研究：アブラムシの菌細胞内共生系
　推薦図書：『昆虫を操るバクテリア』平凡社
　　　　　　 『アブラムシの生物学』東京大学出版会

○アブラムシの菌細胞内の共生系について研究しておられる、中鉢さんにお話を伺います。
アブラムシ（アリマキ）は身近な虫ですが、その体内には驚嘆すべき世界が広がっています。（編集部）

CONTENTS

• No.01
  • [01: アブラムシとはどんな虫か　単為生殖]
  • [02: 共生バクテリア・ブフネラ]
• No.02
  • [03: アブラムシの体は液体の袋同然]
  • [04: 菌細胞とブフネラの間のインタラクション]
• No.03
  • [05:DNAを安定化させる物質・ポリアミンに見る菌細胞とブフネラの共生関係の実際]
  • [06: ブフネラは自分自身の細胞膜を作れない]
• No.04
  • [07: ブフネラのゲノムはアブラムシにとってのプラスミドか]
  • [08: ブフネラの遺伝子]
• No.05
  • [09: シンビオニン]
• No.06
  • [10: 害虫としてのアブラムシとブフネラの関係]
  • [11: オルガネラと共生バクテリアの境界は曖昧]
• No.07
  • [12: 共生への歩み]
  • [13: ブフネラの遺伝子組成]
  • [14: ブフネラの遺伝子が菌細胞核に移行していないか]
  • [15: 体制の複雑さと遺伝子の数の不一致]
• No.08
  • [16: 共生の細胞生物学と昆虫への興味]
  • [17: 菌細胞も倍数化していてサイズだけが大きくなる]
  • [18: ブフネラの遺伝子にアデニンとチミンが多いのはなぜか]
  • [19: アブラムシに住んでいるウイルス]
  • [20: アリとアリマキ]
• No.09
  • [21: アブラムシに美味の感覚はあるのか]
  • [22: 無害な家畜バクテリア・ブフネラ]
  • [23: なぜブフネラはオルガネラになりきらないのか]
  • [24: ブフネラのタンパク質合成の変化]
• No.10
  • [25: 脱皮したあと、菌細胞のサイズが大きくなる]
  • [26: ボルバキア]
  • [27: アブラムシのバクテリアはアリに定着するのだろうか]
  • [28: シロアリの腸管のなかの原生生物、さらにその細胞内の共生バクテリア]
• No.11
  • [29: 抗生物質でブフネラを叩いてやると……]
  • [30: 害虫でもゲノム解析は進んでいない]
  • [31: 昆虫は「考える」のだろうか]
• No.12
  • [32: アブラムシは個体密度によって寿命が変わる]
  • [33: 有翅虫]
  • [34: 変だと思ってるからこそ研究している]