00年9月 diary


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  • 00.09.28
  • ▼渋谷NEP21→bk1
    パソボラ・サポート群馬 シンポジウム「IT社会と視覚障害者」開催
    粘菌が迷路を解いた、というニュースがTVそのほかで報道されている。北大のグループ(ってどこ)と理研の中垣俊之フロンティア研究員らの成果とのこと。natureに出るそうだ。そういや理研の公開のときに粘菌の話を聞いたような気もする。
    ▼NIKKEI NET。日本のITサービス、国内市場7兆6000億円
    ▼Nielsen//NetRatings。2000年8月のインターネット人口調査結果
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  • 00.09.27
  • ▼課題図書はとにかく重なるらしく、取りあえず『シリコンバレーに行きたいか!』翔泳社を読了。そのまま続けて『銃・病原菌・鉄』に取りかかる。
    ▼映画『ホワイトアウト』見た。「俺は織田裕二だぜ」って感じの織田裕二。いつもそうなんだけど、やる気の感じられない佐藤浩一。全体的に絵が安いのはやっぱり低予算映画だから? 仕方ないか。日本映画にしては頑張っていたと思うことにしようかな。途中からトンデモパワーで頑張ったり、やたら見栄を切るシーンさえ少なければ、もうちょっとマシになったかもしれないのに、残念だねえ。
    ▼映画のパンフには書いてあったかもしれないけど、あのダムのモデルは黒部だ。原作&映画では占拠されるダムに通じる道は1本だが、実際の黒部には2本あると聞く。というか、2本しかないわけで、2本をああいう形で封鎖されたら、やっぱりダメらしい。僕自身はもちろん知らないのだけど、厳冬の黒部は「すごいところ」らしいし。
    ▼で、(冬の黒部ってどんなところですか、と聞いた)僕に(投げやりな感じで)「すごいところ」と言ったのは山男なディレクターの先輩なのだが、その人の新作が今度Nスペとして放送されるそうだ。タイトルは『北極圏700キロを歩く 〜冒険家・大場満郎と若者たち〜』。オンエアは今度の日曜、10/1の午後9時から。
    大場満郎氏の北磁極行きに、そこらへんにいる若者や主婦が同行したというもの。出来は「…」というメールももらったのだが、その件は伏せておこう。
    「bk1」に関するアンケートが、僕も知らないうちに実施されていた。運が良ければ図書券があたるらしいのでどうぞ。
    楽天、インターネット書籍販売サイトを運営する新会社を設立。取次は日販。オンデマンドの増刷実現を目指すそうだ。
    ▼個人的には、このままだとどこも共倒れなので(たとえ大資本でも──オンライン書店の場合、小書店はほぼあり得ない)、いっそのことみんなが合併すればいいのにと思う。bk1のトーハン&太洋社在庫、bolの日販在庫、そして12月に出てくるamazonの大阪屋在庫、そしてジュンク堂そのほかの市場(店頭)在庫をまとめて検索できて、クロネコやJRの物流で素早く運んでもらえて、JCBでもVISAでもどこでもいいから決済してくれれば、消費者としては何の不満もない。ついでに古本屋もくっつけろと言われてしまいそうだが。
    ▼オンライン書店は基本的に大規模書店となる。だが、bk1の仕事を横目で見ていると小書店でもイケルかも、と思えるジャンルもある。ビジネス書とコンピュータ書。この二つに特化したオンライン書店ならば、意外といけるかもしれない。というか現状のネット市場規模だと、この二つだけに特化した方が硬い。「文芸書もいけるんじゃないの?」と思われるかもしれないけど、多分モノを押さえることができないので無理。それに粗利が少なすぎる。薄利多売でいくなら、マンガのほうがいい。ただマンガにはマンガの問題があるので、一般消費者は<まんがの森>とかがネットに進出してくるのを待った方がいいかも。
    ▼永江朗『不良のための読書術』にもあった話だけど、最近増えてきた専門書店にはマンガを扱う書店が多い。理由は簡単で、売れるからだ。大勢の人が来てくれるから商売になってるわけで、だから専門書店にしてもマンガならばやっていけるのだ。逆に売れない分野──専門書──の専門書店は、商売としては非常に厳しい。どこだかの専門書店ウェブマスターも言ってたよね、商売にはなってないと。そんなもんでしょう。今のままだと、専門書(人文・理工どっちもだ)は一般市場から消えてなくなる。大学生協では売ってるかもしれないけど。つまり本はすべて「とる」モノに戻る。
    ▼そうなったとき、いったん客注をほとんど受けなくなった書店は、客注にちゃんと答えられるのだろうか。現状ではちゃんと応えられている、という大型書店もあるかもしれない。だがその注文は、売っている本の1%にも満たないだろう。だからこそ応えることができるのだ、という現状を考えておかないといけない。客注の割合が、現在のオンライン書店なみに増えたら? かなりの大型書店でも対応は厳しいのではなかろうか。
    ▼というわけで、ここに将来的にはオンライン書店のアドバンテージが発生する。ノウハウというのは頭では分かっていても簡単にマネできるものではない。絶対的な時間が必要だ。現在先行しているオンライン書店がアドバンテージをいかせるかどうか。そのカギはここにあると思う。
    ▼田中宇。アフリカのエイズをめぐる論争
    ▼翻訳マッチングサイト「トランスマート」。
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  • 00.09.26
  • bk1へ。SFサイトで『エンダーズ・シャドウ』の予約受付開始。
    ▼『へびつかい座ホットライン』はbk1にも入荷してますよ。
    シドニー五輪,サメ肌水着のメダル獲得数は合計100個
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  • 00.09.25 曇り
  • ▼『タイタン 下』読了。読破に近いかも。是非TVドラマにしてもらいたいな。
    bk1の予約ランキングが更新されている。田口ランディ強し。圧倒的だ。瀬名秀明『八月の博物館』には今一つ爆発力がない。
    SFサイトの<あなたはこの本を買い逃がしていませんか>コーナーに並べた『未来宇宙技術講義』があっという間に売り切れ。やっぱり客のほうが良く知ってるというべきかなんというか。慌てて『グローバルヘッド』を並べる。
    ▼高橋尚子(積水化学)のニュースは、なんと朝鮮日報でもカラーで伝えられ、さらに中国では「アジアの誇り」として報道されているとか。すげー。アジア人はマラソンが好きなのだろうか。柔道のミスジャッジがオーストラリアでは新聞にも全く報道されなかったとかいう話とは対照的である。
    bk1ジャーナルは、つまらなさにさらに磨きがかかってる。「こういう文章は書いてはいけませんよ」という見本みたいな文だ。どこがダメか。
    一見すると、書店業界の人が一般読者に対して、何か愚痴めいたことを言っているように見える今回の原稿。今回、特に顕著なのだが、このシリーズの著者はスタンスが定まっていない。そのため目線がはっきりしない。
    分かりやすく言い直すと、ライターの立場はどこで、どういう人に物申しているのかさっぱり分からない。いったい誰に何を言いたいのかがさっぱり分からないのである。ウェブ日記なら別にスタンスなんてなくてもいいのだが、(300人以上のライターを抱える)bk1がトップでやるべきものとは思えない。
    それに基本的な問題もある。再販制度っていうのは安売り禁止制度じゃない。そういう勘違いを世の中に拡大再生産しかねない原稿はダメでしょ。あるいは業界人が一般人を啓蒙しようとしているのならば、その辺の基本をちゃんと解説しないと、やっぱりダメでしょ。本屋の粗利が低いっていうなら、どこがどうなっていて低いのか、またそれに対して各書店はどう対応しているのかといったことを、具体的に書かないとダメでしょ。
    結論に「読者として知っておいて損はない」とか言ってるけど、何がどう損はないのかな。損はないってことは、知っておくと何かいいことがあるってことだよね。私は声を大にして言いたいけど、あんたの文章読んでも何の得があるのか、ぜんぜん分からないよ。もうちょっと得になる文章を書いてくれ。それと、<ジャーナル>を名乗るんなら、あんた自身はどうしたいのかってことを自分を主語にして書いてみろ。
    ▼パスカヴィル家の犬はシャーロック・ホームズでは。
    ▼日韓海底トンネルの費用は試算だと6兆円。JR九州は、そんなものより九州新幹線が先だと言ってるとか。正しいぞ>JR九州。
    ▼体操でメダルをとったラドゥカン(ルーマニア)、ドーピングで陽性反応。エフェドリンだそうな。となると、なんか運が悪かった可能性も高いなあ。でも最近はみんな風邪薬とかには気を付けているはずだけど。
    ▼ラエルの件は本家のサイトにリリースがありましたね。
    ▼hotwired。環境汚染地図が作成できるソフト登場成体の幹細胞を使った研究への期待と警鐘
    ▼japan.internet.com。Amazon に捨てられた Yahoo!
    スポーツ語録&名言集
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  • 00.09.24 曇り
  • ▼『君ならできる』の件は別に宣伝じゃないですよ。僕はスポーツ書担当でもなんでもないので。そもそもスポーツ書が売れてるのに科学書は(相対的に)売れないとなると、僕の立場は悪くなるだけです。ただでさえ良いとは言えないんですから。なんか書いたらみんな宣伝だと思われるのは心外。
    ▼読売の「欧米新興宗教が「クローン人間」作りへ 」って記事の宗教団体は、『ヒト・クローン無法地帯』にも著者による訪問記が出てくる。この本のなかではなぜか「ラエル」が「レイル」になってるけど。あ、この本の書評まだ書いてないや。
    ▼zdnet。非ネット利用者の57%が「今後も使わない」。そりゃそうだろう。うちの両親がメールを使うようになるとはとても思えないもんな。たとえ日本が「e-じゃぱん」とかになってもだ。
    ▼あの発表での森首相の発言を笑う人は多い(というかみんな笑っている、俺もだ)のだが、根がひねくれている僕は「ではあなたは日本のIT技術がどのくらいで、どんなこと研究してるのか知ってるんですか」と聞きたくなってくる。別にMITとかIBMのアルマデン、あるいはベル研とかだけが世界の最先端ではないのだ。
    ▼まあ所詮、科学技術への興味なんぞ大してないんだよね、世の中の人は。アトランティスが軌道上で何かやってても、それはまさに「何かやってるね」といった程度の興味でしかない。いや、興味を持ってもらえているのであればまだマシで、世の中の相当数はオリンピックにしか興味がないわけだ。それはそれで、いわば技術の本質的な一面を表しているのかなとも思ったりする。人目から知らず知らずのうちに隠れていくという側面だ。
    ▼課題処理モードで『サラ、神に背いた少年』(J.T.リロイ、アーティストハウス)、『I miss me』(香山リカ、青春出版社)を読了。すごい落差。そうでもないか。
    『タイタン』は取りあえず上巻を読了。あと5センチだ。なお、本そのものはまるで大河ドラマみたいで、さすがに面白い。実際にTVドラマとかになるんじゃないだろうか(推測)。また、石油文明の歴史としても読むことができる。
    ▼zdnet。DDIポケット,デジカメを装着できるPHS「feel H"」を発表
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  • 00.09.23 曇りのち雨
  • ▼半蔵門にてブレスト。その後新宿を経由して池袋。書店をまわる。ジュンク堂で大量に買い物。レジの店員の態度悪し。
    ▼購入本のなかで、まさに「買わされた」本は洋書。『
    Robo sapience』という世界中のロボットとその研究者を収めた、写真集というか図鑑みたいな本。日本の研究者も数多く収録されている。しかも写真の撮り方が、いかにも向こうの人の撮り方でうまいんだ、これが。洋書なんだからamazonやbnで買った方が安いんだろうけど、思わず買ってしまった。
    ▼いまこの日記を書いているのは24日の午前9時。高橋尚子が金メダル獲得寸前である。序盤から完全にレースを引っ張り、現在独走。きょうは全国の書店で『君ならできる』が売れそうだ。
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  • 00.09.22
  • ▼曙橋にて定例会議→bk1。その後飲み。色々な話をして午前様。始発で帰ってきて、この日記を書いている。
    ▼帰宅すると課題図書がぶらさがっていた。来るとちょっと困るな〜と思っていた『タイタン』の上下が入っていて悶絶しそうになる。上下2段組、1200ページ。厚さ10センチ。これだけでもしんどいのに、あとの2冊も字がいっぱいだよ。少しは考えて欲しいなあ。
    ▼『月面に立った男』読了。この本はとにかくシビレる。最後に月面に立った男、ジーン・サーナンの自伝なのだが、むちゃくちゃ面白い、熱い。断言するが、この本を読まない奴はバカだ。
    ▼今日のbk1エクスプレスから。 ……なんかこうやって書名だけ並べると怪しい本ばっかりみたいに見えるな。
    ▼今日は企画会議があるので今からちょっと寝る。
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  • 00.09.21
  • ▼イギリスではMI-6の本部に小型ミサイルが撃ち込まれたそうだが、平和主義者の僕は、今日はこんなことを考えました。「トイレでウンコが出かかっているときと、歯磨きをしているとき。電話がかかってきて困るのはどちらでしょうか」。
    ▼「積極的に行きたくないわけじゃないけど、むちゃくちゃ行きたいわけでもない」とだらけた返事をしていた
    ダサコンですが、結局行くことにしました。でも最近、精神的&肉体的にダルいのは本当なので「やっぱかったりいなー」と思って行かないことにしちゃうかもしれませんが、まあよろしくどうぞ>皆様。個人的には、永江さんには本の話よりもヘンタイ談義のほうが聞きたいよ。今回は浅暮さんは行かないのでしょうか。「浅暮×永江ヘンタイ対談(構成・カワカミ)」なんてどうですか。
    ▼本の話は、ある意味どうでもいいというか。ディテールをいくら議論や雑談しても現状はなんら変わらないしね。ま、何かを「変えたい」と思っている人そのものが少数派だから仕方がないという気もする。いちおう『不良のための読書術』は読了。
    ▼あと、どこからどこまでが外の人に喋っていいことなのか教えて下さい>TJさんあたり。まあ、僕が知っている程度のことは氷山の一角なのでどうでもいいだろうけど。
    ▼「ダ・カーポ」の<電脳書店は使えるか?>特集はコンビニで立ち読み。
    ▼臨時国会スタート。森首相曰く「いわば<e-ジャパン>の構想であります」。ついに来るところまで来たな。実際の原稿を書いてるのは誰なんだろう。
    ドーピングの話を考えていて、あれは結局、「なぜルールがあるのか」という問題に帰着できるのではないかと思う。たぶん、ルールがないと、「スポーツ」じゃなくなっちゃうからだろうなと。死ぬ気で頑張るとか必死とか言っても、本当に「必死」の人は、あんまり見たくないってことなのかも。
    ▼JR西日本によるインターネット書店「えき〜プ」。10/3オープン。
    ▼気象庁。浅間山の火山活動について
    ライブカメラ「浅間山ライブ」
    ▼今日届いたbk1エクスプレスから気になった本。
    最先端創薬
    こころと脳の絵本
    視覚情報処理ハンドブック
    ▼しかし何でアレで、これがああなんだと思うことは多々ありあり。
    ▼Hotwired。「サイボーグ教授」はメディアの寵児(上)民間格安ロケットで宇宙利用を新コーティング材でチェルノブイリ核廃棄物の封じ込め実験
    ▼「地上波防衛軍」なる怪しい番組がオンエアされているが、これはいったいなんだ。
    検索エンジンのしくみ教えます
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  • 00.09.20
  • ▼NEP21にてブレスト→bk1。ランキングとか、池内氏コラムを更新したり。
    ▼衛星の軌道が分かるサイト「J-Track 3D」。JAVAで動く。面白い。静止軌道に衛星がひしめきあっていること、衛星の軌道も結構多様だということが一目瞭然。チャンドラはえらく遠くを飛んでるんだなとか。意味もなくクリックしまくり。喜多充成さんに教えてもらった。
    ▼hotwired。参加者不足に悩む民間ロケット打ち上げコンテスト(上) ヒトの遺伝子操作に科学者が警鐘
    ▼zdnet。bn.com,Amazonに代わりYahoo!上の主要ブックセラーに。Yahoo!サイト上の主要ブックセラーの座がAmazon.comからbarnesandnoble.com(bn.com)になったという話。やはり老舗には勝てないのか?
    ▼話題のhttp://www.dotcity.co.jp/。ところがやっぱり、サーバが落ちてしまったらしい。復旧に約1週間かかるとのこと。いまの日本には、落ちないサーバを構築する技術がないのだろうか。
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  • 00.09.19
  • ▼やる気なし。食って寝て原稿を書いてただけ。そしてまた一つ仕事を降りてしまった。収入面ではけっこうな損失だが、やる気がおこらない仕事やるほどの暇はないし、毎回原稿ズタズタにされんのもイヤだし。
    ▼やる気がないのと、都合があってモーターショーとエアロスペースでもらってきた資料をかきわけたりする。
    インターネット博覧会「インパク」の編集長に荒俣宏、糸井重里、八谷和彦、浜野保樹ら。
    ▼政府がITなんとかっていう補助金ばらまきをやるという話。というわけで、「IT」という言葉は既にこういう状態なんだということに(せめて雑誌の編集者くらいは)気がついて頂きたいと思う今日この頃である。
    ▼昨日の日記に関して、女性側にしか言及しないのは不公平だとメールをもらった。なぜ男性側のことを書かなかったか。答えは単純だ。僕は別に、一般論を述べようとしているわけではない。僕の経験、僕の主観を書いただけである。相手の女性から誰の子供をおろしたのか聞いたわけじゃないし、「俺、子供を堕ろさせたんだけど」と男から相談されたこともない。要するに主語はあくまで「私」なのであって「われわれ」とかじゃないことに留意してもらいたい。僕は、この問題に関しては「世の中」と言われる曖昧な主体がどう考えているかなんてことには興味がない。というか、それは「分かっている」。僕は、僕自身がどう考えるのか、そしてどう行動するのかを知りたいのだ。よって、この問題に関しては、他人から下らんこと言われる筋合いはない。だったらウェブ日記に書くなというなら、読んで頂かなくて結構。この日記は、あくまで日記なので。Read Meだとかなんだとかに登録しているわけでもないしね。
    田口善弘さんがbk1のURL付き(でも記述法が間違っていてアクセスできない)で紹介してくれた『不平等社会日本』。いきなり複数のMLで議論爆発。でも<お取り寄せ>じゃ売れないだろうな。僕は未読。
    bk1の<お取り寄せ>は、パッと来る奴と来ない奴がある。一人の客として試してみて分かったのだが、電撃文庫は<お取り寄せ>でもほとんど1週間以内に出荷されるようだ。コバルト文庫も比較的出荷速し。ソノラマも悪くない。問題は扶桑社とか。どこの出版社であれ、たまたま重版予定の狭間に落っこちてしまうとどうにもならないのだが。新刊でも『「知」の欺瞞』みたいに出版社の思惑以上に売れ続けると、そういうことになることもある。あれって今何刷りなんだろ。お、『ディノプレス』はようやく入荷したか。
    ▼書評の件でもメールが来たので、続きも書いておこう。
    昨日書いたような「情報系」や「相対評価系」あるいは「深読み系」の文芸書評は(種類こそビミョーに違うが)どこにでもあるので、少し毛色の違う書評を紹介しよう。それは、『日経エンタテインメント!』の書評だ。この雑誌の書評は、書評というより、ほとんど分析である。基本的には本の紹介なのだが、その本がなぜ売れているのか、読みどころはどことされているのか、そしてそれは何故なのかといったことが書かれている。「要するにこの本はこうなんだよ」ということが書かれているわけで、まさに「日経エンタテイメント」な書評欄である。読んでる人は知っていると思うが、他の記事と書き方(スタンス)が同じなのだ。
    ▼で、僕が何を言いたいかというと、書評の書き方は媒体によって(ほぼ)必然的に決まってくるということ。そして現実的なライターの課題としては、それぞれの媒体にいかに合わせるかが大きな問題になるということ。
    そういう流れは、今後も変わらないんじゃないかな。そう思う。だから僕には、ウェブ書評がオフラインの紙媒体に大きな影響を与えるんじゃないかという話は、あまりピンと来ない。
    ▼ただ、僭越ながら敢えて例として出せば、僕みたいな例はあり得るんだと思う。僕がなぜいろんな人に使って頂いているかというと答えは簡単で、今まで紙媒体で活躍していた方のなかに、たまたま僕みたいなスタイルの人がいなかったからだと思うのだ。で、問題はここから。編集者の方は当然、ある種の独自性を期待する。だが私は誌面に合わせようとしてしまう。だがそうすると僕を起用してくれた意味が消失してしまう。と、いうことは僕も分かってはいるのだが、紙媒体でウェブと同じことをやるわけにはいかない。こうして一人の駆け出しライターは、ジレンマに陥るのである。「らしさ」を表現するのは難しいってことやね。
    e見仏記
    ▼biztech。インテルの「e-Home」端末、2001年登場か。『サイゾー』にもしょっちゅう出ていた話だが社長退陣でも茨の道続くリキッド「目算狂った」--コムスン折口会長が思わず漏らした弱音あらゆる端末に音声・文字を自在に送受信できる技術を開発--宮崎幸男/アドグラムス社長憎しみに揺れるダスキン「愛の店」三菱電機、4病院連携の電子カルテ・システム
    ▼ZDNN。Anchor Desk:Mac OS Xは「Mac体験」とどう折り合いをつけるか。むむむ。
    ▼浅間山、火山活動活発化か。こうなってくると、日本列島はどうなってるんだと思えてくるのも無理はない、ような気もしてくる。90年代後半が逆に静かだったから多く感じるだけなのかもしれないけど。
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  • 00.09.18
  • ▼『素敵な宇宙船地球号』。ナタネ油によるバイオディーゼル、デンマークの藁炊きボイラー、木材によるミニ発電プラントなど。全部が代替燃料に変えられるとは誰も思ってない。取りあえずやれるところからやっていく。
    ▼台風一過。キレイに晴れた。台風の周囲は雲が形成されない云々と朝のニュースで解説していた。当たり前なんだけど、学校でもこういうこと教えればいいのになと思った。
    ▼こないだ個人メールでも聞かれたんだけど、地学関係の本でもっとも良いのは何かと聞かれたら、僕はいつも「チャート式 地学」と答えている。お馴染み数研出版の参考書だ。当然、高校レベルのことしか書かれてない。だが地学に関してはあの本を端から端まで読んでおけば、だいたい大丈夫。どんな大学の先生の話でも聞くことはできると思う。「台風の周囲になぜ雲が形成されないのか」にも答えられる。本当は中学レベルだと思うが。
    ▼間もなく創刊される日本版
    ポピュラーサイエンス編集部のK口氏に会う。かなり忌憚なく意見を言ってしまった(笑)。創刊0号とかをもらう。書店を経由して真っ直ぐ帰宅。
    ▼ヤワラじゃなくてタワラだろってのに一票。ようやく取れてよかったねとは思うけどYAWARAじゃあねえだろと前から思ってたので。
    ▼生命倫理関連の本を読んでいると、どうしても考えざるをえない問題が頭のなかをよぎる。生殖医療は様々な問題はあるものの究極的には生命を生むためのものだから、取りあえずいいとしよう。問題は中絶である。
    僕の知り合いで中絶したのは二人。実際には、もっと大勢いるのだろう。中絶した女性の多くは、それを隠す。もともと他人に言うようなことじゃないという言い方もできるが、それが単なる言い訳に過ぎないことは、本人も分かっている。やっぱり罪の意識があるのだ。だから隠すのだろう。だからといって彼女たちを責められるわけでもない。じゃあバンバン堕ろせばいいかというと、そんな単純な問題でもない。うち一人は、僕が知っているだけで二人堕ろしていた。繰り返し中絶する女性が多いのは、おそらく以下の3つが理由だろう。1)もともとそういう人だった。2)一回堕胎したことで、堕胎の心理的敷居が低くなった。3)統計的に見ると堕胎すると妊娠しやすくなるから。 で、結局僕は何が言いたいのかというと、何も言いたいことはなく、言うべきだと思っていることもなく、俺はこうしていきたいという意見もないのだった。僕が「子供を堕ろした」と聞かされたのは、それぞれ堕ろしたあとの話だった。二人とも、別に子供の父親でもない僕にそういう話をしたのは、誰かに聞いてもらいたかったのだろう。それは別に構わない。だが、こちらとしては考えずにいられないのだ。じゃあ、もし堕ろす前に相談されたら、俺はなんと答えていたのだろうか? どう答えるべきだったろうか? あくまで仮定の話であり、そういう経験はないし、これからもあんまり体験したくないのだが、この自問に対して自答ができない自分がここにいる。ただ、こんなに大事な問題に対して自分なりの結論が出せてないことが、なんといえばいいのか、居心地の悪さと気持ち悪さを感じさせている。
    ▼──と、ここまで書いたところで、昔、「あんたは世の中なんでも白と黒に分けられると思ってるでしょ」と言われたことを思い出した。
    ▼確かに世の中、なんでも白と黒に分けられるわけではない。だが、「より白」を求めることはできるはずだ。それに、なんでも灰色に押し込めてしまえばいいというものでもないはずだ。僕はそう考えている。世の中灰色だからというのは言い訳、ごまかしに過ぎない。また、灰色ってのはどうせ黒なんでしょ、と、ひらきなおるのは「偽悪」的だ。それも所詮、ごまかしでしかない。
    ▼僕もずいぶん変わったつもりだったが、人間、10年やそこらでは変わらないのかもね。たぶん僕は、ずっとお子さまのままですよ。
    ▼いらんことばかり考えてしまった。渡辺美里のベストアルバムのせいだろうか。彼女の歌声は、昔を思い出させる。
    ▼毎日インタラクティブ。光ファイバー上で量子暗号の送受信実験に成功 三菱電機など。北海道大学電子科学研究所(竹内繁樹助教授)らとの共同成果とのこと。
    ▼BizTech。京都大学など、サルES細胞株樹立に国内初成功。カニクイザルおよびニホンザル。
    ▼同上。太陽光発電ブームに「補助枯渇」の暗雲
    Celera社、280万個のヒトSNPsのデータベースを構築
    ▼hotwired。家庭内ワイヤレス・ネットワーク標準をめぐる激しい戦い人工知能開発でMITと民間プロジェクトが協力簡単安価なDNA検査法遺伝子組み換え「スーパートマト」が誕生へ
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,785。Vol.062配信。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,266。


  • 00.09.17 雨ときどき曇り
  • ▼ゴールデン洋画劇場でやっていた『戦火の勇気』をVで見ながら、ふと思う。アメリカ人たちがインタビューがうまく見えるのは、答えるほうも答える練習ができているからじゃないか。問われれば答え、より突っ込まれると解説する。そういう練習ができているのかもしれない。インタビュアー、インタビューイ双方とも。
    ▼インタビューにもいろいろな種類があり、それぞれ様々な完成系があると思うのだが、私が一つの理想とするのはCNNやCBSのドキュメンタリーのインタビューである。『戦火の勇気』は調査インタビューを重要な構成要素とした映画だが、それなりに見られる。基本的に裁判映画と同じで、人が話しているシーンと、その再現が交互に繰り返されるのである。「見られる」というとこも、裁判映画がそれなりに見られるのと同じだ。
    ▼で、見ているときに、ふと感じたわけ。
    ▼ここから下は違う話。
    インタビューのテープ起こしはつらい作業だが、「書く」ということにおいて何の役にも立たないか、というと違う。インタビュー起こしは、ただテープを聴き、起こすだけの作業ではない。テープ起こしを読むほうの立場の人ならばみな知っていることだが、起こした人によって読みやすさはまったく違う。
    まあ、僕がこんなこと言ってもあまり説得力はないと思う。でも多分、宮部みゆき氏が速記の経験が書くことに役に立っているとか言っていた(と思う)ことと同じじゃないかと思うのだけど。
    ▼書評の話。日記で続けるのは断片的でよくないのだが、かといって書いておかないと忘れる。
    つまらん本をけなす「だけ」なら誰でもできるので、その話は取りあえずおいておこう(ただし、けなしまくっているのに、読む気にさせる書評はありうる。そもそも、その本が面白いかどうかと、その本を読んで何か考えたかどうかはまた別の問題だしね。その話はまた別の機会に)。
    ▼問題は、面白い本をどう「面白い」と表現するか。
    なんていうのかな。要するに表現力だと思う。うまいメシを食ったときに「おお、むちゃくちゃうまいぜ」ということを全身で表現する人がいるでしょ。あるいは、微妙な表情を浮かべる人もいるけど、とにかく、こっちまでメシのうまさが伝わってくるような食い方をする人がいるでしょ。たぶん本の面白さを伝えるっていうのは、あれと同じだと思う。
    ▼ただし「どう表現しようか」なんて考えるとダメ。新聞に出てる書評がつまらんのは、いわば、「味わおう」と思いながらメシ食ってる人の顔と同じだからだろう。しかめつらしい顔してメシ食ってる連中の顔見ても、その料理がうまそうだとは思えないでしょ。いらんことを考えながら書評を書こうとすると、それと同じ罠に落ちる。書評でございますって文章より、ウェブ日記の一行感想のほうが面白い場合が多々あるのは、そのせいだろう。
    ▼まあ、かといって文章で料理のうまさを表現しようと思ったら、結局「美味しんぼ」みたいになっちゃうんだけどね。「○○と××が溶け合って絶妙のハーモニーを奏でている」とかそんな感じ。でも、普通の人ならこれでいいんじゃないかな。
    お金もらって書く人は山岡士郎くらいのこと、たとえば「○×というのは昔から××と言われていた素材で、○△□という料理法で調理すると、○△が○○して、うまさがより引き立つんだ。□□さんは、その基本を大切にしながら<□オリジナル>という手法を導入して、さらに素晴らしい料理に仕上げている」とかなんとかくらいは言わないとダメかもしれないが。こうして考えると文芸評論って、ほんと料理評論と似てるような気がする。
    ▼僕自身は全く見てないTBSのドラマ『Summer Snow』のオチがオンエア前に「それって、まさかこういうオチじゃないよね?」という雑談したそのまんまだったらしい。ずっと見ていた人には悪いんだけど、なんとチンケな。
    ちなみにその雑談のときには「『ブラックジャック』にもそういう話あったよね」「あったあった! 『ブラックジャック』といえばさあ、よく床屋さんにあったよねー」と、そのままブラックジャック談義になったのだった。どの話がどの巻に入っていたかまで覚えてる人が結構いて、おかしかった。
    ▼『どうぶつ奇想天外』。団子虫は右に曲がったら次は左に曲がるという習性があるんだそうな。須田さんて確か本を書いてたな。と思って検索。
    ▼三菱化学生命科学研究所の野瀬俊明主任研究員らが、マウスのES細胞から始源生殖細胞を作り出すことに成功したそうだ。
    bk1から何冊か本が届く。取りあえずパラパラとめくって読了したのは、はらだもとこ『人食いバクテリアから貰ったもの』新風社。67ページしかないので、本と言うよりブックレット。致死率90 %超のA型溶連菌感染症に罹患して奇跡的に生還した人の手記だ。俺だったらそんな病気にかかったら67ぺージじゃなくて670ページくらい書いてしまうような気がする。
    あとはまだ買ってなかった『ヒト・クローン無法地帯』とか。もういいかげん、この手の本も飽きたというのが正直なところだが。
    ▼「使えるネット書店はどれか -ネット書店の品揃えを見る-」by 片桐裕恵氏。
    ちなみにbk1の評価は「ベストセラー・話題本に強く、新刊に弱いbk1」。ちゃんと分析(というか知ってるからでしょ)もされていて、こう書かれている(文章がおかしいがママ)。「恐らく元データを提供しているであろうTRC-MARCが新刊対応が遅いことが原因であると思われる。ある意味致命的というこの欠点を、書評やその他の豊富なコンテンツでカバーできるか、注目である」。この人は図書館勤務だそうだから、TRC-MARCはもともと「遅い」という評判をとっていたんでしょうね。
    ▼僕が思うにbk1最大の問題は、…やめとくか、いちおうまだカネもらってるしね。でも契約書交わしてるわけじゃないからなあ。いつクビ切られても文句言えない代わりに、本当は何書いても良いはずなんだよな。
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  • 00.09.16 雷雨ときどき曇り
  • ▼怒。
    ▼【
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  • 00.09.15
  • ▼なんか、昨日書いた文章はトゲがあるな。日記も書評も。
    ▼早朝に起床。ごそごそしたあと、
    bk1。科学書の棚をいじる。編集スタッフは誰もいなかったが、ゴソゴソしてるとタカザワさんが来た。彼は文芸サイトの本当の担当者なのだが、顔を合わせたのは久しぶりだ。
    ▼その後、曙橋定例会議→半蔵門。夜中に帰宅。
    ミチオ・カクの本業。『超弦理論とM理論』シュプリンガー・フェアラーク東京。
    ▼毎日インタラクティブ。「ここだけ」を求める利用者 変化するオンラインショッピング事情。「インターネットの利用者は、『ここだけ』に弱い」そうだ。でも科学書で限定本はできそうにないしな。科学技術系ソフトはネットサイエンスで買ってあげて下さい。助成金情報っていうコンテンツもできたそうです。ここが潰れたら<インタビュー・メール>は終了なので一つよろしく。
    ▼そっかPinoはイマイチなのか、と某所の日記を読む。科学技術白書にもカラー口絵で紹介されてるのに。あれ、白書まだ入荷されてないぞ。どうなってんのかな。
    三宅島で火口が広がっていく様子のアニメ。もうちょっと見せ方があるだろうとは思うが、学術目的のものだからな。岩手大学工学部情報システム工学科横山研究室作成。
    ▼敬老の日らしいのでサイト紹介。高齢者身体機能データベース
    東芝ケアコミュニティ
    ▼アスキー、オンラインでチェックできる「アスキー デジタル用語辞典」の無料サービスを開始
    ▼hotwired。皮膚潰瘍治療に遺伝子工学利用の「タンパク質スプレー」
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  • 00.09.14
  • ▼原稿を一本送稿。かなり、いっぱいいっぱいです。
    ▼渡辺美里のベストアルバム聴く。前に出たベストとほとんど重なっていて、彼女ももういっぱいいっぱいなのかなと思う。「センチメンタル・カンガルー」ってこんな曲だっけ。
    僕は渡辺美里世代よりちょっと下だが、思うに渡辺美里という人は、ある種「楽器」みたいな人だったんだと思う。いろんなプロデューサーや作曲家に吹かれた楽器。
    ▼『ZONE』を初めて見た。東山がしゃべってるところはあるけど要するにこれは、ニュース番組のなかでやる<特集>って奴の、VTRだけを繋いだ奴なわけね。スタジオでつまらんこと言ってるところを削り落としたってわけだ。マラソンの監督やボクシングのトレーナーって馬主や調教師みたいだなと思った。川島実はかっこいいね、マンガみたいで。
    ▼「
    日経サイエンス」が見本誌プレゼントをやってます。締め切りがいつまでかウェブからはよく分からないので、お早めに。
    ▼オンライン書店の情報を集めたBook Scramble科学書サイトの情報は全く拾ってくれてないけど、こういう試みはいいんじゃないでしょうか。なおbk1科学書サイトの情報は、青木みやさんが作ってくれてるこちらのほうが分かりやすいかも。
    テライユキっていえば、今やTVのCMにも出演の人気キャラじゃないですか(笑)。実際、あのCMはよくできてると思った。一回きりしか使えないけどね。ところでその人工知能セミナーの講演会って無料? ただで暇なら行ってみようかな。
    これって何かの冗談かと思いました。
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  • 00.09.13
  • ▼相変わらずテープ起こし。起こしていて感じたこと。僕はぜんぜん知らないこと/予期してなかった話が相手から出てきたときのほうが、聞き手としてはうまいみたい。う〜ん。TVで言えば決め撮りが多い科学ライターとしては、まずい気がする。知っている話でも効率よくかつ面白く引き出す技を身につけないと。
    アマゾンが乗りだしてくるのは12月と決まったそうですが、いやいや、いったいどうなるのでしょうね。取りあえず『アマゾン・ドット・コム』をbk1で買ってやって下さい。
    ▼池袋で某氏にお会いした後、bk1
    ▼東海地方の水害の被害は予想外に大きい模様。
    iモードにも対応 電話番号を無料で調べてくれる「104Japan.com」がオープン
    ▼新検索サイトGoogle、正式にサービス開始。ここは確かに速い。
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  • 00.09.12
  • ▼「森山が取り上げなかったらきづかなかったぞ」って言われても。でも他にもそういう人がいるみたい。ほんと、もっと「表紙」あるいは目次を作らないと、ただひたすら損をしていくような気がするんですが。なんとかならんのだろうか。前から言ってるのだが、せめて<コラム一覧>くらい作ってもらいたい。ところで「片胸落とし」ってよくはたひらさんが後輩にかけまくってた奴でしょ。
    ▼ちなみに『クマと闘ったヒト』の座談会は、こないだ「お風呂好き」として登場して頂いた馬場さんの企画。
    お風呂好きの馬場さん、と書いたら女性だと思った方が多いようですが、馬場さんは「絵本(児童書)と格闘技」担当の新婚男性です。なお、馬場さんが好きなお風呂が温泉のことではないっつーことは、bk1社内では周知の事実です。あ、でも、お金を払うお風呂のことでもないらしいです。
    ▼ところで、はっきり言っちゃいますがbk1ジャーナルってつまんないですね。情報もないし視点もない。読んでも得るものが全くない。それとも、こう感じているのは僕だけですか?
    ▼新刊採点、っていうか、むかし(っていう感じのころ)bk1の編集部で言ってたのが「今月の即返本棚」っていうのを作るかっていう話。もちろん、実際にそれをやっちゃうと本が入ってこなくなるだろうという良識が働いて実現してません。居酒屋トーク。
    ▼そうそう。本屋にとっては「売ることが最終目標」だと書いている人がいましたが、それは違うでしょ。「売ること」は書店にとっては「第一目標」。「最終目標」は、本に関してよく言われているところの「文化の発信地」だとか「本を中心にしたコミュニティ」を作ることでしょう。なんでそれが分からない&混同するかな。以下は自粛。
    ▼今日の気になった本。『アマゾンの超医力』怪しすぎるタイトルだが、版元は毎日新聞社で、著者はえらい人らしい。
    ▼会議をすっぽかして原稿書き、の合間に『たけしの万物創世記』をちょっとだけ見る。火山を撮影していて普賢岳で死んだクラフト夫妻の話とか。
    朝日新聞ミレニアム企画 読者投票第5弾 1000年の科学者。結果よりも、こういう投票にどのくらい票が集まるものなのか、というほうに興味がある。締め切り9/18。
    ▼毎日インタラクティブ。大日本印刷が腕時計タイプの非接触ICカードシステム開発
    ▼しかし、なんか楽しいことないかな。
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  • 00.09.11
  • ▼う〜む。やっぱりポイントを明示されない記事は書きづらい。どうも筆が進まない、というか、指がキーボード上を踊らない。僕はバスッと流れが見えないと書けないタイプなので、ストレス溜まりまくり。でも一応仕上げてメールする。
    ▼毎日インタラクティブ。
    視覚・聴覚の二重障害者向けの情報端末を開発 東京のベンチャー。「盲ろう者用マルチ情報機器」。
    ▼日経コミュニケーション。三菱電機、電力線で3Mビット/秒通信
    ▼NASA Science NEWS。Audacious & Outrageous: Space Elevators
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  • 00.09.10
  • ▼なぜか頭のなかでSMAPの『ライオンハート』が鳴っている。フルコーラスで聞いたこともないのに、なぜあんな曲が。
    ▼しかし深田恭子というキャラは、ある意味希有な存在かもしれない、というのが『フードファイト』を見ての感想。ま、あの番組でいえば、もう一人いた女の子(園でボランティアしてた子)役の平田裕香もそういうキャラになれるかもしれないが。
    しかし、彼女が
    bk1でインタビューを受けていることって、アイドルファン達の間では、どのくらい知られているのだろうか? この子がここに登場するに至った一番最初のきっかけは、最近は鼻血ブーで大変らしいSPA!のK原さんから、僕の自宅へ午前4時にガーッと送られてきた一枚のファックスだったりする。その後の経緯は秘密。
    ▼その<アート・エンタメ>サイトの『クマと闘ったヒト』関連座談会(中島らも+ミスター・ヒト+大槻ケンヂ)は笑えて面白い。しかもbk1が有隣堂やリブロでのサイン会まで宣伝している太っ腹(笑)。
    まあそれはどうでもいいとして、こういうコンテンツがパッと客前に出ないとね。やっぱりbk1サイトのでかさというか検索のしにくさというか諸々がネックになっていることを感じる今日この頃である。
    ▼そうそう、かなり前の話なんですがアレですが、「サブカル棚を作ってほしい」とか「だいたいこのへんの棚なら好きなヤツがあるっていう感じを作ってくれ」といった御要望は、僕も全く同感だし、bk1の人も知ってるはず。
    ▼民放各局がやっているオリンピック特別番組のCM。おばちゃんが物干し竿を棒高跳びにしていたり、掃除のおばちゃんが新体操のバトンをやったりしている奴だ。あのCMは自社製品に自信がない家電メーカーがやっているイメージCMみたいで格好悪い。オリンピックは、世界でも最高峰の人間が集まって、技を競う場だろう。ならば、選手たちそのものをきっちり全面に出すべきではないか。それとも、今更そんなんでは数字が取れないと考えているのだろうか。なんでもいいけどね、どうせ俺はあんまり見ないだろうから。
    ▼なぜ日記がこんなにダラダラと長いかというと、やっぱりテープ起こしをしているせいだったりします。合間に読んでいるのは課題図書に指定された『偽善系』『パスト・フューチュラマ』それと『もう君を探さない』。
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  • 00.09.09
  • ▼ニュースが「9月は台風の季節です」と言っていた。だがこれは「ウソ」とまでは言わないが正確ではない。私の記憶が確かならば(死語かな)、台風は、発生件数・上陸件数で見ると共に8月のほうが多いのである。だが水害が多いのは9月。つまり9月の台風は被害をもたらしやすいので、9月が台風の季節であるかのような気がしているのである。
    bk1の予約アイテム、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の予約がついに900冊を超えた。ほにゃららが○冊くらいしかいかないのと比べると、凄いとしか言いようがない。「なんでこんなに予約が入るんですかねえ」と言ったら安藤サイト・コーディネーター曰く「ベストセラーというのはそういうもんだ」。
    ▼こういう本が自分の担当ジャンルから一つでも出れば、かなり気楽なのだが。私が売り子を担当している本でたぶん最大予約数を記録する(と期待したい)のは瀬名秀明新作『八月の博物館』だろうか。でも「どんな話か」一言で言えない本だからなあ。そういう本は商売的にはキツイかもね。
    ▼いっぽう『肩胛骨は翼のなごり』も同じくジャンルはどこ、とは特定しづらいが、書影もなかなか今風で、いかにも狙ったところにズドンと落ちそう。地べたの本屋でもいいとこいくのでは、という気がする。
    ▼でも、こういうことを色々考えられるジャンルは別にいいのだ。あとはbk1のアクセスさえ上昇していけば、ほっといても売れ行きは上がっていく。科学書は、こういうことを言えるような状態ではない。
    ▼以前bk1の話をしたら「でも本は、近くの本屋で買うことにしてるんだよ」と言われたことがあった。つまりこの人は、オンラインにある書店は「遠く」にあると感じているわけだ。実際にはインターネット・ユーザーである限り、非常に「近い」はずなんだけど。
    ▼単に近くに住んでいる人だけが「近い」わけではないことには、電子メールやチャットを使うネットユーザーならば、誰もが気が付いているはず。だが、単に物理的に目の前にあるショップだけが「近い」わけではないことに気が付いてもらうには、まだまだ時間がかかりそうだ。
    ▼でも、どうしてなのだろう? この「距離感」はどこから生じているのだろうか?
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  • 00.09.08
  • ▼Natureに出たアブラムシ共生体のゲノム解析の論文を書いた人って、ひょっとして以前サイエンスMLのオフ会で会った人?
    ▼飯田橋にて雑談→bk1→曙橋定例会議→書店まわり→帰宅。
    ▼【
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    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,210。


  • 00.09.07 曇りときどき雨
  • ▼インタビューテープが溜まりすぎていて、どこから手をつけていいか分からないような状況。
    ▼でも仕方ないんで、やっぱり脳ミソを使わなくていいテープ起こしから。でもこれが一番つらいんだよな〜。眠くなるし、だるいし、腕は疲れるし。で、読書とか睡眠とかに逃避してしまう。ちなみにいま僕のテープ起こしの友は『
    科学技術白書 平成12年版』。
    ▼いま話題の偽1万円札だけど、うちの近所でも出たらしい。あれって、もらった方が損するんだよな。偽札に興味を持った人は真保裕一『奪取 』を読みましょう。
    新美南吉って30で死んでたのか。がーん、知らなかった。やっぱり圧倒的な才能っていうのはあるのだなあ。
    ▼しかし、なんで「日本の童話名作選」に書影がないのだろう>bk1。不思議としか言いようがない。『ごんぎつね』と『手ぶくろを買いに』が在庫されているのは児童書担当で新婚でお風呂が大好きな馬場さん(実名。ウェブに出てるんだから良いよね〜)の趣味だろうけど。
    ▼知らないうちに講談社ノンフィクション賞とエッセイ賞が決まっていた。
    ハインラインを読もう
    AOLユーザーをだます人工知能ソフトハイテク・セックスの将来(上)今年の『アルス・エレクトロニカ』の目玉は「精子競争」。アルスには一度行ってみたい。
    肉声品質と遜色のない歌唱音声合成技術'HORN法'を開発 〜あなたの声を基にコンピュータが歌います〜。またかなりウソくさいリリースだなあ。
    ▼ヘロヘロになりながらテープ起こしを一件片づける。
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  • 00.09.06
  • ▼POPサーバのトラブルは解消しました。ふう。
    ▼実業之日本のN岡さんと培養皮膚の取材で北里大学の黒柳教授のところへ。終了後、その足で名古屋の
    メニコン研究所へ。
    ▼お知らせ。科学書サイトの予約コーナーで、グールドの新作エッセイ『干し草のなかの恐竜 上下』予約受付中。僕は読んでないので何とも言えませんが、たぶん、「おやじ、いつもの! 久しぶりに頼むよ」と言ったら出てきた、って感じでしょう。どうせ買う人はお早めに。来週の頭には予約締め切りしちゃうので。
    ▼bk1の送料無料キャンペーンも今月で終わりだしなあ。どうなるんだろう(他人事モード)。
    ▼biztech。農水省、仮想品種改良ソフトを開発へ
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    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,219。Vol.113配信。


  • 00.09.05 雨
  • ▼POPサーバトラブル続く。
    ▼土砂降りの雨のなか、和光の理研へ。某企業の広報誌の仕事で姫野龍太郎氏に話を伺う。行きは「車にしましょうよ」とごねたのでタクシー。でも帰りは歩き。
    ▼asahi.com。
    6周年 地盤沈下に揺れる関空 工事費ねん出にリストラも検討 自治体側は困惑
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,675。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,209。


  • 00.09.04
  • ▼やけに暑い日曜日が終わったら、いきなり秋になってしまった。こうなってくると、おでんやシチューが食べたくなる。
    ▼夕方から
    bk1。わさわさと郵便物が。
    ▼帰宅してからはいつものようにSPA!の原稿書きとPSNの発行。
    ▼「DASACON4 オンライン書評に関する大型アンケート」に投稿した。このアンケートに対する意見は既にスタッフの方に送ったとおりだが。
    ▼zdnet。Consumer Electoynics:縦置き型ビデオデッキはブレークスルーか? これが噂の縦置きビデオデッキか。
    ▼これ、写真ではTVのすぐ横に置かれているが、この置き方ははっきり言って間違いだ。横置きのビデオデッキでも同じだが、俺に言わせればビデオデッキは、たとえば机の横とか、すぐ手が届く場所に置くべきものである。TVとはケーブルで結べばいいわけで、別にTVの近くに置く必要はない。机の横、つまりふだんいる場所の近くにあるほうが、あたかも資料本を開くようにパッとビデオを見るためには向いているのである。ビデオデッキだけではない。すべからくメディアプレイヤーはそうあるべきなのだ。
    ▼一度やれば分かるが、これは非常に快適である。何が哀しくてTVのところまで歩いてテープを入れて、また戻ってリモコンを操作しないといけないのかという気すらしてくる。欠点は、狭い部屋だと、まるっきり「仕事場」っていう雰囲気になってしまうことくらい。
    ▼要するに何が言いたいかというと<インプットはとにかく手元、アウトプットは適宜>という基本が、TV/ビデオの使用系においては全く考えられていないのではないか、ということである。家電製品の使用シチュエーション──あるいはI/Oと言ってもいいと思うが──を考えるときには、部屋全体の環境を考えないといけないと思う。おそらく他にも多くの家電が、この考え方で見直すと設計をやりなおすべきだとなるんじゃなかろうか。是非ご一考を>家電メーカーの人。
    ▼かねがね不思議だなあと思うのは、物語を語る人、そしてそれを楽しむ人というのは、旅商人や琵琶法師、薬売りたちの話を出すまでもなく、というか、そういった人々が出てくるよりもずっと前からいたらしいということだ。人々は、物語を楽しんだ。なぜそんなことが延々と続いてきているのだろう。
    ▼YOMIURI ON-LINE Bit By Bit。文化系の情報技術、理科系の情報技術
    天才Webバカボン
    ▼zdnet。ホワイトボードをデジタル化する装置“mimio”の日本語版が登場
    ▼hotwired。「融合遺伝子」でガン細胞を殺せ
    ▼毎日インタラクティブ。視覚障害者向けPCおまかせパックを発売 富士通中部システムズ。私の頭の中では富士通=ダメ会社という認識になってしまっているが、こういうこともやってるのか。
    ▼もう一つ毎日インタラクティブ。GPSと携帯電話を利用した車両盗難防止サービス。こないだTVでもやってた。SOKとセフティーコーポレーションなど5社による共同サービスらしい。
    ▼ascii24。『アクアロイド』は都会の大人たちに満足感を提供する癒し系水中ロボット――タカラのロボット開発担当竹内氏。例のクラゲロボットの話。なかなか面白い。
    ▼ascii24。“日本語.jp”ドメインが来年からスタート
    ▼なんか知らないけどPOPサーバーの設定が変わったのかメールが読めません。昨日はmoriyama.comにもアクセスできなかった。いまのうちに取りあえず日記だけアップロード。原因が分かる人教えて下さい、と言ってもメールは読めないのだけど。うむむ。
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  • 00.09.03
  • ▼朝4時に起きて8時過ぎまで仕事して、ちょっと寝ようと思ったら夕方まで寝てしまった。無意味な一日だった。
    ▼印刷物としてのNASDA NEWSは9月号までで「休刊」、10月号からはNASDAホームページ上でのみ公開の形になるそうだ。知らなかった。
    ▼bolのTVCMを見た。
    bk1のほうはバナー広告すら見ない。
    ▼ハルキ文庫SF全点に続いて、東京創元社から出るファンタジー『肩胛骨は翼のなごり』、bk1・SF予約コーナーで予約受付中。科学書予約コーナーでも硬軟取り混ぜて3冊、予約を受付中だ。
    ▼こういう「手作業」しなくてもバンバン売れるようにならないと先がない。以下自粛。
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  • 00.09.02
  • ▼麹町でブレスト会議。喜多充成さんに初めて会う。
    ▼「わたし、誰もしたことのないことをしたいんです」ときっぱりと語る日本初の女性飛行士を描いたTVコマーシャル。そのモデルとなったのはNHKの朝ドラ「雲のじゅうたん」らしいが、本当の「女性飛行家第一号」を描いた評伝が『
    兵頭精、空を飛びます! 日本初の女性パイロットの物語』アトラス出版である。
    ジュンク堂で見つけた。やられた。しかもこの兵頭精という女性は、僕の実家からも遠くない愛媛県広見町の出身だという。本文2行目にいきなり郷里・宇和島の名前が登場し、愕然とした。二重の意味でやられた。
    ▼『チューボーですよ』のゲストは石原良純。彼は気象予報士の資格を持っている芸能人だ。曰く「なぜあそこに雲があるんだろう、と思ったりするでしょ? それを解き明かしてくれるのが気象学なんですよ」。
    ▼この手の人たちは、風景を見ているだけで退屈しない、という羨ましいスキルを持った人たちだ。私の大学時代の指導教官もそうだった。旅行しているときも、車窓の風景を見ているだけで彼は退屈しないのだ。彼の頭のなかには地質図があって、それと随時照らし合わせながら風景を見ているのである。
    ▼bk1で購入できる雑誌といえば、羊土社『実験医学』とか秀潤社『細胞工学』とかも購入可能。共立出版『蛋白質核酸酵素』はISBN持ってないからいまのところダメ。PNEモノグラフはオッケーだけど。
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  • 00.09.01
  • ▼曙橋にて定例会議→bk1生物コーナーにイルカ本を並べてみたりする。取りあえず普通の本屋がやっていることはみんなやってみなければ。次は猿本にしよう。その次はトカゲだ。
    ▼おっと忘れていた。恐竜専門雑誌『ディノプレス』はbk1でも購入可能です。もっとも、現在は「お取り寄せ」だけど、近日中に24時間以内出荷になるはず。次号は発刊とほぼリアルタイムに入庫するつもり。
    ▼購入可能雑誌といえば『ロボコンマガジン』も実は購入可能なんですけど。でもまだ最新号はデータ化されてない。まったく…。
    ▼帰宅して、鈴木クニエ氏のコラムを更新したりと、さらにbk1仕事。
    ▼ちなみに、bk1の検索機能を使って、bk1の科学書コーナー内で24時間以内の本を指定したりすることもできる。こんな感じ。平台一覧って感じかな。他のジャンルに行っちゃってるものもあるだろうから、完璧じゃないけどね。
    ▼同じ手法でSFもやってみよう、と思ったけど、精度が悪そうなので文芸小説ジャンル全体でやってみよう。こんな感じ。けっこうわけわからんね。
    ▼これを例えば、早川書房限定、発行日順ソートにしてみたら少しはマシになるかな。こう。おお、後ろのほうはSFばっかりだ(笑)。
    ▼ついでなんで東京創元社もやっておこう。こっちは数が少ないので「2,3日出荷」込みにしてみた。
    ▼これがbk1の書棚だ。他にもいろいろな吐き出し方でいろんな書棚が作れるはず。これで全部に書影が入って、一発に30冊くらい表示できるようになれば、それなりに使えるはずなんだけどなあ。まあ、取りあえずこれで我慢して活用して下さい。
    ▼お耽美小説(俺の定義では「耽美」ではない)な表紙になった<ヴァンパイア・クロニクルズ>の一冊『美青年アルマンの遍歴』。しかもハードカバーだ。汚ねーぞ扶桑社。でも書店員的にはおいしい(笑)。俺の担当じゃないけど。
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