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| 2004年4月へ |
▼現実的な少額決済の方法が、もう一つありましたね。アマゾンのギフト券。.comに比べるとまだまだローカライズが進んでないco.jpだけど、現状のシステムでも、これは使えるんじゃないだろうか。500円から注文できるし、少なくとも僕の場合、実質上現金同様だ。使い切れないくらいの金額になることはないだろうし(笑)。初期読者に対するフィードバックもアマゾンを使ってしまうのが簡単かもしれない。カードがないと払えないけれど。僕が審査ではねられた頃と違って、いまはカード審査もゆるいからいいでしょう。ふむ。となるとやっぱり問題はネタだな。
▼ある人の日記を見て「人の振り見て我が振り直せ」という言葉が浮かぶ。その人に、ではなくて。
▼平成16年度国立情報学研究所オープンハウス。月火。
▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,531。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:20,234。
ヒトの男性生殖器は霊長類、特に類人猿の中では体のわりには大きい方ですが、ウマやゾウにははるかにおよびません。ゾウのペニスはまさに大蛇のようで、独自に鎌首のように動くことができます。クジラはもちろんほ乳類ですが、たとえばミナミセミクジラではペニスの長さが二メートル半に達し、精液の量は一トンにもおよびます。ヒトをはじめ多くの動物では射精は膣の中でおこりますが、ブタやウマなどでは子宮の中に射精されます。▼いや、分かる人には著者名だけで分かるように、非常に真面目な精子研究の歴史を追った本なんですよ。それにしても1トン。『精子の話』(毛利秀雄/岩波新書)103ページ
乳児は早くから、身体はどのように組織化されているか、そして身体各部がどのように関係し合っているかに敏感である。少なくとも3ヶ月までに、乳児は自分自身の感覚間のキャリブレーションを示すようになる。キャリブレーションという言葉は、特殊で動的なものとしての身体を特定するための、感覚モダリティ間における完全な随伴性や普遍的な共変動を意味する。キャリブレーションは、自己知識の知覚的な基礎を提供するのに必要なだけでなく、身体が環境中の対象に働きかけることができるようにするのにも必要である。▼近所に乳児がいたら、試したいことがいろいろあるのだが。何年か前、D.スターン(1985)は「シャム」すなわち身体的に結合した双子での驚くべき観察を報告した。(略)分離の一週間前、スターンと共同研究者たちは、この乳児たちが、強制的につなげられているという数奇な状況のなかで、姉妹に属している部分と自分自身の身体の一部とをどの程度分化しているかを査定するために、一連のテストを行った。(後略)
『乳児の世界』(P・ロシャ/ミネルヴァ書房) 乳児期における感覚間のキャリブレーションと身体感覚(44ページ)
▼『The R Book データ解析環境Rの活用事例集』は一般書ではまったくありませんが、必要な人がうちの読者にはいらっしゃるんじゃないかと思ったので。それにしても、なんで雑学本の翻訳が刊行されるんだろう。こんなの日本人に書き下ろしさせたほうがみんなハッピーじゃないか?
言語と意味を分けておくための基本的な理由は、ある言語で言えることはほとんどすべてが、元の言語が伝える思考を保存しながら他のどの言語にも翻訳することができるからということです。すなわち、思考は、いかなる言語であっても一つの言語という形式に留めておくことができず、どの言語で表現するかに関して中立であるに違いありません。(223ページ)▼空間を表現する言葉が、空間以外、抽象的な表現にも用いられることはどんな人でも知っているとおり。しかも世界中でそうらしい。また、赤ん坊でも因果関係を理解する、といったことも、よく概念に生得的なものが存在する、という例として出される。まあ思考が無意識のパターンの有限集合の組み合わせで成立しているということそのものは、それほど珍しい話でもないんだけど、「意味」や「概念」は内在的に不確かさがつきまとう、という話はけっこう面白い。たぶんこのへんに心と言語の関係において本質的なところがあるんだろうな。興味がある人は読んでみて下さい。(略)
私の説く概念の生得的な基盤は、必ずしもどの特定の概念も生得的であると意味するのではありません。正確に述べますと、生得的であるのは、すなわちヒトに生まれつき与えられているものは、無限に多様である可能な概念を構築することができるための積み木です。
「積み木」という用語は、意図的に使っています。思考というものを、形の定まってない過程であり、そこからいずれ明確さが生じる過程であると思いがちですが、実のところ、不定形であると思えるのは、前にも強調しましたように、大部分が無意識的だからです。私たちは、意識にのぼらずに作動している仕組みをすべて経験できるわけでありません。(略)このような見かけ上の霧のようなものの中に、互いに区別できる概念の部分品と概念パターンが豊かに織り成す織物のような構成があるのです。すなわち、概念は、模型を作る粘土というよりも、むしろレゴのようなものです。思考は、どういう既知の形にでも構築できるものではありません。思考は、様々な種類の基本的な部分品を選んで合わせ並べたものですが、それも一定の方法でのみでき、他の方法ではできません。
(略)
私たちは、思考の形式について直接的に直観することができませんので、間接的に近づく方法を採らなければなりません。過去二十年か三十年で生産的であるとわかっている取り組み方は、思考を現す言語の文法形式を調べることです。
『心のパターン 言語の認知科学入門』(レイ・ジャッケンドフ/岩波書店)
◆ 持ち味 あなたは果物売り場の一角でひときわ異彩を放っている文旦。▼文旦。
決して自分から目立とうなどと思っていないし、むしろ自分は自分で人に迷惑かけずに、好きに生きているんだからそっとしておいてくれ、という大の競争嫌い。なのにその常識を超えてる大きさと、さわやかな柑橘系フルーツでありながら今どき、文旦(しかも漢字!)なんて名まえだから、周りからはこいつは只者ではないはずだ、と一目おかれて、それもすごいプレッシャーになったり。
もともと神経が細やかな人なのでけっこう人目や評判を気にするし、そのためつい見栄を張り、無理してしまうこともしばしば。サービス精神の旺盛さもこんなところからきています。おだてに弱く、ほめられると伸びるタイプ。とはいえ、人に気を遣いつつも実は頑固で古風なこだわりを持っているのも事実。ひと皮むけば、自分に対して絶対的な自信があり、こうと思えば譲らないし、結局自分のスタイルを貫き、周囲を合わせてしまうパワーの持ち主。やさしさと頑固さがうまくかみ合ったところがあなたの良さであり、人を引きつける魅力です。一声掛ければ仲間が集まるので小さくまとまらずに、自分の大きさでデーッカく生きればよし!◆ 幸せのタネ 幸運を呼び込むパワーは手先。
人と話すときには手振りもまじえたり、ちょっと相手に触れたりと手を良く動かすと良い雰囲気に。ハンドケアも大切です。また、人を引きつける力は甘いものにあり。仲良くなりたい人とはケーキやあんみつなど甘いものを一緒に食べると親近感がグンとUP。お願い事がある場合は手みやげにお菓子(5の倍数で)を忘れずに!◆ 自分を成長させてくれる友人:みかん
あうんの呼吸で、一緒に居て気が休まる相手がみかんの人。みかんの飾り気のない言葉が、迷っている気持ちを払拭してくれて前進できます。
▼アマゾンが『探偵ファイル CD-ROM付属』を予約受付中。で、最新の探偵ファイルはこれ。「セブン・イレブンから勇気を貰う」。こういうのを本で読んで面白いかどうかは微妙だと思うけど。
▼『日経キャラクターズ』も売ってるのはどうしてなんだろうか。
▼今日の「タモリ倶楽部」はジャンクション(高速道路の立体交差)鑑賞会。俺もタモリ倶楽部に入りたい。
▼JST。アポトーシス細胞の貪食異常による自己免疫疾患
▼Nature BioNEWS。遺伝学 :ジャンクDNAの重大な役割 ヒトと魚のゲノムに同じようなものがあるのはなぜ?
▼Nature BioNEWS。医学 :糖尿病の急増の原因を探る コーンシロップ消費量との関連が明らかに
▼Nature BioNEWS。生物工学 :炭水化物含量が低いトウモロコシ使い道は多様
▼Nature BioNEWS。医学 :SARSウイルスは汗でうつる? 接触を避けるよう研究者が警告
▼読売。頭に謎の穴「草食恐竜」、ジュラ紀の米地層から発見
▼読売。火星探査機「のぞみ」の失敗、米国製バルブが原因
▼朝日。探査機「のぞみ」失敗は「偶発的故障」 原因特定は困難 んん?と思った人はこっちのブログ参照。
▼フジサンケイビジネスi。「空の電波塔」試験機が完成 10年後の実用化目指す
▼HotWIRED。情報家電満載「ブロードバンド・ホーム」に見る、ケーブル事業者の新たな試み
▼HotWIRED。BT、家では固定電話、外では携帯になる『ブルーフォン』発売へ
▼Google検索結果にウェブログの記事を表示させない方法。ウェブログに特徴的なキーワードを使って、検索結果から排除する。たぶんこのへんは、Googleなり他の検索エンジンにとっても頭の痛い問題。リンクされているから質の高い情報とは限らないし。でも、やっぱりその手法は有効だし。やはり何かもう一つ、ブレイクスルーが必要なんだろう。それをもしどこかが実現してしまうと、Googleの牙城も崩れるのだろうし、Googleが実現すれば、さらに他を引き離すことになる。
▼読売・連載【IT奔流 ネットの裏表】(7)。1600万 口座から消えた。
▼ロボコンマガジン編集部員日記。NHK大学ロボコン観覧者募集。いちばん頭にある「いろいろ」っていうのは、まあいろいろなんでしょう。直接の関係はないけど、この日記くらいブログにしてしまえばいいのに。
▼朝日。「イノセンス」カンヌ映画祭コンペで上映 日本アニメ初
▼産経。「広告塔知事」が本格稼働 シュワルツェネッガー氏が農作物PR
▼exciteニュース。週刊新潮より過激?な「週刊金鳥」の中吊り
▼アマゾン。父の日に贈りたいものセレクション。というか自分が必要なものかも。
▼インプレスアンケート。回答者のなかから抽選でUSBメモリ付きのビクトリノックス他があたる。
▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,529。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:20,207。
▼HotWIRED。民間人宇宙旅行、次の候補者は日本人から。既に電通と話をしているとのこと。やっぱキムタクとか? できればボキャブラリーが豊富な人がいい。それも、詩人みたいなボキャブラリーではなく。
▼HotWIRED。軌道を外れた衛星を救出する「宇宙タグボート」計画
▼HotWIRED。ハイテク駆使でも嘘は見抜けない――「嘘発見機」の現状
▼HotWIRED。カメラ付き携帯電話を介してモノとウェブをリンクする『セマコード』
▼PC Watch。エプソン、40型有機ELディスプレイを開発 〜インクジェット技術を応用
▼毎日。ウィニー開発者逮捕に波紋収まらず 賛否両論巻き起こる。
▼japan.internet.com。Lycos、他社に先駆け 1GB 容量 Eメールサービスを開始
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▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:20,266。
▼アマゾンが「1万円以上お買い上げで、Amazonギフト券1000円分還元!」キャンペーンを5月17日午前0時から2004年6月16日まで開催中。うまく組み合わせて1万円の注文をすれば10%オフになってしまうという恐ろしいキャンペーン。1万円以上の品でも1000円バックは大きい。しかも「エレクトロニクスストア、ホーム&キッチンストアでのお買い物につきましては、Amazonギフト券「最大15%還元」プログラムも今までと同様に適用されます」。本物のバーゲンですな。「地球人よ、抵抗は無駄だ」というボーグの声が聞こえます。
▼今日もまた引用しておく。『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』(トール・ノーレットランダーシュ/紀伊國屋書店)から、270ページ。
……結果に疑問の余地はなかった。<準備電位>が動作の0.55秒前に現れ始めたのに対し、意識が始動したのは行為の0.20秒前だった。したがって、決意の意識は、<準備電位>の発生から0.35秒遅れて生じることになる。言い換えれば、脳の起動後0.35秒が経過してから、決意をする意識的経験が起きたわけだ。▼リベットの本はなぜ邦訳されないんでしょうね。誰かやってくれませんか?(中略)
つまり、三つの事象が起きている。まず<準備電位>が発生し、ついで被験者が行為の開始を意識し、最後に行為が実行される。
行為を実行したいという欲求が意識的に感じられるかなり前に、脳はその行為を開始している。ただし、意識が行為の実行に先立つことにちがいはない。
「脳が行為の開始を、あるいは少なくともその準備を『決める』のが先であり、その後でそうした決意が生じたという報告可能で主観的な自覚が起きることは明らかだ」と、リベットと同僚たちは結果をまとめた論文に書いている。彼らはさらに続ける。「結論を言えば、本実験で調べたような自由意志による自発行為でさえ、脳レベルでは無意識のうちに始動しうるのであり、また、現に通常、始動しているのだ」
その数年後のリベットの言葉を借りれば、こうも言える。「以上のことから、あらゆる意識的かつ自発的な行為が行われる500ミリ秒程度前には、特別な無意識の脳プロセスが始動していると考えられる」
なんと、私たちの行動は無意識のうちに始まっている。自分で意識的に行動を決意したつもりでも、実際はその0.5秒前から脳は動き出している。意識が行為を始めているのではない。無意識のプロセスが始めているのだ。
父親由来アレルが発現するインプリント遺伝子Peg3は、大脳皮質・内側視索前野・視床下部傍室核・扁桃体・分界状床核といった母性行動に深く関与する領域に強く発現している。父親由来アレルPeg3に変異をもつヘテロ変異マウス雌は、正常に妊娠・出産できるが、正常な保育行動ができなかった。変異マウスは視床下部傍室核や視索上核において乳汁の射出に関与するホルモンであるoxytocinの陽性細胞が減少しており、これが保育異常の一因を担っていることが示唆された。同様に、父親アレルが発現するインプリント遺伝子Peg1/Mestも中枢神経(前脳、視床下部、扁桃体、海馬、嗅球)に強い発現が見られ、ヘテロ変異マウス雌は、巣づくりや分娩後の胎盤処理など正常な母性行動ができなくなる。いずれも、父親由来アレルが発現する遺伝子が母性行動を規定するという現象である。このような因子は生活様式の進化とどのように関連しているのであろうか。また、ヒトの母性行動異常にも同様の機構が存在するのであろうか、今後の展開が興味深い。▼エピジェネティクスとは、塩基配列の変化を伴わない遺伝子機能の伝達現象のこと。オキシトシンは母乳を分泌させたり、子宮を収縮させるホルモンとして知られるが、信頼されているという感覚にも関わっているとかなんとか、そんな話もある。『エピジェネティクス』(佐々木裕之 編/シュプリンガー・フェアラーク東京)
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ここで私は、ある符号に興味をもつ。ヒトの大人はスペシャリストであり、青少年にはみずからを差別化する本質的な傾向があるようだが、両者には関連があるのだろうかということだ。▼海外のサイエンスライターって、日本のサイエンスライターよりも「偉そう」だよね。(中略)
本来、才能の遺伝的な差異は、ごくわずかなのだろう。あとは訓練の成果なのだ。とはいえ、その訓練自体が一種の本能に頼っている。思うに、それはヒトだけがもつ本能で、何万年ものあいだに自然選択によって思春期のヒトの脳に植えつけられ、子どもの耳にこうささやきかけているのではないだろうか。得意なことをどんどんやり、苦手なことは嫌がりなさい。 子どもはいつでもこのルールをしっかり心に留めているようだ。ここで私は、才能をはぐくむ欲求自体が本能なのではないかと示唆している。ある種の遺伝子群は、あなたにある種の欲求を与える。あなたが仲間より何かが得意だと気づくと、その何かに対する欲求が激しくなる。習うより慣れよというわけで、やがてあなたは仲間のなかで何かのスペシャリストとして自分の地位を切り開く。「育ち」は「生まれ」を強化するのである。
『やわらかな遺伝子』(マット・リドレー/紀伊國屋書店 原題:Nature via Nurture)