97年11月 diary


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  • 97.11.30
  • ▼映画宣伝の腰巻きを付け、表紙のかけ変わった「らせん」「リング」などを本屋で見ていて改めて思ったのが「やっぱり世の中、『ホラー』は市民権ありありだよなー」ということ。少なくとも今はそういう時代だよな。SFというレッテルの小説は読みたくない(読む気がしない)という人も、ホラーやミステリーなら読む、という状況は、やっぱりある。
    ホラースタイル、ミステリスタイル、SFスタイル。最近の「売れ筋小説」は、これらが混ぜ合わされたところに、それぞれがある。作家の人は、それぞれの要素をどのくらい混ぜて書くか意識する人も、しない人もいるんだろう。多分。わかんないけど。
    「ファン」としてはどうなのだろうか。僕自身は、ホラー─SF系は読む。ミステリ─SF系はあんまり読まない。ホラー─ミステリ系は意外と読む。こんな感じかな。やっぱり、頭のどこかでフィルタリングして読む読まないを決めているのだ。
    いまさらだけど、ふと思ってしまった。
    ▼TVでは風邪の特集多し。フジで連続昏睡暴行魔に関する公開生放送捜査。
    ▼CBSドキュメントは、グリセリンだと思って混ぜていたものがジエチレングリコールで、その「クスリ」を飲んだハイチの子供が80人以上大量死した事件。FDAが探ったところ、その出所が中国であった、というもの。中国は責任の所在を明らかにしていないそうだ。アメリカ国務省はその件に触れたがらない、という。
    ▼出羽俊和さんが「ある化学者の屋根裏部屋」で「ベストサイエンスブック'97」の案内をしてくれた。どうも有り難うございます。


  • 97.11.29 雨
  • ▼特に何もなし。僕はね。
    ▼SF系掲示板は引き続き盛り上がったまんまだったらしい。まとめ読みしてようやく気がつく始末。いま一番熱いのは
    ここ。でも僕はのださんの掲示板にせこせこと書き込みなど。


  • 97.11.28
  • 日記が<フリーライター残酷物語>と化しつつある金子誠さんは(お互い)大変そう(笑)。掲示板なんか作ってていいんですか?
    でもあっちこっちで書いているように見えるのになあ。やっぱりライターは大変、ということですね。
    ▼駅の本屋を冷やかすと、早川と扶桑社の新刊が出てた。冷やかすつもりが4000円も散財してしまった。崩したばかりの1万円札が。。。


  • 97.11.27
  • ▼SPEEDのプロデューサー伊秩氏が新たに仕掛けたDEEPS。こうやって文字にすると、思わず笑えてしまう。逆から読むと、って奴ね。しっかし、あのメンツ、そのままフーゾクに行っちゃいそうだったぞ、大丈夫か?将来はSPEEDもDEEPSへってことなのかなあ。
    タニグチリウイチさんの日記で知ったAERAのチバレイの記事を立ち読み。なんだか何が言いたいんだかはっきりしろよと言いたくなるような記事。あー、そうそう、あの手の雑誌の表紙なんか、ほとんど売り込みですよ。


  • 97.11.26 雨
  • ▼銀行、証券会社などがバキバキ(というほどでもないが)潰れていくのを見ても、僕にはあんまり関わりがない。だからどうした、としか言いようがない。別に起業するつもりもないし、証券会社にカネなんか預けてないしね。それよりも今月どうやって食うか、ということの方が大切だ。
    しかし、内定もらってた学生の方は確かに可哀想ではある。あっという間に年収1000万超えて、ってなビジョンを持っていたんだろうから。まあ、それも人生だよ。
    ▼というわけで、今日はセコセコ昨日の座談会をまとめてメール。
    ▼「
    劇場としての手術」の書評をアップ。この日に見つけた本だけど、この本の訳者はいま色々と話題を振りまいている(オルタカルチャー、ワイアードなどを参照せよ)山形浩生さんだった。
    ▼柴野先生から喪中の葉書が届く。ご母堂のご冥福をお祈りします。


  • 97.11.25
  • ▼四谷へ。元ホニャララホニャヤラ誌の編集長だったホニャララさんに会う。打合せ、というか雑談。今は迷惑かもしれないので、伏せ字。企画が完全にGOになったら伏せ字はやめます。
    ▼次の仕事までヒマと時間があったので、そのまま九段下を経由して神保町まで歩く。「神が作った究極の素粒子」が3300円で売られていた。無茶苦茶惹かれつつも、じっと我慢。
    ▼飯田橋の「
    社団法人 科学技術と経済の会」のビルへ。今日は、座談会の書記をやらされることになっていたのだ。メンツは濃い。アクセス向上委員会の橋本大也氏、ファーストニューズの波木井卓氏、メディアコムの森博臣氏、フィールドゲートの児玉一郎氏、メールニュースの才式祐久氏、Japan Search Engineの甲斐真樹氏、Cyber Agencyの林英範氏、クララオンラインの家本賢太郎氏、SONYJmailの倉見尚矢氏、ソフトバンクの弓木裕史氏、日経BPの秋山久氏、伊藤記者、ほか!である。面白い会合でした。いやいや、面白いことがあるといいな、ってね。
    でもまとめるのは大変だー。座談会ってあっちこっちに話飛ぶんだも〜ん。おまけに電池に充電するの忘れているし(^_^;)。まあ、なんとかなるでしょう。


  • 97.11.24
  • ▼新宿へ行く。私に先立つこと1年前に、私と同じ理由で会社をやめた先輩と会う。いろいろと、結局3時間半も話していた。


  • 97.11.23
  • ▼ダントツ平成キング。ニッテレのビルを2分半程度で登ってしまうクライマーたち、恐るべし。まさにクレイジークライマーである(←このゲーム、知らない人も増えてきてるんだろうな、きっと)。登らせてくれるビルを持っている人を募集していたので、ビル持ちな人はニッテレへ電話だ(笑)。個人的には、MS社の看板とオフィスを擁する肉まん屋のビルなんぞが適度な高さなのでは、と思うのだがどうだろう。
    ▼迷っていた「日経サイエンス」と、「SCIaS」を久しぶりに買う。両方とも結構おもしろい。「SCIaS」のイベント欄を見る。実は「
    ベストサイエンスブック」の掲載依頼を先週ファックスしたのだ。が、載ってない。次の号には載せてもらえるのだろうか。
    野尻さん、HPでの「ベストサイエンスブック」の広報、有り難うございます。
    ▼隣の部屋の奴が、河村隆一をエンドレスで聞いているのが壁越しに聞こえる。こいつは時々(いや、しょっちゅう)、ミスチルとかハマショウとか、そういう系統の歌をエンドレスで聞き続けるのだ。いや、CDを回すだけならまだいい。たとえそれが午前2時でも許そう。なんと彼は自分で絶叫するのである。まったく鬱陶しい。


  • 97.11.22 雨
  • 佐野史郎ホームページに行く。名前は「ラビリントス」。メールを一通送る。
    マッドサイエンティストMLHomePage誕生。おめでとうございます。
    ▼いろいろいじっていてようやくATOKの辞書一括登録法を思い出す。書き込むのに一晩中かかったが、2万語くらい登録。気のせいか、なんだか重くなったような気がする。
    ▼「ラヴ&ポップ」は完成し試写されたそうだが、試写会のチケットでも当たらないとまず見にはいかないだろうな、きっと。
    ▼知らないうちに、あちこちの掲示板がSF談義で熱い。こことかこことか。それと、いつもいつも熱いこことか。


  • 97.11.21 雨
  • ▼唐突だが、なぜ椎名へきると真矢は一緒に歌っているのだろうか?僕には大いなる疑問なのだが、誰か知ってますか?
    ▼この間Eudraの調子が悪い、と書いたが、最近ネスケの調子も悪い。何もいじってないのに、何故だ?
    ▼もう依頼はこないだろうと思っていた某誌から書評依頼。驚くと同時に有り難くお受けする。
    ▼東京大学出版会の12月の書籍刊行予定を見ていて、忘れていたことに気がつく。そうだ、12月はやたらと新刊が出るんだった。しかも結構手強そうな本が並んでいる。。。
    ▼ATOK11 for Macintoshをインストール。が、ATOK8のユーザー辞書を読み込む方法がわからない。マニュアルにも出ていない。どーせよっちゅうんじゃ。


  • 97.11.20 くもりのち雨
  • ▼土井さん宇宙へ上がる。
    ▼…寒い。俺の部屋は冬は底冷えするのだ。床からしんしんと冷気が伝わってくる。これは暖房してもどうにもならない。一人暮らしして9年になるが、今住んでいる部屋が一番寒い。うーん、寒い。今年何回この話題を書くだろうか。
    ▼「
    RETRO ENGINE」の佐藤直美さんが「マッドサイエンティストML」を立ちあげた。現在参加者は、僕を入れて4名(笑)。
    マッドサイエンティスト好きな参加希望者は、
     TO: madscientist-ctl@ml.cup.com
     Subject: join
    とやればオッケー。
    ハイブリッド型人工網膜のページ。
    ▼科学/技術/医学などのMLの一覧、というのは、どこかにないのだろうか?MLin Japanなど以外の情報を、もしご存じの方がいらっしゃったら教えて頂けないでしょうか。


  • 97.11.19
  • ▼CBS NEWSの20th Centuryシリーズ、今日はアポロ13特集。むかし立花隆が出演していた番組よりも、実際の映像がいっぱい使われていて面白い。そのあとはスタートレック(笑)。
    村上淳さんから「ベストサイエンスブック'97」への投票(^o^)/。ひさびさだとやっぱ嬉しい。まだ読了していない、ということだけど、読了する前から「こりゃー面白い」と思うことは僕もある。
    しかし、僕が読んでない本ばっかり人気があるみたいで、こりゃまいったな(笑)。
    ▼カウンターが13万突破。どうも有り難うございます。


  • 97.11.18
  • ▼夜、風呂から出て外の自販機に出かけた。濃霧。コーラを買う。炭酸で口の中を刺激しながらWIREDの原稿を書く。BGMはなんとなく、久しぶりの遊佐未森。
    そういえば最近CD買ってない。以前はCDもバカスカまとめ買いしていたのだが、すっかりケチになってしまった。
    ▼インターネットウォッチには
    岡山のネット端末付き冷蔵庫の話。俺も素直に岡山へ異動してたらこういうのを取材していたのだろうか。こういうバカなものを作る人がいるなら行っても良かったかな(笑)。ウソウソ。仕事した日は強気だぜ。
    それとは関係ないが俺の代わりに、同期の新婚夫婦が異動になってしまった。サラリーマンは悲しいね。プーも悲しいけど。プーは食うのが大変ですよ、ほんと。
    ▼あちこちのサイトの京フェスのレポートを読む。くそー、読んでたらなんだかむかついてきたぞ。なぜかって?自分が楽しくないのに人が楽しがっていると、むかつくじゃないか(笑)。
    ▼5時頃に就寝し、昼頃に起床。物欲の街・新宿へ行く。ぶらぶらしながら色々とチェックする。ここにいると買いたくなっちゃうんだよなー。適当なところで昨日メールを下さったここへ。打ち合わせというか顔合わせ。


  • 97.11.17
  • ▼そっか、代々木のドリカムタワーにも、もう灯が入ったのかー。百貨店だけじゃなく、街もいよいよ年末か。今年も終わっていく、じわじわと。
    ▼今朝は、新聞が売り切れてしまったらしい。人は、読みたい記事を読むものなのだ。
    ▼ヒマなので「
    アルコー延命協会訪問記」をようやくウェブ化。お待たせしました。この時の他の日記──シェフィールドやモラヴェックの訪問記なども、いま読み返すとなかなか面白い。だが、いろいろと余計なメモが入っていて公開するには手を入れないとダメっぽいので、当分先送り。
    ▼「ベストサイエンスブック」にリンクを張ってくれた「RETRO ENGINE」はおすすめ!


  • 97.11.16
  • 京都SFフェスティヴァルは盛り上がったんだろうなー。
    グランド・バンクスの幻影」を読んだせいもあって、映画「Titanic」のホームページを見に行く。3時間という長大な映画だが、やっぱり見たい。「Starship Troopers」は、GWの公開らしー。最悪。
    ▼「ベストサイエンスブック'97」への投票がとまってしまった。ま、締め切りはまだまだ先だし。皆様、いまのうちにガリガリ宣伝して下さると有り難いです。もちろん、投票も随時お受け致しますので、よろしくどうぞ。


  • 97.11.15
  • ▼アクセスログを眺めていて、「日経エンタテインメント!」誌の「エンタ!系ホームページ100選」に選ばれていることに気づく。いつも買っている雑誌のHPのリンク集に選ばれているとは驚くやら嬉しいやら。どうも有り難うございます。
    ▼最近メールサーバの調子が悪いらしい。もし僕になにかメールを送って跳ね返ってきたら、お手数ですが再送して下さい。よろしくどうぞ。
    ▼最近、公共広告機構のCMがやたらと多い。不況のせいもあるんだろうけど、証券不祥事の影響もあるんだろうな、多分。騒がしいときには頭をひっこめて静かにしておきましょう、というわけだ。民放も大変だーねぇ。


  • 97.11.14
  • ▼昼前。ぼさっとTVニュースを見ていた僕は、その後に待ちかまえている衝撃に気が付いていたなかった。まさか南極越冬隊のニュースに驚愕するなんて思いもしなかった。そうご存じの通り、今年の南極越冬隊は特別なのだ。女性初の越冬隊員が二人いるのである。僕もそんなことは知っていた。が、誰が行くのかは知らなかったのだ、俺は。TVを見るまでは。
    女性二人のうち一人、東野陽子さんというのは、僕の大学時代の同期なのである。多分、僕が元TV屋じゃなかったら、気が付かなかったかもしれない。そのくらいボーっとしていたから。ただ、元TV屋の習性として僕には、ぼさっとしているときでも、ついついコメントとカット割りを追うくせがある(本当です)。で、どこかで聞いたことのある名前と顔が、脳ミソにひっかかったのだ。「あれ?」と思った瞬間、頭の中で、データベースにアクセスするウィーンという音がした。で、「え!」となったわけ。
    本当にびっくりした。がーん!!!!って感じでしょうか。大学に残っている奴はもういないよ、ってなことを聞かされていたので余計驚いた。だって、4年半ぶりに聞いた消息が「南極」なんだから、まあ、びっくり。
    で、問題はそのあと。「俺はいったいここで何をしているのだ」という思いがぐぉーんと頭の中をかけめぐってしまった。なんだか、大ショックを受けてしまったのである。大学の同期の一人は名前が残るような人になってしまった(実際にはそれほどオーバーなものでないのは良く分かっている。でも実際、名前は残るんだろうな)。だが俺は、ここでなんだか、何をしているんだか分からないような日常を送っている(それはそれでよし、だと思うのだが)。そういう思考経路が発生してしまったのだ(僕は結構分裂した人格構造をしている。普段はそのおかげでマルチタスクな人間たりえているのだが、このような自問自答サイクルに陥ってしまいがち)。
    「俺は何をしているのか」と俺自身の中の何かが俺自身に繰り返し問う。それはもちろん「いつものこと」で、俺の単なる気の持ちように過ぎないのだが。「ああ、俺ってなんだか嫌な奴」なんてことまで、思ってしまった。この年になってまで。
    あー、でも俺ってほんと、なにやってんだろう。こんな日記を書くようではいかんぜよ。いかんいかん。
    彼女には「びっくりしたおめでとうがんばってメール」を送った。おめでとう、がんばって下さい。
    板橋第一小学校の研究発表会に行く。いやー、小学生は元気だわ。蓮見先生に御挨拶をして、帰る。
    ▼サントリーが開発した青いカーネーション。ペチュニアから青の色素を作る遺伝子を抜いて作ったものだそうな。花言葉は「永遠の幸福」。おい、ちょっと待て。「花言葉」って誰が付けるんだ?勝手につけてるのか?


  • 97.11.13
  • ▼ワイドショーでタクシーの話題。確かに僕も務めていた頃にはタクシーに良く乗ったが、いろんな人がいるよなー、運転手さんも。やな奴もいるし、いい人もいる。どこも同じ。
    女の子に声をかける運転手というのは結構いるらしいが、料金を色気(含愛嬌)で負けさせる女も結構いるみたい。まったく世の中って奴はよー。
    ▼教育関係のMLを読んでいてしばしば思うことなのだが。世の中の人って、本当に百科事典引かないね。百科事典を引けば分かるようなことが質問として投げられていることが実に多い。しかも、大学の先生と言われる職の人でさえ事典を引かないみたいなのだ。まったく世の中って奴はよー。
    ▼フジのニュースで
    人工内耳のドキュメント。俺が出した人工内耳の企画書を落としたバカに見せてやりたいよ。
    ▼WIREDのeNEWS-MLに入れて頂いた。というわけでeNEWSのネタ、待ってます。 And 取材の折りはよろしくどうぞ。


  • 97.11.12
  • SF-MLのホームページができた。でも、最近SFを読んでいない僕。だって、科学書の方が面白そうなんだもん。そして実際、面白いんだな、これが。
    SFがつまらん、とか言われて久しいのだけれど、僕は、その気持ちも分からなくはないのだ。科学書をばーっと読んだ後にSFを読むと、無茶苦茶退屈に感じることが多い。SFの面白さが足りないのか、僕の主観の問題なのかはおいといて。
    SFの魅力の一つに、<センスオブワンダー>というか、世界観の変革、認識の擾乱、心のマッサージといったものがあると思うのだが、その「刺激」を得ようと思ったら、科学書の方がよっぽど効率的というかなんというか。まあ、そういうわけなのだ。
    それでも面白いSFを求めて読み続けて入るんだけど。うむ、SFも読まねば。溜まっていく(^_^;)
    ▼京フェス、行けそうもないっす(; ;)。暇はあるんですけどね。行く人、あとで雰囲気とか教えて下さい。


  • 97.11.11
  • ▼池袋へ出たついでに本屋へ。リブロは休みだったので仕方なくジュンク堂で一冊本を買ってごまかす。面白そうな本は結構出ているけど…。金もないし。くそー、早く振り込んでくれー。
    トレヴィルからは手術の様子の写真集が出ていた(タイトル名は忘れた。「劇場としての手術」、だったかな?)。さすがトレヴィル(笑)。文藝春秋の記事は濃い。
    ▼立教大学でのドーキンスのレクチャーは、わけわからなかった、らしい。


  • 97.11.10
  • ▼朝、起きてメールチェック。「ベストサイエンスブック'97」への投票もあり(^_^)。順調順調。ほくそえむ。
    原稿をばあっと書いてメールで送る。暇なので寝転がって本を読む。そのままずるずると眠ってしまった。
    ▼夕方、「大岡越前」の声に目覚める。付けっぱなしにしておいたTVだ。やることもないので近所の商店街の本屋に行く。「ナイフマガジン」のナイフ王は千葉真一か。ぶらぶらするが面白い本はない。というか小さな本屋には新刊なんかあるわけない。ま、その方が懐の為でもある。
    古本屋に行くと「夢枕獏の外道教養文庫(小学館ライブラリー)」があったので、思わず買ってしまう。ぱらぱらめくっていると、以下のような文章があった。
    「一人称も”ぼく”であったり、”おれ”であったり、”わたし”であったり、”わたくし”であったりするが、これもようするにノリと気分でやっているのであります」
    うん。僕自身も、俺とか私とか僕とか、この日記の中で混ぜて使っている。同じパラグラフの中にも、それぞれの一人称が混在している。これも要するにノリの問題なのである。僕にとっては、俺も私も僕も全部同じなのだ。私にとっては私しかない。ペンネームの類を僕が使わないのも、同じ理由からである。私はいつも私なのだから。どうでもいいことだ。
    ▼ある出版社のリンク集のご担当からリンク許可のご連絡を頂く。見に行ってコメントを読むと、あまりのベタ誉めで、胸から背中がかゆくなった(笑)。誉められて嬉しくないはずはないんだけど、誉められすぎても。。。
    ▼確かな情報ではないが、「Starship Troopers」がボックスオフィス1位を取ったらしい。いったいどんな映画になってるんだ…?スプラッタしている、という噂だけど。
    邦題もきっとこれでいくのかな。早川は儲かるだろーなー。
    森下一仁さん、HPでの宣伝有り難うございます。


  • 97.11.09
  • ▼「独断と偏見で選ぶベストサイエンスブック'97」についに有効投票者が!!(結構多いのが、昔の本を挙げる人、あと、配点を書いてない人。皆さん、よろしくお願いします)
     結果は早速ここへ張り出しました。みなさん、バシバシ投票して下さい。そんなに急ぐこともないですけど。本は、結構散らばりそうです。面白くなりそう。ワクワク。
    「日本物理学会公開講座」に行く。日曜日だけあって、人が多いのか少ないのか。あれだけいれば十分かな。高校生も意外といたみたいだ。「勉強熱心な高校生は、大学生と見分けがつかない」By 田口さん
    ▼噂のメールが、ついに私のところにも(笑)。とにかくメールは嬉しいものです。


  • 97.11.08
  • 独断と偏見で選ぶベストサイエンスブック'97の方は至って順調な立ち上がり…だが、ページをもう一度読んで下さい。あくまで、「97年刊行」の本の中から選びたいと思いますので、よろしくどうぞ。それと、持ち点は10点ですから。
    ▼ltokyo.comが全く繋がらないので、大森望さんのミラーページへ行って狂乱西葛西日記をまとめ読み。そうか、瀬名新作は面白いのか。でも買わないだろうなあ、文庫になるまでは。多分。でも解説本の方は買うかも。
    ▼最近Eudraがやたら不安定。落ちまくる。
    ▼基礎科学は一般人に評価できるかできないか。「できない」と思っている「科学者」は、結構多いようだ。そういう意見を吐く人に対しては、せせら笑うしかない。国立公園で保護されている鹿が「人間に我々の価値は分からない」と駄べっているようなものだ。
    そういうこと言っていると、滅ぶよ。
    ▼科学を気軽に楽しもう、というMLが立ち上がった。入りたい人はここへ
    ▼文頭に「▼」マークを付けるようにしたら、文章が箇条書き的になってきた。フォーマットに文章が引きずられる僕。


  • 97.11.07
  • 独断と偏見で選ぶベストサイエンスブック'97に投票してくれた人が既に二人!有り難うございます。お二人とも、まだ全点を振り分けられたわけではないので、まだ掲示してはいないけど、これは面白くなりそうだぞ、と予感(^_^)。
    ▼早朝。いつもだったら寝る時間に起床。頭がふらふらする。無理矢理起きてトーストをかじってコーヒーをがぶ飲みして出かける。横須賀のNTTの研究所にて取材。ボツにならなければ「ワイアード」の<情報サブウェイ>に出るはずだから読んで下さい。「森山が書く記事がもっと読みたい」と編集部にメールor手紙してくれると、なお吉(笑)。


  • 97.11.06
  • ▼「独断と偏見のSF&科学書評」への要望としてくるのは大きく分けて二つ。
     1)量が多いので、「今月のベスト○○!」とか、そういう形で整理して欲しい。
     2)昔の本も書評して欲しい。
     この2点である。僕は基本的に面倒くさがりなので、どちらの要望にもこれまで答えずにいた。今年は暇なので、1)の要望にお答えしたいと思う。ただし、ベストを選ぶのは僕ではない。
    ▼そう、ありがちだが「投票」をやってみたいと思うのだ。題して、「独断と偏見で選ぶベストサイエンスブック'97」。ただし、この題は変わるかもしれません。要するに、97年に発行されたベストの科学書を、このサイトの読者の方に選んでもらおう、という企画である。
    持ち点方式でやってみようと思います。一人の持ち点は10点とします。この10点を一冊の本に投じても構わないし、1点づつ10冊選んでも構いません。投票用紙は
    ここです。締め切りは、1月31日としますが、今から受け付けます。途中経過は随時ホームページ上で告知します。皆々様、ふるって御投票下さい!!
    ▼見る番組がないのでなんとなくつけていた、フジ「さんま・鶴瓶のめざまし調査隊」。「糸電話はどのくらいまで伝わるか?」という実験。番組ではなんと、688m!そこで糸が自重でプツッと切れてしまった。けっこう減衰しないもんなんだなー。
    ▼老化の遺伝子発見と、でかい報道。論文読んでないからどんなもんか良く分からないけど、どうやら、マウスを早老症にしてしまうものらしい。ウェルナー症候群の原因遺伝子、つまりDNAヘリカーゼQに関するものはもう見つかっているから、それじゃない奴、ということなんだろう、多分。


  • 97.11.05
  • ▼やることがないので、終日寝ている。夜は起きているけど。
    ▼「マスコミ」はどうして「マスコミ」とグロスで語られることが多いのか。マスコミは決してグロスで括られるようなものではない。個人個人の集合が、マスコミである。科学者と呼ばれている人達でさえその辺を混同して考えているのは、残念というかなんというか。そういう人は「科学の心」を本当は持っていないんだろうな、と僕なんぞは思ってしまう。科学者=科学的かというと、決してそんなことはないんだよな。
    ▼瀬名秀明「
    ブレイン・ヴァレー」のホームページを見に行く。スクリーンセーバーなんかよりも本のプレゼントをやってくれ、と思ったのは僕だけじゃないだろう。
    ▼子供向けの「Yahoo! きっず」が立ち上がった。私のページもリンクされていて、「科学・その他」のカテゴリにある。「その他」か。確かに分類しづらいだろうなあ。
    ▼HTMLは、「ルビ」には対応しないのだろうか。日本だけの特殊なものではあるが、これがないと子供向けのサイトを作るときには意外と不便だ。ひらがなにひらいてしまうと、よみにくくてしかたないのである。このぶんしょうのように。特にウェブのようにディスプレイで読む文字の場合、ひらがなばかりというのは相当きつい。
    ▼パイオニアがDVD-R規格に準拠したDVD-R/Wを開発した。これでテープの時代は終わりにまた一つ近づいたか?でも記録メディアって、テープとディスクを繰り返しているからなー。ちなみに私はHi-8を使っている。テープは基本的に箱で買う。その方が整理しやすいからだ。
    ▼以前メールを頂戴した今井さんがここでSFのホームページを開き、私のページへもリンクを張ってくれた。有り難うございます。


  • 97.11.04
  • ▼宣伝しろ、と言われていたのに忘れてた。物理教育メーリングリストが立ち上がりました。物理教育に関心のある方の参加をお待ちしています。
    参加方法は、e-mailの本文に
    subscribe Your Name
    ( Your Name の部分にはあなた御自身の御名前をお書き下さい).
    とだけ書いたメールを
    butsuri@nep.chubu.ac.jp
    に送ってください.
    DOIというのがある。要するに、電子データを目録化するためのもので、本のISBNに当たるようなものである。どうなるかな、これ。
    ▼渋谷へ。営業活動。渋谷は国際映画祭で騒がしい。帰りに池袋リブロでまたがさがさと本を買ってしまう。ん〜。間に合わないなー。最近、一冊の本を読むということは、別の一冊を読まない、という選択をすることだ、というのを実感しつつある。


  • 97.11.02
  • ▼上杉昇と柴崎浩がぬけてしまったWANDSはまだWANDSと言えるのだろうか。ZARDから坂井泉が抜けたらもうZARDじゃないと思うんだけどなー。ベスト盤、買おうかなどうしようかな、という話でした。
    ▼アーティストが移籍する度にベスト盤が出るのも、有り難いやらなんやらだな。これだけテープやMDが普及しても、やっぱり自分で編集したりする奴は、ごくごく限られている、っていう一つの証明でもある、と思う。
    ▼健忘症にかかってしまったgooに代わって、最近はinfoseekを使っている。で、infoseekで「科学」「書評」で検索してみた。ばあっと出てきたのは何のことはない、自分のページばかり。それはそれで嬉しいことなのだが、科学書の書評ページが少なすぎるような気がする。あんまりニーズがない、ってことなのかなー。


  • 97.11.01
  • ▼ 「大安亭記文」から「ようこそ!蘭 日本」という濃いページへ飛ぶ。蘭マニア(本当は全日本蘭協会)による、蘭マニアのためのページである。
    ▼立岩真也(社会学)氏と長瀬修(障害学)氏による「生命・人間・社会」というホームページを訪問。すごいな、ここは。
    ▼なんだか疲れ気味?な気がする。何もしてないのに。
     何もしてないから、か?

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