できるのに、それらの対象物を視覚的に識別することができない。この結果は、第1次視覚野から下側頭葉への腹側情報経路は視知覚そのものに、それに対して、第1次視覚野から後頭頂葉への背側情報経路は運動の視覚的制御に関係するという仮説に非常によく適合している。

     さらに、ビンコフスキーらは非常に興味深いデータを示している。頭頂間溝の前外側壁を含んだ皮質切除の患者では、到達運動はそれほど障害されないのに、対象物を把握するのに用いられる指の協調運動に選択的に障害が生じる。同じような頭頂葉切除患者でも、頭頂間溝前部が残っている場合は、把握運動は障害されない。健常者の到達運動中の脳活動をfMRIで撮像すると、頭頂間溝の前外側壁に賦活部位をみつけることができる。

     このことから、ヒトでも頭頂間溝の前外側壁に、把握運動のような精巧な指の動きを制御する機能がある可能性が示されている。視知覚運動では、視覚野から頭頂葉へ、さらに運動前野の回路が重要な役割を果たしている。この経路では、視覚系と運動系が統合されている。(188-189ページ)

    ▼ただ僕みたいなのはむしろ、視覚情報を提示されたときにピクッとからだが動いてしまうのはなぜなのかが気になるのだけど。あるいはインタフェース系の話でいえばオプティカル・ハプティクスみたいなこととか。つまり、意識しないで動いてしまう運動。やっぱり背側経路? でもホントにそれだけなのだろうか? 視覚刺激はいかにして運動指令を惹起する、あるいは運動指令に影響を与えるのだろうか? 何か面白い本があったら読みたい。
    ▼でもなんだかどんどんマニアックな方向にいってしまっているような気がする。
    ▼なおこれと関連するプリシェイピング過程に関する実験の話が『心を生み出す脳のシステム』では紹介されているので、そっちも引用しておこう。
    グッデールらは、図5−2のような錯視図形を被験者らに見せて、中央の円をつまむように指を伸ばすように指示した。その際、指がどれくらいの幅に開かれているかを計測した。その結果、主観的には錯視によって(a)の中央の円の方が小さく見えているにもかかわらず、被験者らの指の幅は正確な物理的幅に開かれているとういことが判った。つまり、形の認識とそれに基づく行動は別もの、ということになる。

    (中略)

     しかし、背側経路と腹側経路が全く独立に機能しているかというと、そんなことはなさそうである。(131ぺージ)

    ▼うーん。やっぱりかなり書き方を変えないと駄目な気がしてきた。面白い話は何度読んでも面白いのだけど……。
    ▼それはそれとして、「エビングハウスの大きさの錯視」の図を探しているときに面白いケータイサイトを発見。錯視の世界。錯視はケータイにピッタリのコンテンツだと思っていて、実は先日、ある人にも提案してみた。やっぱりもう作ってる人いるんだな。
    ▼こっちも。田村貞夫「3Dによる錯視図形」集
    URA-GIken経由でMYCOM PC WEB。第5回ROBO-ONE大会 - ロボットたちによるますます華麗な技の競演。画質がイマイチだが動画がいっぱい。やっぱり動画じゃないと分からないですね。向こうは二人で取材、こっちは一人なんだけど、やっぱり完敗だな。ITmediaのこばやしさんもずっとビデオで撮っていたし、僕も次からはビデオにしようかな。
    ▼ITmedia。「I-BLOCK」――LEGOブロックをつなげば、それが「プログラム」になる
    ▼日経。図書館の本貸し出し簡単、ゲートくぐればOK――慶大が開発。徳田研究室。
    ▼CNET。オンラインゲームはVoIP普及のキラーアプリになれるか?
    ▼CNET。「観ているつもりが見られてた」--TiVoユーザーに拡がるプライバシーの不安
    ▼ZAKZAK。「オレオレ」の次は子供の「ゴメンナサイ」詐欺 岐阜県内で新手口が続発
    1000号発売記念 別冊宝島復刻フェア。このなかで思い入れがあるのは『編集の学校』だ。誌上ワークショップ形式で実践的に「(広い意味での)編集とは」ということを考えさせる本。少し変わった発想法の本でもあるし、図解に関する本でもあるし、編集とはデザインだという考え方の本でもある。僕は大学時代にこれを何度も読んだ。大学生だった、という年齢のせいもあったと思うが、この本のなかで西岡文彦氏が書いていたことに、僕はすごく影響を受けていると思う。たぶん。
    ▼ARG。21世紀COEプログラムのリンク集(2002年度採択分)。「COE」という看板はあまり意味がなくなってしまったのではないかと思える乱立ぶり。
    ▼で、そのARGで知ったのだがPubzineが先週で終わっていた。まぐまぐ週間総合ランキングを見ると分かるのだが、読者数の増え方が明らかに減ってきている。インタビュー・メールも読者数がぴたりと増えなくなって、というか明らかに減少に転じてだいぶ経つが、まだ80位あたりに残っているし、僕のメルマガのような分野だけ増えないわけじゃないようだ。PC向けメルマガはやっぱり、ある意味ではもう終わっているんだと思う。ネット利用者増に応じて増えていくタイプのメディアではなかったということだ。
    ▼ネットを回ると、すでに指輪物語の完結編が公開されているような錯覚に陥る。みんなが先行を見ていたかのような。
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  • 04.02.07 
  • ▼アマゾンからの宅配便と一緒に、月末に行うインタビュー用資料が届いた。ゲラのコピー。これはみんなの意見が一致するところなのだが、ゲラはなぜか、束ねられた本よりも読みにくい。物理的に読みにくいのではなく、なんだか活字を追うのに時間がかかるのだ。なぜなんだろう。取りあえず、以前いただいた別の資料に掲載されていたところまでを読む。意味なし。
    ▼早稲田大学へ。21世紀COEプログラム「超高齢社会における人とロボット技術の共生」主催の国際シンポジウム「RTは安心を創造するか」。聴講した僕の結論:無理。理由:ロボット研究者たちは、実はそんなことに全く興味がないから。
    ▼今回のシンポだけじゃないんだけど、この手の奴って、自分たちがシーズだと思いこんでいる技術のかけらを売り込む先として高齢化社会だのなんだのと言っているようにしか聞こえないんだよね。本当は社会の要請に応えたいんじゃなくて、単に研究がやりたいだけでしょ、っていう感じ。それでも何度も聞きに行っているのは、中には本気で考えている人もいるのかもしれないなとかすかな望みを僕が持っているからなのだが。小型のエネルギー機関の話をした東大の笠木教授の話だけ面白かったかな。でもそれって早稲田COEじゃないよね。早稲田COEのシンポなのに、早稲田の人が研究の話を喋らない、というのもかなり不思議。
    ▼毎日。盗用:信大教育学部教授を停職処分 教え子の未発表論文使い
    ▼朝日。「首都大学東京」初代学長、西沢潤一氏に打診 近く内定
    ROBO-ONEのサイトで、月末に行われるROBO-ONEスペシャルの各競技場仕様が公開されている。これ、ほんとにできるの? それこそHOAPとかで、実際にクリアできるんだよという模範演技を示してもらいたいような気が……。取材する立場としても、そのほうが嬉しいんだけど、無理だろうなあ。ロボットアスリートを標榜していたmorph登場はもっと無理だろうし。「筋肉番付」にはプロ選手も登場した。こっちも「プロ」も出てくれるようにはならないもんだろうか?
    東京ゲノムベイかずさ国際シンポジウム2004。2月9日(月)、かずさアカデミアホール 。
    ▼『ザ・シムズ』。GameWatchのレビュー:奥深い味わいの人間観察シミュレーション。個人的には、今のコンピュータのレベルでのシムアースがやりたい。エクソダスとかいらなくて、ただ単にずーっと地球の面倒を見るようなゲームでいい。
    球体関節人形展。忘れないように。東京都現代美術館アクセスマップ
    ▼ところで、『攻殻機動隊』というアニメの認知度は非常に低くて、つい誰にでも通じると思って喋っていると困ることがある。
    ▼京都新聞。吉野家の牛丼、米では好調 「ノープロブレム」と人気
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  • 04.02.06 
  • ▼国立科学博物館分館に行く目的以外で初めて新大久保で降りた。焼き肉屋と中華料理屋ばかり。あのへんは新宿が空洞化することで生まれた繁華街だと思うのだが、家賃も高いと思うんだけどな。でも池袋でもちょっと外れると中華料理屋ばかりの一角があるから、やっぱり同じ現象なのだろうか。中心から離れて中央線に住むのは日本人ばかりなのだろうか?
    Google Adsenceはクリック単価がモノによってずいぶん違うみたいだ。レポートから判断すると1クリック数円から数十円まで10倍以上の差がある。どれが高い広告なのかさっぱりわからんが。
    ▼唐揚げとインスタント焼きそばは、評論家になれるんじゃないかと思えるくらい食ってる。ラーメン評価のサイトは多いが、唐揚げ評価のサイトってあるのかな。
    ▼すごいタイミングでiBookをメールですすめてきたApple Storeに行くと、ファインディングニモ売ってた。
    ▼以前WN-1を買ったThink the Earthショップから広告が来た。いまどきカレンダーをすすめられても。
    ▼変なショップ続き。ReCollectionから、The Cyborg Name Generator。それっぽいサイボーグ名を作ってくれるサイト。マグカップとTシャツも注文できる。僕は「M.O.R.I.Y.A.M.A.: Mechanical Obedient Replicant Intended for Yearly Assassination and Mandatory Analysis」。もうちょっと意味の通った奴にしてもらいたかった。
    ▼「大人の科学」からは4/17日に発売される「メカモクラブ」なるものの宣伝メール。パッケージ画像
    ▼新刊。

    ▼毎日[挑む]研究者たちの素顔/27 。米プリンストン大客員研究員・真鍋淑郎さん (72)
    ハトの帰巣経路は道路沿い 英動物学者の研究で判明。伝書バトが帰巣するとき、まっすぐ帰るのではなく幹線道路沿いに飛ぶことから、地上の風景やランドマークを頼りに帰巣しているらしい、という話。カラスなどにも同様のことが言えそうだとしている。この話が本当だとして、日本の研究者もテレメトリーをつけたカラスの行動研究はやっていたはず。なぜ日本の研究者たちは気づかなかったのだろうか? そっちが気になった。
    ▼ITmedia。火星探査車の不調、原因は「ファイルの消し忘れ」
    ▼HotWIRED。火星探査車『オポチュニティー』、地表の移動を開始
    ▼HotWIRED。米国防総省、問題の『ライフログ』プロジェクトをひそかに打ち切り
    ▼MedWave。もし「新型インフルエンザ」パンデミックが始まったら 迅速診断キットとノイラミニダーゼ阻害剤で防衛
    ▼日経デザイン。さらばエコノミー症候群、楽で楽しい次世代旅客機。とても機内のデザインとは思えない。逆に燃費が心配だ。
    ▼毎日。「e-Japan戦略2加速化パッケージ」が判明 政府IT戦略本部
    ▼毎日。マックつながり? アップルの原田社長が日本マクドナルドCEOに
    ▼毎日。セグウェイの試乗イベントで書類送検 警視庁
    ▼毎日。43%が「携帯でテレビ見たい」 ネプロ調査
    ▼Japan.internet.com。ネットコミュニティを活用した製品開発手法
    ▼ITmedia。スパムゼロの電子メールサービス開始
    ▼ITmedia。海の男のIT事情「GPS携帯電話活用編」「PCナビゲーション編」
    ▼INTERNET Watch。NTT、J-POPや演歌を再現できる音声合成技術「ワンダーホルン」うたばら.comで試聴できる。微妙。いまいち進歩が足らないような……。
    ▼goo、日本語自然文検索実験、開始
    ▼自然文検索ではないけども、ある言葉を調べようと思ったとき、単にその単語を入れるだけではなく「○○とは」といったキーワードを入れると、その言葉をきっちり定義しているウェブサイトが見つかることが多い。意外とやってない人が多いような気がするので、検索式とか使わなくていいTipsとして紹介。例:「SEOとは
    ▼検索の鬼みたいな人たちからすればアホみたいな小手先の技だけど、検索は要するに結果を意識することが大切で、どんな言葉が含まれたサイトを読みたい/探したいのかイメージすれば、検索窓に入れるべき言葉は自ずと決まってくる。もちろん『GOOGLEポケットガイド』(オライリージャパン)ほかを読めば色々なことができるのは言うまでもない。
    ▼ZAKZAK。ソニン“裸一貫”の再出発はインディーズから。「うたばん」の企画。
    手作りせんべい。つくりたい。
    キリー・ポッターIII USB超音波浄水加湿器 AIG-KIR。レッツ・コーポレーションのあれがUSB対応になった。
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  • 04.02.05 曇り
  • ▼まいった。やっぱりテープ起こしのファイルなどが一部消滅してしまった模様。救出を試みるも失敗。あきらめるしかない。
    ▼で、やっぱりMacが完全におかしい。なぜかIEを使っているときとFinderを使っているときはインライン入力ができない。Eudraやエディターを使っているときは問題ない。何かのファイルが壊れているんだろうが、どれだろう。分かる人、教えてください。
    ▼おまけにIEを使ってるとやたらフリーズするようになってしまった。取りあえずIEはインストールしなおしたが、やっぱり駄目だ。う〜む。これは「あきらめてiBookを買え」という神のお告げなのか? 安いしなあ。iBookあるいはPowerBookユーザーの人の声も伺いたいところです。昔はPowerBookな人だった僕ですが、ノートから離れて久しいので。
    ▼岐阜へ。岐阜大にて取材。取材が終わった頃に、岐阜は雪が降りまくり。でも名古屋に戻ると夕焼け。
    ▼行き帰りの電車の中ではツンドクだったダマジオの『無意識の脳 自己意識の脳』(講談社)を途中まで読んだ。
    ▼前の本『生存する脳』が正直言ってイマイチだったので、ほったらかしにしておいたのだが、こっちは今読むと興味深いことも書いてある。どうもダマジオの本はダラダラしていて好きになれないのだが、いまの僕がインタビューしたらきっと面白い話が聞ける、と思った。ところでこの本の中で展開される自己意識の仮説、研究者の方々の間ではどのように受け止められているのだろうか?
    ▼それと、この本の中で彼が言っている原自己とボディーシェーマ(ボディイメージ)との関連は? 単に言い換えただけ? なぜ彼は帯状回、視床、上丘が二次マップの座だと思っているのだろうか? まあ分からなくもないが……、でも断言する根拠が弱すぎるような気がするのだが。
    ▼INTERNET Watch。国税庁、確定申告書をPDF出力するWebサイトで個人情報流出
    ▼ZAKZAK。え!私の住基カード?…別人が虚偽申請で取得
    ▼産経。住基カードが電子マネーに 東京・荒川区
    ▼HotWIRED。12年間冷凍された受精胚による出産に成功
    ▼HotWIRED。「新品マックG5をウィンドウズマシンに改造」レポート掲載で大騒動
    ▼ITpro。“3000年分の新聞記事を3秒”で検索するシステムが登場
    ▼東京新聞。1000誌扱う“ネット書店” 不況の雑誌界に風穴Fujisanの話。風穴?
    阿蘇火山博物館の存続問題 財団法人で運営、阿蘇製薬が会見
    ▼PC Watch。ソニー、AIBOの店頭販売を中止 〜ソニースタイルでの販売に一本化
    U-kiさんのところを経由して、はてなのわかりにくさ
    ▼ウェブログツールが普及して、僕が受けている恩恵は、これまで以上に色んな研究者の方の日記が読めるようになったこと。CMS的に使われてなくても別に日記でいいじゃないかと思う。で、いろいろと読んでいるのだが、いまの僕の興味の方向性は間違っていないと思った。多分。外野には外野なりの方向性がある。
    ▼サイエンスライターというのが何をするの人なのか、僕は未だに分かってないのだけど、たぶん、科学のレビュアー兼紹介者兼なんとか、みたいな感じなのだろう。ここでいうレビュアーというのは論文のレビュアーとかそういう意味ではなくて、もうちょっと柔らかい感じでの評価付けというか。評価付けといっても上とか下とかオリジナリティが云々っていうよりは「この人の研究とこの人の研究は、別のこの人の研究で結びつけられてるんですよ」といったことを一般の人に向けて紹介するというか。そんな感じのこと。
    ▼よく考えれば−−あるいは考えなくても、本を紹介するときにはできるだけ意識的にそういうことをやっていた。それを本だけじゃなくて研究に対してやれば良いんじゃないか、ということに、風呂につかっているときにようやく思い至った。バカじゃねーのか、と思われるかもしれないけど。
    ▼バカと言えば『バカの壁』が47刷りで300万部を突破して、新書の新記録を達成する可能性が出てきたそうだ。
    EyeToy : Play。2/11日発売予定。
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  • 04.02.04 曇り
  • ▼どうもパソコンの調子が悪い。またメールをぶっ飛ばしてしまったような気がする。多分前回ほどの被害はないと思うのだけど、もしも大事なメールを送ってくれた方がいたら再送してください。
    ▼で、いろいろいじっていたら、完全にブッ壊れた状態に。ノートン先生そのほかに何度も登場してもらい、修復に数時間。勘弁してください。仕方ないのでカレーを作りながら直す。
    ▼修復すると、HDの空き容量が1Gも増えている。しかも何個かのファイルが失われているし……。いったい何がどうなっていたのやら……。取りあえず原稿を書く。
    ▼でも、まだ微妙に調子が悪いような気がする。さっきもまた再起動。これがたまたまなのか、それとも本格的にもう駄目なのか、さっぱり分からない。
    ▼いまだに古いMacの世界にいるわけで、この際、OSXの世界に移行してもいいのだけど、G5は物理的にデカイしなあ。G5ノートが出たら考えようと思っている。Windowsは、一時期心も揺れ動いたが、やっぱり魅力を感じない。でもパワーブックのあのヘナヘナキーボードは嫌い。仕事道具としてはWindowsのほうが優れているようにも思うが。最近は、録音しながらメモを取ると、自動的に両者をくっつけてくれるソフトもあるそうで、ライターな人たちはみんな使っているそうな。そういう話を聞くといいなあとは思う。でもやっぱりMacかな。
    ▼支払い調書がだいたい揃ってきたように思うので、昨年の収入をザッと計算した。本当にチマチマチマチマした原稿の積み重ね。こうやって見ていると、自分の心のなかでの仕事のウェイトと、その仕事をすることでもらった収入とが、ぜんぜん比例関係にないことをしみじみ感じる。それはきっと、今は良いけど、やがて破綻してしまったら困ったことになるだろうことを意味している。
    ▼「仕事」なんてそんなものなのかもしれない。だが、できれば、自分の心のなかで大きなウェイトを占めている仕事で、しっかり稼いで食えるようになりたい。ライターに限らずフリーランスで仕事している人間は、きっとみんなそう思っているのではなかろうか。
    『人体のしくみ CGデザイナーのためのグラフィックバイブル』
    (飯島貴志/ワークスコーポレーション)

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    ▼そうそう。『人体のしくみ CGデザイナーのためのグラフィックバイブル』(飯島貴志/ワークスコーポレーション)などは、ヒューマノイドやってる人には結構参考になるんじゃないかと思うんだけどどうなんでしょうか。もちろん肉の塊の人間と金属でできたロボットでは、リンクの数、質量バランスや慣性行列とか全てが全然違うわけで、人間はこんなふうに動いてます、と言われてそれをそのまんまやろうとしても無理だと思うけど。でも、目線の移動とか重心の移し方とか、今までの美術解剖書よりも面白いなと僕は思いました。少なくとも読み物としては面白いんじゃないかと思う。
    ▼CGクリエイターとロボットクリエイターの対談とか、もしもピタッと噛み合うとすごく面白いかもしれない。
    ▼新刊。

    ▼AstorArts。ハッブルが太陽系外惑星の大気に酸素と炭素を発見! 一瞬、大ニュースだと思ったのに。
    ▼朝日。国内初の遺伝子治療受けた患者に再度遺伝子治療 北大
    ▼Food Science。GMOワールド・青色ダイオードだけじゃない〜知的財産権や特許を巡る問題
    ▼読売。家庭のPC3千台つなぎ研究に活用…NTT西が実験Bio@Homeグリッド共同実験。
    ▼毎日。不正アクセス:個人データ引き出す 京大の研究員を逮捕 京都大学知的財産企画室なんて組織があるんだな。
    ▼毎日。ネット界も困惑? ACCS不正アクセス事件
    ▼ITmedia。NEC、カード型カメラ付き携帯を開発
    ▼NEC。超薄型実装技術を採用した世界最小・薄型のカード型カメラ付携帯電話を実用化。でもイヤホンマイクで喋るのはどうかと思う。
    ▼japan.internet.com。広告支援型 RSS フィードは、広告メディアの立役者となるか?
    ▼IT Pro。「このままでは日本のインターネットは崩壊する」IIJの鈴木社長
    ▼es! Books。雑誌の定期購読はじめました。こうして全てがセブンイレブンになっていく。かつては米屋や酒屋がコンビニになっていったわけだけど、書店からコンビニへ、っていう例はどうなのかな。
    腕時計コンピューティング10連発
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  • 04.02.03 曇り
  • ▼PC Watch 森山和道の「ヒトと機械の境界面」 二足歩行ロボット競技大会 第5回ROBO-ONE開催 〜「夢と感動、そしてそれを現実に」
    ▼結局、僕のROBO-ONEレポートは、決勝の様子だけでまとめてしまった。で、また例によって一番最後に外野からの声を書いた。
    ▼それにしてもこういったまとめ方はあんまり面白くないなー。結局、ロボットが違うだけで、毎回、似たような絵が並んでしまう。引いた目で見ると以前と同じなんだよね。かといってレポートをあまり私的な視点にするのもヘンだし、かといって、テレビのように誰か主人公を立てて演出するわけにもいかない。どうしたものかな。何か名案はありませんか?
    ▼いま書いていて思ったが、これはROBO-ONEだけじゃなくて、全てのロボット記事に言えることだな。う〜む。
    ▼『ガイアの夜明け』で未来のクルマ云々。すばるで自動運転にトライしている技術者(自称:「サンダーバード」世代)が、若い人から「『ナイトライダー』ですね」、と言われてなんだそりゃ、と思ってビデオを見て「これだよ、これ」と思ったという話は何だかおかしい。マツダのハイブリッドエンジン開発クルーが社長に労われるシーンは何ともいい感じのシーンですね。基本的にずーっと一人で仕事している僕らは味わえない世界だ。
    ▼テープ起こしにかまけてろくに仕事していない。かといって今はじっくりものが考えられない。仕方ないので、ちょっとした面白話(?)を書く。
    ▼くすぐられるのに弱い人がいる。ある研究によれば、よく笑う人は概してくすぐりに弱いらしい。だが、そんな弱い人であっても、自分で自分の体をくすぐると、くすぐったくない。与えられる刺激は同じはずなのに。実に不思議だ。これはいったいどうしてなのだろうか。
    ▼この問題は「そもそも自分で触るという行動はどういう行動なのか」という問題から考えていく必要がある。自分で腕を動かして触る行動は「アクティブタッチ(能動的触覚、探索的触行動、能動的探索行動そのほか)」と呼ばれている。運動と感覚の交叉する領域だ。このケースでは、皮膚は効果器であると同時に感覚器でもある。
    ▼くすぐられるとくすぐったい。これはつまり、感覚野の入力の結果、ある知覚が発生している、ということだ。逆に、くすぐられてもくすぐったくない、という状況は、その知覚が抑制されている、ということだ。つまり、自分でくすぐるとくすぐったくないという問題は、自分の体の運動指令が発生していると、ある知覚が抑制されるという問題だ、と言い換えて考えることができる。さらに言い換えると、問題は、どこがその知覚を抑制しているのかという問題になる。
    ▼では、まず感覚の面から考えてみよう。皮膚の感覚を担う領域は体性感覚野だ。このことはいいとして、この体性感覚野と運動の関係が、以前から色々と研究されている。たとえば体性感覚野を電気刺激すると筋運動が起きる。また、手運動を行うときに、運動に先行して発火するニューロンも存在する。体性感覚野が破壊されると、手指の運動が障害されることも知られている。これらのことから、体性感覚野が運動指令に何らかの影響を与えているのではないかと考えられている。ただし、どのような影響を与えているか、具体的には分かっていない(と思う)。
    ▼さて、東邦大学の岩村吉晃らは、サルの体性感覚野でブラシを触らせたときに反応するニューロン、固いものをさわったときに触るニューロンを発見した。ブラシはサルの体のようなふさふさした毛に触ったときに反応するニューロンであるらしい。面白いのは、自分の体をさわらせたときには、そのニューロンは反応しなかった、という点だ。自分の体に来た刺激−−触られた刺激と触った刺激を照合してキャンセルする機構があるらしい。
    ▼筋肉に対して運動前野から運動指令が送られるとき、同時に「遠心性コピー(efference copy)」と呼ばれる指令が発生して別のルートで頭頂葉に送られる。体は遠心性コピーの情報を使って、自分の体がどう動くか、事前に把握しているらしい。そしてその予測と、実際に運動した結果のフィードバックを随時比較しているらしい。この働きのため、人間は首を振って眼球を動かしても背景がザーッと流れるといった感覚を感じることはないのだと考えられている。つまり「予測による感覚フィードバック」が行われているのである。これがキャンセル機構ではないかと考えるのが取りあえずは妥当だ。ちなみに昆虫にもこういう機構がある。
    『タッチ』(医学書院)
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    ▼ここで「くすぐり」問題に戻ると、つまりは、予測しているからくすぐったくないのではないか、というふうに考えることができる。さきに挙げた岩村の著書『タッチ』(医学書院)にまさにこの話題が登場していて、面白い実験が紹介されている。ある研究者は、くすぐり装置を作ってこの問題に挑戦した。他人が機械を動かすと、くすぐったがる。ところが、自分でスイッチを入れるとくすぐったくない。機械を介しても、自分でくすぐるとくすぐったくないという状況があったのである。
    ▼このことそのものが不思議だと思うのだが、その話は取りあえずおいといて、研究者は、ちょっとした工夫を施した。くすぐり機械を操作するときに、ちょっとしたタイムラグを作ったのである。すると、くすぐり装置を動かして刺激が加わるまでの間に200ミリ秒あいだがあくと、くすぐったく感じはじめる、という結果が出た。このことは、予測による体性感覚野あるいはそこで発生した感覚の知覚の抑制が、200ミリ秒程度の間に留まっていることを意味しているのではないかと解釈できる。
    ▼次の問題は、どこがその抑制を行っているのかということだ。くすぐりのときの脳をfMRIで調べると、確かに体性感覚野の活動レベルは自分でくすぐったときのほうが低いことが確認された。そして、自分でくすぐっているときに活動レベルが高かったのは小脳だった。体を動かしているのだから、運動を司る小脳が活動するのは当たり前のようにも思われるが、小脳はもともと自分の体の動きを予測するという作業も行っている。このへんはたぶんロボットの人たちのほうが理解しやすいと思うのだが、そうしないと体を動かすことができない。で、自分で自分の体を動かしているときには、抑制のシグナルが感覚野に対して送られているのではないか、と考えられる。
    ▼ただし、『タッチ』の著者・岩村はこの結論にどこか納得できないようで「今後これを具体的に検証する必要があります」と話を結んでいる。
    ▼また体性感覚野と運動の関連に関しても岩村は『運動の神経科学』(ナップ)の中で下記のように述べている。
     ……しかしやはり体性感覚野は感覚野である。バラエティに富んだ受容野の形は、体性感覚野のニューロンが触覚認識と記憶のプロセスにからんでいることを推測させる。すなわちある機能面をもったニューロンが興奮すると、ある種の触覚記憶あるいはイメージが想起され、これが運動前野で関連する運動イメージに転換され、運動が発現するのではないだろうか。これは単なる反射機構ではなく、より高次の随意運動メカニズムすなわち手指の巧緻性、熟練の問題である。(108ページ)
    ▼ここで岩村が述べていることは、触覚が記憶のみならず運動タスクの引き出し、あるいはスキルレベルの問題にも大きく関わっている可能性が高いということだろう。アフォーダンスのような、ある特定環境下での行為のレパートリーの制限にも当然関連しているだろう。この問題は身近でありながら奥が深くて面白いと僕は思っている。
    ▼もらった。

    ▼立体映像やVRを作るための教科書みたいな本なのだが、勉強になるし、こういう視点の本は意外となかったので面白い。たとえば、データグローブを使うときには、まずユーザーの手の形状とVR空間上での手形状を一致させるためにキャリブレーションを行うのだけど、これなんて遠心性コピーあるいは内部モデルと実際の身体運動の一致とかのメタファそのまんまじゃん、とか、そのほか色々。僕と興味がもともと近い河合先生とその仲間達が書いているからだというのが理由としては大きいのだろうけど。
    ▼ふむ。自分の興味範囲の地図は、さすがにだんだん見えてきたように思う。けど。
    ▼BizTech。青色LED特許訴訟。中村氏の訴訟代理人の升永氏、特許法第35条改正の動きを批判
    ▼BizTech。正常型プリオンがプリオン病発症に積極的に関与を示す、米Scripps研究所
    ▼読売。子供時代の知的刺激が一流生む…研究者を調査
    ▼そういえば先日、人と話していて初めて気がついたのだが、預金の利率が6%あって、貯金が一億あったら、それだけで年収600万になるんだよなー。で、預金とかにあまり興味がなかった僕は正確なところは知らないのだけど、日本でも昔はその程度の利率はあったのだという。ということは、これから悠々自適だなあと思っていた金持ちの人たちは、いま貯金をかき氷のようにすり減らしながら暮らしているんだろうなあ。でもその人たちにはきっちり年金も出てるからいいのか。やっぱり世代間の差って大きいな。ま、いつ楽な時代を経験するかっていう差なんだろうけども。それにしても老後リタイヤ先にオーストラリアが選ばれる理由も分かるなあ。
    ▼japan.internet.com。NTT コムウェア、ICタグを利用し情報を連携する RFID ミドルウェアを販売
    ▼『3BOXセット ポスター・BOX 「ロード・オブ・ザ・リング」』。
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  • 04.02.02 雨
  • コーネルの箱▼『コーネルの箱』(チャールズ・シミック/文藝春秋)をめくりながら電車に揺られていると、自分が世界から切り離されて、どこか違うところに行ってしまうような気がした。
     秘密の家の秘密の部屋で、彼の秘密の玩具は、それ自身の静寂にじっと耳を澄ましている。

     その都市の上空をカラスたちが飛ぶ。彼の夢の幽霊、我々の夢の幽霊が、夜になると一堂に会する。見捨てられた暗い建物と白い雲が並ぶ街路でウィンドウの飾り付けをする人々と、そのマネキンたちのように。(102ページ)

    (略)

     古い教会や古い映画の、闇に近い暗さは、夢の暗さである。我々の記憶は神性を帯びた像である。記憶は通常の時間と空間の法則に支配されないからだ。夢想において我々が行っているのは、神々を創り出すことである。影と沈黙に囲まれた像。(略)沈黙こそ神が話す唯一の言語だ。(118ページ)

    ▼ジョゼフ・コーネル(1903-1972)。
    ▼だが実際に僕が揺られていたのは丸の内線でしかないのだった。大手町へ。NTT物性科学研究所大きさ60マイクロメートルの地球儀を作ったという発表を聞きに行く。EBリソグラフィ装置内で駆動できる「2軸回転駆動システム」のデモ用に作られたもので、ポリメチルメタクリレート(PMMA)の球を最小線幅10nmで刻んで描かれている。河そのほかも綺麗に刻まれていて、これはこれはまあ面白い。ある意味これも浮世離れしていると言えばしている。会見は10人程度しか来ておらず、ガラガラだった。応用とかについて色々と会見後に質問していると、僕が最後になってしまっていた。
    ▼読売。髪の毛より小さい直径、世界最小地球儀をNTTが製作
    ▼ついでなので、もう一つ、神について述べた本から引用しておこう。課題図書の『日本人よ。成功の原点に戻れ』(マハティール・ビン・モハマド/PHP研究所)。
     こう言うと、神は勝手だと言う人が必ず出てくる。たとえば、アダムは知恵のりんごの木からりんごを取って食べてはいけないと教わっていながら、結局はりんごを食べて、天国から追放されてしまう。もし、神がアダムに罪を犯さないようにしたかったならば、神はアダムがりんごを食べるのを阻止できたはずである。しかし、神はそれをしなかった。なぜなら、神は人間に「選択する」ことを許したからである。

     哲学的な運命論者は、神が人間のすべての運命を決定するかのごとき幻想を抱くが、実際には、人間は自らが進むべき道を選択することによって、さまざまな結果を生むのである。よい道を選択して、それを行えばよい結果が生まれ、悪い道を選択して、それを実行したときには、悪い結果が生まれるという、ただそれだけである。

     一人の人間の論理的思考は、他の人間の論理的思考と一致することは少ない。それは人間一人ひとり、みな違うように作られているからである。たとえ双子であっても、彼らの性質は一人ひとり独自のものだ。神は一人として人間を他人と同じように作られなかった。この世の中に存在する六〇億の人間の性質は幅があり、多種多彩である。だから人生それぞれ、にぎやかで面白いのである。そしてその中で、互いに助けあって仲良く暮らしていけるかどうかが、神が人間に課した、最大の宿題であると、わたしは信じる。(51ページ)

    ▼なお僕はキリスト教的な神はもちろん、神社の神様も信じない。
    ▼アマゾンから広告メールが来た。

    ▼朝日。ダウン症などの症状改善につながる遺伝子発見 住友化学。住友化学の生物環境科学研究所が発見した「NXF」。
    ▼毎日。アルツハイマー:脳内細胞に原因物質の除去機能 。「東京都医学研究機構精神医学総合研究所の秋山治彦副参事研究員ら」。ミクログリア。やっぱりミクログリアには何かあると思う。
    ▼毎日[夢を追う]。クジラはなぜ漂着? 謎に挑む−−国立科学博物館・山田格さん
    ▼読売。南極の微生物の商業利用に待った!国連大学が警告
    ▼HOTWIRED。人の感情や能力を常時監視するシステム
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  • 04.02.01 
  • ROBO-ONEROBO-ONE決勝へ。優勝は九州大学チーム。2位は前田さん。3位は坂本さん。
    ▼そのほかは記事に書くことにするが、見てるほうからすれば、過渡期なんだなと思う面もあり、三歩進んで二歩下がってるなと思った面もあり。マシンのレベルもあがっていくが、見てるほうも馴れてきてしまっているのだろうなあ。
    ▼それはそれとして、トーナメントそのものよりもランブル(バトルロイヤル)のほうが盛り上がりまくっていたような(笑)。
    ▼取りあえず、一枚だけ写真。決勝戦のあとに行われたエキシビジョ ンマッチでの1カット。OmniStrikeの長いリーチが良く分かる。今日一日だけで600枚くらい撮っている。動いているロボットを撮影するときは、あらかじめそのロボットの動きの範囲を把握して画角を決定することが必要。そして必ず予備動作があるので、それを見逃さないこと。もちろん人間も同じで、ガッツポーズする前田さんとかはその手で待ちかまえて撮った。
    ▼でもやっぱこうやって見ると、リングサイドから写真撮ったほうがいいなあと思ったりもする。戦況は俯瞰したほうが分かりやすいのだけど、やっぱりアオリで撮ると全然違う世界だから……。
    ▼当日、落ち着いて臨めるかどうかっていうのは相変わらず非常に重要な要素だなーと思った。当日は思っていた以上にあがってしまうものだから……。これはROBO-ONEだけに限らず、どんなものでもそうなんだけど。今回も、緊張のあまり手がガクガク震えてしまってる人とかいて、気の毒だなあと思った。思い入れがありすぎると余計あがってしまうだけに、見ているこっちも何とも言えない気持ちになる。
    ▼そんなことはともかく、ROBO-ONEはやっぱり楽しいなと思った。小学生の感想みたいですが、ほんとほんと。ランブルの盛り上がりようを見て思ったのだけど、ROBO-ONEは「やっぱ、みんなこういうの好きだよね」というのを現実にしているからいいのだ、きっと。
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