00年11月 diary

| ここ一週間の科学書新刊 | ここ一週間の文芸書新刊 | powered by Online Bookstore bk1
| 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 12月 | index |

  • 00.11.30
  • ▼読売オンライン。26億年前、陸上最古の生命体の痕跡発見。41才で大学院入学かあ。すげーなあ。
    ▼お馴染み安井至氏による「市民のための環境学ガイド」から「COP6議長案」「COP6決裂」。
    ▼ロボットな「ETV2000」をいちおう見る。久々に黒崎さんの顔を見た。相変わらず、自分の立場を分かった上でのコメント。黒崎さんはもうちょっと色んなことが分かってるはずなんだけど。ビデオはNスペの奴と全く同じだったけど、なるほど、確かに足の付け根のところにバネがあるのが今度は分かった。その部分が上下動している。人の番組をぼさっと見ている場合ではないなあ、ということで、いろいろいじってメール。
    ▼メールの山を見ていたら、ウェブホスティング・サービスから「お前のところは転送量が規定を超えているからプランをアップグレードしろ」と言われていた。仕方ないので英作文してメールする。英語ペララな人が羨ましいね。僕は何を言われているかはだいたい分かるんだけど、英作能力ゼロなのだ。しかし、いきなり月額負担が倍になるんだよなあ。かといってジオとかにデータを分散させるのもうざったい。ううむ。
    ▼でも凄いのは10分後には「じゃあアップグレードするけどいいか?」メールが来たこと。まあ、向こうは昼間だから当然なんだけど、オンラインはこうであって欲しい。考えもせず、速攻でオッケーメールを出してしまった。でもこれで一気に出費額が増えたってことだよなあ。僕がmoriyama.comを取った当時は(相対的に)安かったんだけど、最近はちょっと考えてしまう。でもまあ経費扱いにするからいいか(ということで自分を納得させる)。
    ▼最近、メールがわけわからないくらい増えてきていて、ちょっと処理能力をオーバーしてます。返事が来るはずのメールを送ったんだけど返事が来ない、という人は、繰り返しメール下さい。
    ▼そうそう、塩澤様、SFオンラインの原稿だけじゃなくって、bk1の原稿もよろしくどうぞお願い申し上げます。
    ▼『ゼノン』って復刊したの? 久しぶりに読みたいぞ。当時僕らは「リアル版仮面ライダー」と呼んでいたものだが、今でもそんなふうに読めるだろうか。サイトーさん、在庫して下さいよ。
    ▼俺の性格はやはり「肉食系」だろうかと思ったりする。ちなみに最近好きな肉は豚肉。なぜこんなに長い間、豚肉のうまさに気が付かなかったのか不思議だ。あ、これは話が違うか。
    ▼infoseek、楽天に買収される。
    ▼おいおい、と思ってしまったのがL&Hの破産申請。音声認識の世界では超有名な企業。ちなみに「シーマン」の認識エンジンもL&H製。
    ▼hotwired。視力障害を補う網膜投影型ディスプレー 『HAL』が君の家にやってくる?(上) 遺伝子組み換えとうもろこしは食用承認されるか?狂牛病、ドイツにも襲来
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,298。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,783。


  • 00.11.29
  • ▼今日も宗教とか宅配便とかガーガー送られてくるゲラとかに安眠を妨げられる。お前ら恨みでもあんのか。
    ▼宅配便は紀伊國屋からで、なぜかカレンダー。紀伊國屋の広報誌「i feel」に原稿を書かせてもらったかららしい。ゲラはしょうがないんだけど、こんなに量があるんなら郵便のほうがいいのに。都内なら一日でつく。ただし、社内便経由ではなく、自分でポストに投函しないとだめ。
    ▼これ、大きな会社の人ほど覚えておいたほうがいいと思うんだけど、社内の郵便物入れを経由させると、配送はまず一日遅れる。ちなみに<速達>で出すともっと遅くなる。先方が不在だと受け取れないからね。本当に急ぎなら、普通郵便を自分でポストに投函するか、バイク便を使ったほうがいい。ていうかそうしてくれ。
    ▼hotwired。
    路上の危険を警告する自動車用カメラシステム
    ▼昨日の日記で書いたソニーSDR-3Xの件で、今度はホニャララな筋から、否定的な情報。曰く、日経の報道は間違い、早稲田云々は関係ない話で、ソニーは怒っているとのこと。はてさて、いったいどうなっているのやら。どっちの情報も本当っぽいから困るなあ、僕としては。早稲田とソニーに聞いてみるしかないなあ、これは。やっぱ一次情報じゃないと信頼できないということだろうか。でも広報の言うことは一次情報じゃないしなー。まあ近日中にはっきりするでしょう。書けるかどうかは別だけど。
    ▼hotwired。ベゾスCEO、歳末商戦に備えアマゾン従業員を激励(上) これがアマゾン・コムの配送センターだ
    ▼同上。トンガ王国が全国民の遺伝子をデータベース化クリック1つで「寄付」ができるサイトが人気
    ▼zdnet。情報家電に活路を見出すアイオメガ
    ▼ascii24。ROBODEX2000開催――会場は終日大混雑、入場制限も。「3日間の入場者総数は5万219人」とか。ついでにロボットの本も売ればいいのに。開催者のなかに講談社もいるわけだし。
    ▼ところでテムザック5を「ガンタンク」と呼ぶか「レイバー」と呼ぶかで世代が分かるなあと思うのは僕だけ? いまの10代ならなんというのだろう。
    ▼IT基本法成立。それってなに?
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,279。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,801。Vol.123配信。


  • 00.11.28
  • ▼電話にて起床。取材日は覚えてるけど、それ以外は何を答えたのかあまり覚えてない。切ってまた寝る。
    ▼寝たかと思ったら、別口からまた電話。メールで良いっちゅうのに。
    ▼諦めて起床。またテープ起こし。一山超えて、また一山。
    ▼飽きてきたので、やることもある
    bk1へ。「AERA」読む。中野善夫さんが出ていた。
    ▼ソニーのSDR-3Xは、早稲田大学の高西淳夫氏が関わっていたそうな。なんでも数日前の日経に関連記事も出ていたという話なので日経をパラパラめくってみたが、探し方が悪かったのか、目に止まらなかった。でも早稲田に似ていると思ったのは当たっていたわけだ(おかげさまで「あ、当たってるの?」とは思ってましたが>分かる人)。
    ともあれこれで、ソニーの小型2足は東大の井上・稲葉研のリモートブレインロボット+早稲田高西研のアルゴリズム、+アルファであるらしい、とまでは分かった。工学院大とか、青学の成果も導入されているのだろうか。どうなんだろう。ともかく一般人としては、凄いのができれば満足。
    ▼たぶん既にあっちこっちが取材申し込んでると思うんだけど、取材行く人、できればこれも踏まえて質問して下さい。そうすると僕とか僕みたいな人は喜びます(笑)。それと、写真撮るんだったらできれば連続写真で構成してくれると嬉しいな(こういうのじゃないよ)。でないと動きがよく分からない。ASIMOほかの場合も同じ。
    ▼僕はいまのところ取材の予定なし。行け(あるいは「来い」)と言われたら喜んでいきますが、エンターテイメントロボットの取材時にいつも出てくる、あの広報の人にはもう会いたくないかも(笑)。嫌な人だとかそういうんではなくて、ガードが堅くて面白い話が何にも帰ってこないんだもん。そのためにいるんだから当たり前なんだけど。というわけで、「聞きました」という言い訳のために取材に行ってもしょうがないしなあ。それよりも今だったら、バンダイの人のほうが面白いこと言ってくれそう。
    ▼かつてはソニーも、いろんなエンターテイメントロボットを作っていることをおおっぴらに言ってたのになあ。たった数年前なのに、もう、そういう時期は過ぎちゃったんだろうな。展示してた奴もあった。あれとかも写真に撮っておけばよかったなあと思う今日この頃だったりする。
    ▼なお2足歩行ロボットの研究は、機械研の梶田さん作成「世界の2足歩行ロボット研究」から辿るのが楽チン。ついでに付け足すと、梶田さんには新年明けてのインタビュー・メールに登場して頂くことになってます。
    ▼これは確かにすごい。人殺しだ。医療過誤:同じ助教授の手術後、8カ月で6人死亡 北九州。2000.09.12、毎日新聞。
    ▼H2Aの打ち上げ、来夏に延期。
    ▼スマート・クルーズ実験、本格的に始まる。
    宣伝。クリスマス用スクリーンセーバーができたそうな。僕もインストールしてみたが、bk1の電波犬が実は予想外に暴れん坊な犬だとわかった。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,261。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,789。


  • 00.11.27
  • ▼一日中キーボードを叩く。手首が〜。
    ▼でもおかげで、テープ起こしはおおむね終了。「ヒューマノイドの操縦はプレステのコントローラーで十分じゃないか」なんて話してたんですね。まさか一ヶ月もしないうちに本当に出てくるとは思ってなかったけど。
    ▼合間に、昨日に続けて課題図書を読む。『
    ハンマー・オブ・エデン』(ケン・フォレット/小学館)、『日本人だけが知らない日本のカラクリ』(パトリック・スミス/新潮社)、『「少年」のふろく』(串間努/光文社)読了。
    ▼『日本人だけが知らない日本のカラクリ』は、最初はくだらん本かなと思ったんだけど、ところがどっこい、非常に面白い本だった。僕がこの本をナメてかかっていたせいもあったのだが、正直な話、何度か衝撃を受けてしまった。ここまでズバリと言われてしまうとは。自分が考えていたことを、いきなり他人から、しかも自分が考えていた以上にクリアに言われてドキリとするあの感覚。それに似ている。
    ちなみに、江崎玲於奈に著者がインタビューしたときの話とかもある。いつもだったら引用するんだけど、今日はマジで手首が痛いので、興味ある人は116ページを読んで下さい。
    ▼ロボデックスのパンフは有料だったそうな。しかも千円で売っていたらしい。あれに千円払う人がいるとは信じがたい。まさに暴利だなあ。適当レポートにも近日中に修正を入れときましょう。
    ▼波風は大いに結構だと思うが田中康夫ってイヤミなオヤジ?
    おちょくり森首相がヴァージョンアップしていた。相変わらず下らないが、投票機能がついている。
    ▼TOTO。「トイレで読書」アンケート。トイレで読書おすすめグッズなんてあるとは。TOTOおそるべし。
    ▼ASCII24。電子書籍の未来とその可能性
    ▼biztech。生分解性プラスチックにやっと日の目
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,254。Vol.72配信。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,781。


  • 00.11.26
  • ▼うーん、何してたのかな。原稿をたらたら書き、ゲラを送り返し、課題図書をペラペラめくってたような気が。おっかしいなあ。なんで片づかないんだろう。
    ▼「
    鉄腕ダッシュ」見る。鉄腕鉄子ことテムザック4による東京−大阪間の「遠隔操作お買い物」は見事成功。エレベーターのなかでピッチが切れちゃうところとか瀬戸物を落としそうになるとことかハラハラものだったけど、いやー大したもんだと思う。しかも税金使ってるわけじゃなくて、一企業によるものなんだから、やっぱえらい。しかも見てると、実際の使い勝手とかもよく分かる。
    「鉄腕ダッシュ」では今後も「鉄子」を使っていろいろやっていくって話だったけど、ひょっとして番組で一台購入したんでしょうか。まあ600万円だから番組予算からすればそのくらい買えちゃうよね。
    ▼asahi.com。電脳がデザインする「生物建築」 東京の地下鉄駅に 。うーむ、昔ならこういうの楽しめたんだろうけどなあ…。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,247。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,771。


  • 00.11.25
  • ▼ノーベル賞の白川英樹氏が、化学会から特別賞、筑波大学からは名誉博士号を贈られるそうだ。 化学会から白川氏に賞が贈られるのは初めてとのこと。
    美星町カレンダー予約サイト。美星町は僕の卒論のフィールド(の一部)だったので、何となく親しみを覚えている。
    ▼ちなみにbk1でもカレンダーの販売ページがあるんだけど、ダイアルアップだとうんざりするほど重い。科学系のカレンダーは、「NASA:ブループラネット」、「2001美しき蘭の世界」、「JOYFUL&SUPER TRAIN」くらいかな。ネットで買える科学系カレンダー一覧ページってないのだろうか。もっとも僕の部屋にはカレンダーをはる壁がないのだが。
    ▼なんか進まない原稿を書きながら、『本パラ関口堂書店』をダラダラ見る。前よりは面白くなっている。食い倒れ人形の話をやっていたのだが(『ばかたれ、しっかりせ』取り寄せ不可)、それを見ながらやっぱり思ったのがホンダのロボットの使い道。あれは客寄せになるなあ、と思っている商売人は結構いるのかも。ますます「ロボット技術者は現代のカラクリ職人か」と言われてしまいそう。
    ▼いまの状況だと、大学はまるで「職業訓練学校」みたい。そこで訓練された学生が企業に入ってモノを作る。消費者的には何の問題もないけど。
    ▼zdnet。2足歩行ロボット? やっぱりザクでしょ。爆笑。がんばれバンダイ。
    ▼同上。動画で見るROBODEX2000
    ▼いまさらながらプルダウンメニュー張ってくれている方々、ありがとうございます。感謝感激。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,243。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,763。


  • 00.11.24
  • ▼テープ起こし、麹町定例会議。今日はリアル書店へ寄って直帰。
    ▼2足歩行の本質はバランス制御にある、だから2足制御を完全に技術者がマスターできれば、例えばものすごく小さな接地面積でデカい土木作業機械を動かせるようになるかもしれない。…と、ロボット研究者は語ってます。普通の人には何ら普及してない考え方だけども。
    ▼P2が公開されてしばらくの頃の展示会では、人もほとんどいなくて、一般人でもP2ペタペタ触れたんだけどなあ。いまやそういう時代ではないらしい。
    ▼しかし、気ぜわしい。仕事終わらない。なぜだ。物理的に忙しいのはまだいい。でも気ばかり急くのはイヤだな。心に余裕がなくなると、考えることができなくなる。
    ▼チンパンジーのゲノム解析で、宝酒造と、B型肝炎のワクチン開発のため国内一の飼育頭数を誇る三和化学研究所が提携。
    ▼zdnet。
    電子ペーパー実現間近──キヤノン,ペーパーライク・ディスプレイを展示
    ▼biztech。ROBODEX開幕、水圧式大型ロボットも初公開
    ▼毎日インタラクティブ。ロボデックス大盛況 ASIMOなど登場
    ▼PCウォッチ。ロボット博覧会「ROBODEX2000」、パシフィコ横浜で開幕 〜ソニー、ホンダなどの新型ロボットが一般公開〜
    ▼もう一つ。丸善 自社出版の理工書のネット立ち読みサービス。立ち読みといってもただの立ち読みではない。なんと全ページである(画像ファイル)。凄すぎるサービスの開始。ついに新しい時代開幕か。サービス名は理工書仲見世
    ▼hotwired。赤池学の「千年持続学」の世紀へ――第四回 養蚕・養蜂を革新する昆虫資源の機能開発
    ▼日本IBM、第14回「日本IBM科学賞」受賞者を発表、とのことなのだが、ウェブサイトにはまだ情報なし。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,235。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,753。


  • 00.11.23
  • ▼『総予測21世紀の技術革新』(工業調査会)をなめるように読みながら桜木町へ。
    ▼SPA!のK原さんと待ち合わせ、ROBODEXの内覧会に行く。ライターのささやかな特権だ。その適当レポートはこちら。最後にびっくりしたので楽しかったです(笑)。びっくりしてたら、ばったり笹本祐一あさりよしとお組に遭遇したりもした。某氏はいないかなーと思ってブラブラしたりもしたのだが、見つかったのは知り合いのカメラマンとかだけだった(笑)。おおこれがあの有名な○○さんか、という人たちもいたけど。
    ▼横浜はすっかりクリスマスだった。K原さんは「クリスマスって年々早まってるような気がする」と仰っていたが、まったく同感である。
    ▼帰路は『千の太陽よりも明るく』(平凡社ライブラリー)。この本は21世紀まで読みつがれるべき本である。全ての科学者、科学、歴史に関心がある人全てが読むべき本である。たぶん無茶苦茶しかめつらしい顔して読んでいたんじゃないかと思う。詳細はのちほど。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,221。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,741。


  • 00.11.22
  • ▼早朝に起床、いろいろ作業。昼寝してから、いろいろ未来本を抱えて田町方面の広告代理店。田町は遠いから嫌い。道中で課題図書な『システム管理者の眠れない夜』(柳原秀基/アイ・ディ・ジー・ジャパン)を読了。僕のような一ユーザーにも面白いが、一気に読むような本ではない(当たり前)。
    bk1へ。科学SF両サイトのランキングとか池内了氏コラムとか更新。
    ▼帰宅すると某M口君の父上からWebRatingの解説がメールボックスに。そのほか原稿の催促とかもろもろ。
    ASIMOの歩行ムービーを見て気が付いた。腕をふりながら歩いてるじゃないか。方向転換するときも腕でバランスを取っている。なんで誰も教えてくれないのだ(笑)。ほかにもP3とはやっぱりいくつか違うように見えます。実物見たかったなあ。
    ▼でも、あれじゃまだ家庭には入れられないと思うけど。あんな歩き方では、相変わらず階下じゃうるさくてしょうがないでしょう。やっぱりまだ人間の歩き方とは根本的に違うように思う。
    ▼日経バイト。ソニーが2足歩行のロボットを開発、製品化も視野に
    ▼biztech。親指だけで日本語入力、L.E.D.が新入力装置を試作
    宇宙飛行士候補者の基礎訓練 月刊基礎訓練レポート
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,210。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,736。


  • 00.11.21 曇り
  • ▼昨日の日記でASIMOはどこから取ったか一発で分かると書いたが、分からない人も多いらしい。時代の流れを感じる今日この頃である。むかしむかし、アイザック・アシモフという人がいました…。
    ▼とか言ってると、ソニーが新発表。小型二足歩行エンターテインメントロボットを開発 〜独自開発のアクチュエータと全身協調制御による多彩なパフォーマンスを実現〜。いやー、時代は動いてますな。足の構造とかはホンダの奴にそっくりに見える。でも歩きかたは、なんとなく早稲田のロボットに似ていたような気がした(ちらっとしかTVでは映らなかったし、素人の見た目だからよくわからんけど)。動画
    ▼ま、そんなことは一般人には何の関係もないわけで、一体どんなことができるのだろう? …と、MLに投稿したら「そりゃやっぱり、ホンダの奴と格闘戦」という返事が来た(笑)。やってもらいたいなあ、将来的には。やっぱり目指せ柔王丸?
    ▼TVで見たデモでは「趣味はサッカー」とか言ってボール蹴ったりダンス踊ったりしてたけど(あと片足立ちやイスから立ち上がったりしてたらしい。イスから立ち上がるのはASIMO君にはできない芸だ)、やっぱ趣味は「少林寺拳法」とか「空手」とか「相撲」のほうが嬉しいな。『修羅の門』でもいたじゃん、サッカーから空手に転向した奴が(笑)。
    ▼せめて走ってくれないかなあ。走り幅跳びして見せるとか。このように、一般人の欲望は際限なく膨らんでいくのだ。よろしくどうぞ>技術者の方々。
    ▼でもこれで、HRP2はよっぽどのモノにしないと、ますます存在意義を問われるようになっちゃいましたね。
    ▼それと研究者の方々に質問なんですが、こういうのがカネ出せば買えるような状態になってきた、要するに研究のプラットフォームとして色々使えるようになってきたわけですが、それによって今後の研究はどんなふうに進んでいくんでしょうか? これからはソフトの時代だとかそんなのではなく、できれば具体的に教えて下さい。
    ▼それはそうと、突然思ったこと。将来、マラソンの伴走とか引率車両?が2足歩行ロボットになって、前とか横とか走っていたら選手はイヤだろうなあ、きっと。
    ▼ともあれ、これでROBODEXは混むことが決定してしまった。僕も行こうと思ってるけど。
    ▼biztech。米GM、ガソリン改質型燃料電池自動車のデモ走行実施
    日亜化学が豊田合成に105億円の損害賠償請求。GaN系青色発光ダイオード(LED)で。
    E InkとLucentが「電子ペーパー」のプロトタイプ披露
    ▼女性宇宙飛行士を一覧できるサイト。Women of Space
    WebRatingで解析してもらったところ、http://www.moriyama.com/の構造はこうで、レーダーチャートはこうだった。確かに画像数やファイル数そのものは多くないだろうなあ。僕はあまり画像は使ってないし、ファイルも一ヶ月分でひとまとめが基本だし。でもこのチャートだと、要するにあまり更新されないリンク集ってことになっちゃうなあ。それはそれで納得いかないような気もするんですが。
    ▼『bit』休刊はもうおおっぴらになったんですね。
    情報処理, Vol.41, No.11 (2000.11) インタラクティブ・エッセイ  情報分野の学術出版に思う -- how to だけでなく, What to, Why to が必要 --  池田克夫 / 京都大学大学院情報学研究科 。本を読まないのはワカモノだけではないと思うんだけどなあ。むしろ、最近の若い人のほうが絶対量では読んでるんじゃないかな。情報フロンティアシリーズは僕も好きなシリーズで、けっこう買ってるけどね。
    ▼zdnet。ソニーの小型2足歩行ロボットは“サッカー小僧”
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,203。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,727。


  • 00.11.20 雨
  • ▼書店売りしてないのに8万部も出ている驚異のオジサン雑誌『選択』のY本氏、カメラのK嶋氏と兵庫、テクノスジャパンへ。取材。Y本さんは愉快な人だった。新幹線のなかでは『プラハの深い夜』(早川書房)、『経済を見る目はこうして磨く』(日経ビジネス人文庫)、『インターフェースの大冒険』(アスキー)、『オサムシの春夏秋冬』(京都大学学術出版会)を読了。
    ▼僕が見られなかったホンダの新型は、P3改良型ではなかった。名前はASIMO(どこから取ったか一発で分かるね(笑))、身長なんと120センチ、体重43キロ?くらいらしい。動きながら方向転換が可能。しかも今度は指が4本、なんかちゃんと動いていたように見える。おまけにプレステのコントローラーみたいな奴で動かせる。スペック的にはたぶんP3改良型というよりは、P3小型版という感じらしい。近日中に詳しい印象を教えて下さい〜>某氏。
    ▼インターネット・ウォッチ。より一層人間に近づいたホンダのロボット 「ASIMO」登場で未来はすぐそこ!
    ▼日経ネット 産業・流通。本田技、人型ロボット「ASIMO」発表
    ▼毎日インタラクティブ。小柄な人型ロボット「ASIMO」を発表 本田技研
    ▼ascii24。ホンダ、120cm/43kgの新人間型ロボット『ASIMO』を発表
    ▼帰宅してTVニュースを見て、なんじゃこりゃ、と思ったことは言うまでもない。もちろんホンダのロボットのことではない>未来の自分。
    ▼毎日インタラクティブ。導入始まるコンビニ端末 どんなサービスが期待できるのか
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,220。Vol.071配信。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,763。


  • 00.11.19
  • 電波犬の画像(→)はフリー素材として使ってよし、と聞いたのでどこかに張ろうかと思ったが、張るところがない。このページには大きすぎるし、黒バックだと綺麗に見えない。クリスマス犬もあるのだが、う〜む。そのうちガイド&ヘルプにもフリー素材として正式に登録されるらしい。
    ▼大量に山盛りされていたブリのアラにも惹かれたが、取りあえず一人水炊き。冬場はやっぱりナベに限る。
    ▼しかし、仕事は遅々として進まず。なんなんだ、このテンションの低さは。
    理化学研究所 脳科学総合研究センター設立3周年記念国際シンポジウム。一般向けは11/30、ヤクルトホール。
    理科教育MLで紹介されていたjavaで台風が作成できるページ
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,222。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,784。


  • 00.11.18
  • ▼「スペースカウボーイ」を見た。笑いながら見る米映画だった。
    ▼古本屋に本を20冊くらい売り、3冊買って帰った。その道中、知らない間に駅前ビルに24時間営業のマンガ喫茶ができていることや、ワカモノがやっていたジーパン屋が潰れてレンタルビデオ屋になっていたり、といったことに気づく。
    ▼本を売ったカネで晩飯はやっぱりオリジン弁当。もう食い飽きた。
    ▼本をちょっとだけ整理したおかげで押し入れの扉が開くようになった。いまのうちに毛布を出す。
    ▼日本経済新聞11月15日の夕刊に、「ノーベル賞と『神の手』 相互批判避ける学会に罪」という塩谷喜雄・日経編集委員の一文が掲載されているそうだ。その一部。
     白川英樹博士の業績はノーベル賞を受けるまで国内ではきちんと評価されず、石器発掘をねつ造した汚れた「神の手」は、いくつかの疑義や批判をけ散らして権威に祭り上げられた。これらは、日本の学問が抱える負の構造、保身のために厳しい相互批判を避ける「見せかけの寛容」に罪の一端があることは確かだ。
    全文は近所の図書館なりなんなりで。
    bk1がリニューアルされてから、ランキング予約ランキングがそれぞれ詳細になったのだが、この機能ってほとんど知られてないのでは。ちなみに受注数も分かる。
    ▼予約書籍の送料無料キャンペーンも、意味がうまく伝わってないような気がする。「お買い上げ書籍の中に一冊でも予約のものがあれば、送料無料!」というのは、予約書籍を、送料無料にするためのワイルドカードとして使えるってこと。つまり注文時に予約書籍を一冊でも混ぜれば、合計価格がいくらだろうがお届けステイタスがバラバラだろうが、とにかく送料無料になるということ。伝わってるなら何の問題もないんですけど。
    ▼ちなみに現在『まんがサイエンス(7)』(あさりよしとお、学研)をSF&科学書、そしてもちろんマンガサイトで予約受付しているが、1〜6も全巻24h以内出荷状態。科学まんがが好きだった人は必読シリーズと断言する。
    ▼そういえば、タネローンってそういう都市でしたね。ある時はlaw、ある時はchaosの代理人として永遠に闘い続ける永遠の戦士(エターナル・チャンピオン)。その戦士が唯一休息できる場所、それがタネローン。ムアコック読んでいたのも今や昔。昔は(僕の周囲では)みんな読んでいたものですが、最近のワカモノは読んでるのかなあ。もう読んでないかな。How many miles Tanelorn. 今や何もかもが懐かしい、って感じですが、我らは盲で唖で聾なりの「時の果ての戦士」は何者でしたっけ…?
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,210。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,770。


  • 00.11.17 雨のち曇り
  • ▼超早朝に起床。ゴソゴソと仕事して昼寝。起きてまた仕事。
    ▼夕方から麹町定例会議。
    ▼そのあと
    bk1へ。SFサイト科学サイト、共にいじる。
    ▼いつものように午前1時帰宅。
    ▼zdnet。COMDEXで未来技術を展示する東芝次世代入力機器:ペン
    ▼日経ネット・ITニュース。世界に広がるアマゾン・ドット・コム
    国際放送機器展2000が開幕――製作から送出まで完全デジタルの時代へ!
    脳から直接コンピューター操作が可能に?夢の健康医療を実現するナノテクノロジー(上)。マイクロマシンもナノテクというようになってしまったのだなー。ナノテクのインフレだ。紙のノートからメッセージ送信が可能に
    ▼biztech。【COMDEX】これが本当のウェアラブルPC? 。コムデックスには色々なものが出展されてたみたい。楽しそう。
    ▼ascii24。Netscape 6開発者独占インタビュー Netscape 7はどうなる!?
    ▼郵政省。「五感情報通信技術に関する調査研究会」の開催
    ▼バナーで知ったgooの「路線&時刻表」
    ▼いろいろ言われてるらしいこの日記だが、多少なりとも他人様の役に立っていることを知るのは本当に嬉しいことである。しかも、機能を把握した上でちゃんと応用してくれている。感激した。b-clip。第一回「検索の鉄人」の関氏によるビジネス情報のクリップサイト。
    ▼今まで知らなかったbk1の機能。
     ここ一週間の科学書新刊をリスト表示
     ここ一週間の文芸書新刊をリスト表示
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,203。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,751。


  • 00.11.16
  • ▼来週月曜日20日、青山でホンダが「P3改良型試作機(Nスペに出ていた新型)」の正式お披露目とデモンストレーションをやるそうだ。僕は兵庫県でテクノスジャパンの脳波スイッチを取材している予定。ついうっかり、その日に取材を入れてしまった僕が悪いのだが、哀しすぎる。自分のバカさ加減に大ショック。というわけで皆さん取材に行きまくって下され。あとで教えてね〜。
    ▼最近、こういう「ついうっかり」が多いような気がする。
    ▼bk1のSFサイトで岩本隆雄『イーシャの舟』、グレッグ・イーガン『祈りの海』、 クラーク&バクスター『過ぎ去りし日々の光 上』の予約を開始
    ▼こないだYOSHIKIが大臣に要望書を渡したというのは、愛知万博の音楽プロデューサーとして起用されるらしいYOSHIKIが、政務次官(Xジャパンのファンだそうな)を通じて云々、というのが真相なんだそうな。
    ▼zdnet。携帯電話とPocketPC,デジカメが融合──組み込み機器の祭典MST2000COMDEXで異彩を放つ「ハイテク企業」Mercedes-Benz
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,195。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,728。


  • 00.11.15 曇りのち雨
  • bk1のリニューアルに伴い、検索機能がいろいろと付加された。取りあえずソートができるようになったのはめでたい。
    ▼また、デフォルトでは一度に表示される書籍は10件までだが、それをコントロールするのは「dp」というコード。&st=zc,dsとかといっしょで、「&dp=50」とすると50件まで、「&dp=20」と付け加えると20件までまとめて吐き出されるようになる。それに合わせて下のプルダウンメニューも一部変更。
    ▼けっこうあっちこっちで言ってきたと思うんだけど、僕は「ウェブ書評は(オンライン書店に限らず)本の売り上げに関係ある派」。で、最近ちらちら見る「リンクを張るなら販売提携」に関しては、bk1も立ち上げのときから社長たちが記者会見そのほかで言ってたことで、一部のサイトとは既に販売提携している(らしい)。個人サイトに関しても、いまもその実現に向けてせっせと仕事してる人たちがいる。いつになるかは分からないけど。
    ▼で、金銭的なやりとりをする販売提携に関しては、僕は社内提案がせいぜいで、実質的には何もできない。ただし「金をやりとりしない形の販売提携(とは言えないと思うが)」なら、僕の権限&業務内で行うことができる。たとえば、特定のサイトがリコメンドしたい本を仕入れるとか、そういったことなら僕の権限内で可能。もちろんジャンルは限られるし、売れる売れないの判断はするけれども。
    ▼その辺の自由度の高さが、他のオンライン書店とbk1との違いだと思う。bolは、自分たちはブツとしての本には一切さわらないとどっかの雑誌のインタビューで言明していたし、アマゾンはまだそれどころではなさそうだ。esは逆立ちしてもそんなことはやりそうにない。やるとすればisizeくらいかなあ。でも、今までにもできなかったところが急にできるようになるとは思えない。少なくとも、そういうことが自在にできるのはbk1くらいだろう。善し悪しあるのは確かだし、それは認めるけれども。
    ▼最近になって僕にもようやく分かってきたのだが、オンライン書店は既存の書店とは別物である。実は、似て非なるものではないかと思う。
    ▼まずオンライン書店は、データベース、受注、そして配送システムまで「全て込み」である。どこの書店が配送料無料で注文を受け付ける? 現在、アマゾンそのほかが配送料無料キャンペーンを打ち、bk1も再び「予約書籍を注文時に混ぜれば配送料無料」となったけども、既存の書店がやっているオンラインサービスで配送料無料のとこなんかない。たぶん今後もないだろう、少なくともしばらくは。
    ▼購買促進用リンクの件だが、オンライン書店ではなく「版元へ直接リンクを張ればいいじゃん」という考え方もあるだろうが、僕はあんまり賛成できない。というか、そういうこと言う人は版元の苦労がよく分かってないんじゃないかと思う。注文を受け、商品をピッキングし、梱包し、送付するといった作業を、ただでさえマンパワーが不足している版元が、今以上に引き受けられるはずがない。現在ちらほらとやっているサービスは、数が少ないからこそ実現できているものに過ぎない。
    ▼つまりオンライン書店とは、既存の書店とは違った形で版元と読者を繋ぐための新しいシステムなんじゃないかと思うのだ。
    ▼そう考えると、これからの道も、ある意味では──違う道もあるだろうけど──はっきりしている。
    オンライン書店のサイト内そのものは、どんどん機能優先になっていくと思う。というか、僕はそうなるべきだと思う。オンライン書店とは「オンラインの目録」なのだから。サイト内は、データベースが持つ機能をできるだけ分かりやすく使いやすい形で見せていく場所になる。もちろん「目録のめくり方」的コンテンツや、目録なんてめくりたくないから良さそうな奴だけ見繕ってくれよといった要望にも答えられるようになる必要はあるだろうけど。
    で、版元と読者の間を繋ぐためのデータベース機能をASPとして(版元、読者双方に)提供する。おそらくこれがオンライン書店の将来形だ。
    ▼記事やら書評やらは(集客目的を除けば)、書店サイトの中にある必要はどこにもない。記事(含書評)を作っているところと提携していけばいい。オンライン書店は、そのサイトの管理人が売りたい本の注文を、管理人の代わりに取り、配送業務を請け負う。
    ▼その提携先のなかには版元もあるかもしれない。オンライン書店は版元の代わりに注文を取り、配送業務を請け負うようになる。こうして、本屋と版元の関係はぐるっと一周して、昔に帰る。
    ▼……といったことは、bk1立ち上げ前からTJ氏や一部の編集者らと話だけはしていたような気がする。それが実感として分かってきた、というとこだろうか。やっぱり分かってなかった部分も多かったし。
    ▼だらだらと書き殴ってしまったが、実はこんなこと書いている場合ではなかったりする。でも書評を書くのがあまりに久々で、ぜんぜん原稿が書けないのだった(泣)。
    ▼ここもすっかり日記サイトになってしまった。反省。意識的に立て直して行かなければ。
    ▼今週の<週刊ビーケーワン>から『TJ&TKの手取り足取られ新人研修レポート』が始まった。ビジネス書担当で、実質的なbk1の中心人物であるTJ氏が「取次ってなんですか」状態だった(本当)新入社員TK氏に、いろいろ教えたり教えられたり、といった内容。合間にちらほらとbk1ならびに出版業界の話が入り、全部読んだらおおまかなことが分かるようになっているはず……なのかな? →今週号。早くバックナンバーにリンク埋め込んで下さいな。
    MITの恐竜?ロボット「Troody」。2足歩行の動画が見られる。いかにも「歩き始め」って感じなんだけど、でもちゃんと歩いている。一瞬そのまま倒れるのかと思えてしまうような立ち上がりから含めて、ガンバレガンバレと言いたくなる。
    ▼ARG。リンク集 - 専門図書館【自然科学】
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,188。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,739。Vol.122配信。


  • 00.11.14
  • ▼午前中から池袋にて打ち合わせ。今までいろんな人に言われては「そうですね、そんなのがあったら便利ですね、でも僕は作りません」といっていた奴を作らなくちゃいけなくなった。でもお手軽な奴でいいみたい。多分。
    ▼その足で
    bk1へ。ゴソゴソする。bk1のデザインリニューアルのため、みんなバタバタ。
    ▼合間にSPA!のお仕事。帰宅してからもSPA!のお仕事。入稿日を一日勘違いしていただけなのに、けっこう苦しい。K原さんのチェックはけっこう厳しく、しかも的確なので従わざるを得ないのだが、たすけてーって感じ。
    ▼メールの返事がないってことは、寝ちゃっていいってことでしょうか。ダメだったら電話で起こして下さい。
    ▼久々に「なる」を覗いてみたら、成層圏プラットフォーム飛行船システム特別研究チームのニュースとして、こんなのがあった。垂直姿勢浮揚試験。そうか、こんな方法もあるんだなあ。
    ▼すばる望遠鏡。Suprime-Cam による広視野カラーイメージ。ついでにすばるの画像一覧
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,164。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,698。


  • 00.11.13
  • ▼仕事の電話で起床。だが結局断った。企業広報誌なのに週刊誌以下の進行管理しかできてないところが引っかかったので。こういうと語弊があるな。週刊誌の進行管理は意外としっかりしてるから。
    ▼電話を切って、また寝た。今度は
    bk1からの宅配で起こされた。いろいろ頼んだだけど、取りあえず来たのは『ユートピアの終焉』(小松左京/DHC)と『渋谷系ネットビジネスの「正体!」を見た。』。
    ▼昨日作った怪しいナベにうどん入れて食う。最近なぜか「うどん人」。
    ▼課題図書を読む。『アンテナ』(田口ランディ/幻冬舎)と『死体に目が眩んで』(釣崎清隆/リトル・モア)を読了。なぜこの2冊が同時に。ちなみにもう一冊が『科学者として』だったりする。う〜ん、ダークだ。
    ▼オートリアのケーブルカー火災事故は実は大変な事態だったらしい。160人近く死んでいる。上に逃げた人は1000度の煙に巻かれて全滅(それどころかトンネルの外にいた人まで煙に巻かれたそうだ)、遺体はDNA鑑定以外、身元確認の方法がないような状態だという。そりゃ頭では「煙は上に上がってくる」と分かっていても、狭いトンネルのなかで下から火がやってきたら、上に逃げてしまうよなあ。人間の本能は時として生存に不向きだ。だから、安全策はそれを考えた上で設計しないといけないのだが。なんなんだろう、次から次に起こるこういう事件というのは。
    ▼「何をしたいのか分からないと、第三者はそれを確実に見抜くなあ(11/11)」。自分が考えていることが他人に伝わってないということと、自分が考えていることが分からないというのは全く別のことなんだけどなあ。ま、そんなこと言っても話は伝わらないだろうけど。前にも書いたけど、人に分かってもらおうなんていうのは結局、甘えなのだ。分かっていながら過大な期待をかけるからいけないんだけど、そこらへんが僕の甘いところ、だと自分では思っていたりするんですが、一部の人にはそれこそ鼻で笑われそうですなー。
    ▼ZDNet。「ときメモ」ファンド説明会,多数のゲーマー集める歩くだけで発電!─SRIインターナショナルの靴発電システム
    ▼東京理科大学情報メディアセンターによるWeb Rating サービス。これは確かに面白いかも。もうちょっと詳しく知りたい。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,179。 Vol.70配信。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,705。


  • 00.11.12
  • ▼『燃えよドラゴン』が放送されていた。既に何度も見ているのに、思わず見入ってしまった。なんだかいまのほうが面白く感じる。昔はブルース・リーの映画って面白いと思わなかったんだけど。
    ▼<近未来技術>特集の「東洋経済」ほか、近所の書店で雑誌をバカバカ購入。一種のストレス解消。
    ▼昨日の日記で掲示しているプルダウン検索ですが、使ってみればお分かり頂けるとおり、単に著者名で検索しているだけで、純粋に著者典拠しているわけではありません。でもそれでもそれなりには使えるかなと。厳密にやりたい人は
    bk1では著者典拠はauidっていうのでやっていますので、そっちで検索して下さい。本を検索したときに吐き出される著者名をクリックすると自動的に検索がかかります(単にリンクが埋め込まれているだけだけど)。
    ▼『科学者として』(新井秀雄、幻冬舎)って、なんだかむちゃくちゃ読みにくいですね。なんでだろ。
    ▼bk1。【コラム】竹熊健太郎のマンガ千夜一夜 第17回「マンガ原稿料の秘密(3)」。「マンガの生き残る道」に関する考察。
    ▼もうひとつbk1。ヘビ本。来年は巳年。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,174。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,697。


  • 00.11.11
  • 公開講座は眠いので無視してしまった。
    ▼メシを食いながらTVをつけると放送大学で牧島先生という人が宇宙研のロケットの解説をしていた。講座としては「X線天文学」なのだが、第6回でロケットの話とは、いままでどんな話だったんだろう。でも放送大学はとにかくもったいないな。面白い放送もけっこうやってるんだけど。
    サイトウマサトクさんが言っていることは3分あったら考え付けることなのでコンサルとして雇うのは無理でしょう(笑)。そういやこないだ拝見させてもらったD通が作ってきた資料も「だからどうしろっていうわけ?」としか言いようがないものだったな。全ての苦労は実際のシステム(あるいは仕組み)作りにあるのだ。こないだTJ氏が何かのときに「言うだけなら簡単だよね」と吐き捨てていたが、確かにそのとおり。bk1の社員の人たちはそれなりに苦労していると思う。僕らはその尻馬に乗ってるわけだ。
    bk1のシステムは、いろいろ文句はあるものの、それでもかなりデカイものだ。科学書みたいに初版1500部くらいの本を拾うためには「デカイ」というのはかなり重要なポイント。ロジスティックス、いわゆる物流の部分や仕入れ、カスタマーサポートも同様である。結局でかい取次や書店が力を持ち、実際になくては困る状態になっているのと同じで、デカイことそのものが重要なのだ。またいろいろとある不具合、プロモーションのまずさ、コンテンツの閲覧のしづらさなども、ゆるやかにではあるが改善方向にある。というわけで、僕としては今のところbk1の仕事を続けていきたいと思っている。「3歩進んで2歩下がる」だったり、ムカつくことも多いけど。
    ▼つーか、そんなことは差し当たってどうでもいい。僕の当面の課題は、どうすれば科学書サイトにもっと人が来て、本が売れるようになるか考えることだ。学会でビラを撒く、学会誌に広告を撒くといったことは当然考えられるが、それは私の職権外の範疇だし、僕の仕事ではない。この二つ以外の手法で、アクセスを上げ、売り上げを上げる方法を考えないと。一言で言ってしまえば、リンクをいっぱい張ってもらう、そして例のプルダウンメニューを張ってもらう方法を考える、ということだろう。
    ▼例のプルダウンメニューだけど、たとえば作家や翻訳家でやるときはこうなる。
    ソースを見て、作家名のところを書き換えたり、削ったり、付け加えていけばオッケー。もちろん、持っていってもらって構いません(僕が勝手に言ってるわけではなく、bk1の人公認です)。
    ▼小説はこういうのが意味を持つから良いんだよなあ。科学書はそうもいかないから難しい。科学系の人は御願いだからコレ↓持っていって下さい。
    ▼生命誌研究館の『生命誌』が届く。これは良い雑誌だ。もし商売になったら絶対に続かないと思うが。
    だが、だから商業主義が悪いかというとそんなことはない。『生命誌』だってJTのタバコの売り上げで刊行されているわけだし。「これは作品でござい、だから儲けなくていいのだ」と言っている人は、その分、他人に食わせてもらっていることに自覚的でいて欲しい。
    ▼例の原人騒動で、原人グッズがバカ売れしているそうだ。ハハハ。
    ▼考古学系のMLは騒がしいのか、はたまた静かなのか。ちょっと気になるところではある。
    ▼2足歩行ロボットのデモンストレーション案。たとえばサッカーボールの「リフティング」はどうでしょうか。脚をそのスピードで動かすのは、既に何の問題もないでしょう。こないだNHKに出ていたホンダの新しい奴(P4? 早く正式名称を発表してくれ)には股関節あったし。でも脚のどこに落とすかといったことや、予測しづらいボールへの追従、脚の伸縮による状況への素早い対応、リフティングの間のバランスなどなど、あといろいろな意味で、けっこう良い課題ではないかと思うのですが。これができるのは果たして何年後?
    ▼例の原稿に呻吟。ガンダムの時はうまく逃げられたんだけど、やっぱり納得いくような説明を書き出すことができない。たった1800字なのにぜんぜん進まない。ううむ。こりゃやっぱり、そもそも企画自体が無理だったんでは(弱気)。
    ▼アメリカというのは色んな意味で凄い国だが、臨床試験の病名や条件などがまとめて掲載されているClinicalTrials.govとか見てるとますますそう思う。自分が希望する治験の被験者になるための情報を得ることができるのである。日本でもこういう試みが始まるのだろうか。
    ▼毎日インタラクティブ。「10Mbpsの暮らし」実感はまだ?兵庫のFTTHニュータウン訪問
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,166。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,675。


  • 00.11.10
  • ▼電話にて起床。また、えらく急なスケジュールの仕事話。やったことない分野なので取りあえず前向きに返事するが、即答は避ける。
    ▼麹町にて定例会議。またうつらうつらしてしまう。
    bk1へ。たぶん書いてはいけない話でマジでブチブチにキレる。物理的な意味でも暴れたくなったが、大人なので我慢する。
    ▼そのあとメルマガでの新連載コンテンツの話をしてから「和民」で朝まで。いろいろと話す。始発にて帰宅。
    背水の陣企画の話は一点だけ。bk1で僕が何がしたいかって話は、前から日記でときどき書いてるとおり。本を売るのはとにかく第一目標。それは当然。でも、それだけじゃ寂しいでしょ、って思うわけですよ。こう思ってるのは僕だけじゃないと思うけど。ギョーカイ紙の「新文化」とかで未だに書かれてるような「書店は文化の発信地だ」とまでは僕は思わないし、そんなのは幻想だと思うけど、本屋は単に本を売るだけの場所じゃないとも思ってる。思いこみかもしんないけど。それと、僕はある程度までネットを信じている。いま分かってる範囲だけでもbk1の機能を解放すれば、かなり楽しいことがいろいろとできるはず。たとえばプチbk1みたいに自分専用のオンライン書店を組むことだって簡単にできちゃうわけだし。そういうのがいっぱいできると楽しいかな、ウェブがいっぱい立ち上がり始めたときみたいで。
    ▼あとは、なんかもうどうでもいいや。結局、自分はやれることをやっていくしかないんだから。もともと他人の意見を有り難く拝聴、というタイプでもないし。というわけで、僕自身は自分で勝手に納得した。
    ▼考古学ネタでもいろいろメールを頂いてるが(もう素人が天文学に貢献することはないとか)、とにかく眠いので取りあえず寝る。
    ▼MYCOM PC WEB。空気だけで充電を完了する驚異の携帯電話ホルダーが登場
    The Cosmic X-Ray Background
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,159。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,654。


  • 00.11.09
  • ▼ロボット繋がりでSOKへ。例の警備ロボットをまた取材。
    ▼適当に降ろしてもらって、有楽町線で九段下へ。
    マイクロマシン展を見学。今年は昨年のように目立つモノはあまりなかった。微妙に進歩している感じ。キャノンのクモロボットは如何にもそれっぽい動きがよかったけど。
    ▼市ヶ谷まで歩き、bk1へ。大森望コラムなどを更新。
    ▼帰宅…すると人身事故。飛び込みらしい。仕方ないので東上線の改札近くで座り込んで読書。最初だけしか面白くなかった『脳の時計、ゲノムの時計』を片づけ(もう中村桂子・友子が訳した本は読まないかも)、『考える脳・考えない脳』(信原幸弘/講談社現代新書)。まだ半分しか読んでないけど、コネクショニストの立場から心を解説する本、らしい(この後どう展開するか分からないが)。非常に丁寧に書かれていて分かりやすい。
    ▼アマゾンジャパンで<2,3日出荷>の本ていうのは<4,5日>のことだと思ったほうがいいみたいだ。
    ▼明日は<さきがけ21>の成果発表会のはずだが、案内葉書が見つからない……。まあいっか。寝ることにしよう。
    ▼例の事件についてだけど、僕はあんまりピンときてなかったりします。まず僕はそもそも考古学について──特にあの時代についての知識があまりに乏しく、彼がやったことがどれほどの損害を考古学にもたらしたかということを(そりゃ直観的には分かるけど)かくかくしかじかでこうこうなんだよといった形では説明できません。また、正直言えば「ああ、そういう奴がまた出たか」という印象があったのも確か。どっかの誰かが「考古学につきまとうロマンティシズムの危うさ」といったことを言ってたけど、そういうところもあると思う。
    ▼そりゃ、かっこつけたこと言おうと言えばできるんだけど。でもあの件に関してはよくわからん。もちろん彼のやったことが許されないなんてのは当たり前すぎるほど当たり前の話。一方、あれが発覚して逆に失地回復した人もいるみたいだけど、不正を暴いたのは(しばしば研究者から敵視される)マスコミであって、学会じゃないんだよな、ということも気になる。
    ▼あの人はアマチュア学者だったみたいだけど、アマチュアに支えられている学問といえば、たとえば天文学の一部などもそうだと思う。でも、あれはみんなが再確認・検証できる。やっぱそこが違うのかなと思ったりもするけど、そんなこと言い出すと僕が大学でかじった地質学だって似たようなところはある。実際、僕の卒論は、大きさ5ミリくらいの化石を、これまで正体不明だった地層から僕が見つけたことにかなりの重きを置いて書かれている。もちろんその周囲の地層の調査などからもサポートしているわけだけど、真偽を立証してるのかと言われると、してないと答えざるを得ないと思う。まあ、アレを偽造することは相当難しいと思うが。
    ▼ともかく、もしアレが吉村作治がコメントしていたように日本の考古学界全体の信頼を失墜させるような事件であるならば、それは考古学という学問が非常にナイーブで自己検証能力に欠けているということで、それはちょっと、それ自体問題なんじゃないかと思ってしまったりもする。というわけで、特に僕は意見はない。いまのところは。
    考古学系サイト更新情報
    ▼アメリカの大統領選は面白いなあ。羨ましい。言葉をつまらせるCBSのダン・ラザーも面白かった(笑)。
    ▼今度は有里さんによるISBNでネット書店をサーチして、検索用htmlを吐き出すページ
    ▼「本がかすむ」というか、本が「かすまない」くらい「本そのもの」についてみんなでワイワイ話し合ってもらいたかったというのが僕の本音なんですけど。残念ながら、そこまでの勢いはなかった、ということみたいですね。あるいは、買ったはいいけど読んだ人が少なかったか。
    ▼いちおう一ヶ月間はあのままほっとくつもりですが、結局売れているのは『骨牌使い』だけだしね。まあ、その辺も含めた上での実験的試みだったので、まあ大体傾向は分かったと言えるかも。結論を言えば、「フィーバー」を起こすことはできるけど、所詮フィーバーはフィーバーでしかないということかな。そこから先は、現状ではまだまだ難しい。
    ▼しかし、本を売って、その本のファンから文句を言われるとは思わなかった。SFの棚でファンタジーを売ったのがそもそも間違いだったのかも。やる気なくなるよ、こっちも。在庫してなかったら文句を言われ、売ったら売ったで文句を言われるんじゃね。じゃあ、どうしろって言うわけ? 底ヂカラって言ったって、あの程度の数じゃ力見せたうちには入らないですよ、残念ながら。それなりの数ではあるけれども版元がびっくりするほどじゃないし。
    ▼もちろんリンクを張ってくれた人たちに感謝してる。本当本当。でもねえ……。たとえば仕入れにしても、超特急で本を突っ込むために、かなり無理して入荷したりしてるわけです、詳しくは言いませんが。こっちだってノホホンとしてたわけでもないし、血を流してないわけでもない。
    まあ、サービス業なんだから苦労は当然。そんなことは分かってる。でも、なんだかなあ…。要するに、何もやらないほうが良かったわけですか? 何もやらなければ何か言われることもないし。ただ淡々と新刊を並べて、ポップを書いてる程度の本屋のほうが良いってことなのかな。
    ▼そうだな。結局、何もやらず、何も言わない奴が一番お利口さんで大人なんだろうね。「そんなことは言ってない」と言われそうだけど、いじけたくもなるぜ、まったく。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,148。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,637。


  • 00.11.08
  • ▼またも早朝起床。ゴソゴソしてから大岡山の東工大へ。某社の仕事のために、スタンフォードから一時帰国中の丸山茂徳先生のところへ行く。メールは交わしていたが、直接会ったのはインタビューメールの時以来だから、2年ぶりくらいか。先生が(僕が思っていた以上に)俺のことを覚えてくれていたのは嬉しかったが、まさか「ちょっと太ったんじゃないの」と言われるとは思ってなかった。
    ▼話の内容は例によって面白く、というか僕が思っていた以上に面白かった。問題は、たぶん字数がこぼれるということ。まあ、この仕事の締め切りはまだまだ先だそうなので、のんびり考えることにしよう。
    はたひらさんの日記(11/1)を受けて、本のミームの話を、もう少し考えてみる。
    確かに詩のミームサイズは小さい。だが遺伝子とのアナロジーで考えると、たぶん、感染力が圧倒的に弱い。たぶんウイルスと同じで、外皮、エンエベロープが必要なんじゃないでしょうか。ハダカのミームでは多分ダメなんでしょう。
    ▼たとえば詩にしても「音楽」というエンベロープ(であると同時に、それのミームもミーム上にあるわけですが)をまとえば、いきなり伝搬力が強くなるわけだし。おうおうにして、エンベロープのミームだけが残っちゃうこともある。このへんも遺伝子と同じで、やはりミーム単位で考えないといけないということなんでしょう。利己的なミーム。
    ▼そう考えると、音楽と詩は「共生」関係に近いのかな。あまりこの言い方好きじゃないんですが。誤解を招きがちで、良い言い方じゃないし。
    ▼サビを聞いただけで全体が浮かんできて「CD買おうか」って気になる、っていうのはこの話だとどうなるんだろ。やっぱり、はたひらさんが仰るように断片化されたときのミームサイズが問題なのかも。
    ▼そういうふうに考えると、これからの小説やらノンフィクションやらは、日記形式みたいな奴のほうがいいのかも。日記って、断片化されても意味が残ってるし、ばくぜんと全体を想起させることもできるし。
    ▼念のため言っておきますが、この話はあまり本気にしないよーに(笑)。
    ▼河出の<20世紀SF>シリーズがのしてきた今週のbk1の予約ランキングもすごいが、まるで英語まじりの日本語のようなアマゾンジャパンの和書ランキングを見て思うことは、どうやらアマゾンジャパンもそんなに売れてなさそうだなってこと。
    ▼日記サイトと化している今日この頃。正面をご覧になってない方も多いと思うので、日記にて告知。表にbk1の科学(とSF)各ジャンルならびに新刊への一発ジャンププルダウンメニューをつけてみました。使って下さい。もちろんソースとかも持ってっちゃって構いませんし、いろいろ──たとえば著者検索とか──改造して下さっても結構です。よろしくどうぞお願い申し上げます。
    ▼それにしてもnotさんのオンライン書店 メタ検索ページは凄すぎる。感動した。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,131。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,630。Vol.121配信。


  • 00.11.07
  • ▼昨日とは別件でロボット。またもや電通大の田中先生のところへ。ちょうど一年ぶりくらい。田中先生はハードの問題じゃなくてソフトが問題だろうとのこと。
    ▼帰りに池袋ジュンク堂へ。一階で例のオバサンと若い店員が、アマゾン日本の話をしていた。「送料無料なの?」なんていってた。まあ、「それ以外」のオンライン書店の認知度がいかに低いかってことですね。
    ▼ちなみに「93%が「訪問してみたい」amazon.co.jp 注目度高い」という記事も。これ見ると、新聞記事が如何にインパクトがないか良く分かる。ネットではメールマガジンのほうが上なのだ。
    ▼帰宅。晩飯食って寝る。
    ▼早朝起床。せっせせっせとメールの返事を書く。なんかテンパッてるような気がする。僕より大量の仕事を抱えている人たちって、いったいどうやって仕事を処理してるんだろう。『情報を捨てる技術』も気にならんことはないが、それよりも仕事を捨てるっていうか処理していく技術が知りたいよ、俺は。一向に片づかない。
    ▼移動が多いので読書だけは進む。ひたすらに読んだ本だけが積み上がっていく…。このウェブのあれはいわば原稿の下書きやメモの色彩が強いので、読んだ本の感想を書いておかないとあとでマズイのだが…。
    五條瑛をキャラ萌えで読んでない人のほうが不思議だ。ありゃ少女漫画の世界でしょう(偏見)。
    ▼NetLife。AIBOマーケティング担当に聞く
    ▼hotwired。21世紀、ナノテクは人類と機械を一体化する
    ▼CNET Japan Tech News。NTTデータ、24時間稼働の「音声認識店舗案内システム」販売
    NRI、ビジネス最前線のレポートを全文無料公開
    ▼eSchool For NeT Business。eロイヤリティ。ブランド力とかと同じか。
    ここにデータが引用されている「サイバービジネスの法則集」(富士通総研)って見てみたいな。
    ▼biztech。FDA、PPA含むかぜ薬で脳出血と警告国内最高の免震超高層マンション完成
    三省堂書店など3社,理系図書専門のEC事業開始。まえ、僕が「怪しい」って書いた話。セレクトショップならば仕入れの参考にのぞかせてもらいましょう(笑)。でもたったの洋書200点、和書300点だからなあ。あとは営業力かなあ。
    ▼japan.internet.com。韓国のオンライン書店、出版社の図書供給中止に抗議 ペンで書く 。ブルートゥースペン。
    ▼ascii24。“ロボットフォーラム”と“ロボットサロン”が開催――ロボットにも法整備を!
    ▼毎日インタラクティブ。超微細カーボンナノチューブ開発 日仏のプロジェクトチームが成功
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,121。あー、減ったなあ。やっぱり、という気がしなくもない。俺が何か書くと減るんだよな。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,622。


  • 00.11.06 曇り
  • ▼筑波・機械技術研究所へ。2足歩行ロボットの研究者・梶田さんの実験室におじゃまする。まさにおじゃま。でもアッという間に夕方。
    ▼東京へ戻ってbk1へ。サイトの細かい作業とか。でもアッという間に夜中。
    ▼帰宅してゴソゴソ。アッという間に朝。
    ▼というわけで、今日はアッという間に終わってしまいました。
    ▼たまってたhotwiredから。温室効果ガス「羊のげっぷ」を減らすには
    融合していく人間とロボット。ブルックスの会社の話。
    ワイヤレスシャツで体調管理。洗濯できるってのがいいね。
    指紋によるセキュリティー保護がより手頃に
    ▼biztech。StemCells社、造血幹細胞から肝細胞を分化させることにマウスで成功
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,127。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,614。


  • 00.11.05
  • ▼うん、こういうリンクの張り方が現状では一番いいですね。ほんとうはどこが在庫を持っていて、どこだとどのくらい時間がかかるとかいったことも分かるといいんだけど。将来的にはそういう総合検索サイトもできるかも。
    ▼「人生の反省会」は、だいたい「人生の反芻会」にしかならないので、やってもムダです。
    ▼20世紀の最後の夜にパラパラを踊る人たちが結構いそうな気がしてきた今日この頃。俺は何やってんだろうか。
    ▼気が付くと明日からは大変。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,120。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,593。


  • 00.11.04
  • ▼池袋でパソコンを見た。買わなかったが。リブロでは例によって紙袋いっぱい分くらい。24時間以内出荷はしょせん0分出荷には勝てないのだ。新書をバラバラと『脳の時計、ゲノムの時計』(ロバート・ポラック、早川書房)とか『サイアス』最終号とか。『星ナビ』も店頭に並んでいた。雑誌コードだった。頑張ってください。『サイアス』最終号はなかなか充実している。立花連載も今号はちゃんと科学ネタ。このへんの話はさすがに思うところ色々あるし、真面目に考えてもみたいのだが、それはまた別のところで。
    ▼ただ、世の中「商売」という視点で見ればどの業界も甘くはないという話は馬場さんの日記(11/3)でも見れば一目瞭然。だから問題は、そこから先にどうするかというところにあるのだ。
    ▼今週の課題図書は超つまらん。つまらんというか、それ以前の問題。
    ▼業務連絡。鶴田謙二『Spirit of Wonder』は無事、我が家の書棚の奥から発見されました。でもあのとき話した内容は覚えてないかも。やっぱ帰宅してすぐに書くべきだったか。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,122。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,615。


  • 00.11.03
  • ▼午前中に神保町に出かけるはずだった話はなかったことにして、午後から麹町にて定例会議。ゴソゴソしてたら大幅に遅れてしまう。『はじめの一歩』が視聴率5.4%というポスターが気になった。あとは企画書の裏紙にあった「私のひと月の食費は7500円です」という魚柄仁之助さんの記事(1997.2.9 サンデー毎日)が妙に気になった。魚柄さんってむかし『ワーズワースの庭』に出演してたよね、たしか。著書は『うおつか流台所リストラ術』(農文協)ほか。なべを毛布でくるむ調理法や、ご飯を炊くときに一緒におかずをつくってしまう技に見覚えがある。つーか、あれから有名人になっちゃったのね。
    ▼その足でbk1。ひきつづき科学サイトの工事。結局朝まで。でも、だいぶ終わった。いまできる範囲で、だけど。土曜の昼ぐらいには反映されていくはず。あとは問題の「仕上げ」だ。
    ▼アマゾンジャパンのサイトも初めてちゃんと見た。いろいろと思ったりした。人文系のほうが充実しているみたい。なおアマゾンのデータは、MARC+書協+ニチガイらしい。MARCがオリジナルなら、書影がないのが多いのも当たり前である(笑)。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,111。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,599。


  • 00.11.02 雨
  • ▼池袋へ。角川書店K田さん、文藝春秋S木さん、そして藤津亮太氏と、流れるように打ち合わせ&雑談。んー、なんか効率がいい感じがした一日。
    ▼amazonは相変わらず文字化け。Macintosh+ネスケだと駄目らしい。メールをおくってみたが、木で鼻をくくったような返事がかえってきた。だからどうせいっちゅうんじゃ。あ〜あ、やっぱりこんなもんか。日本でまともなカスタマーサービスを提供できる会社は存在しないのか?
    ▼科学ジャンルを勘でブラウズしてみた。ぶらぶら見てみると最近の新刊はぜんぜんない。表に出ているアイテム数も少ない。科学書のトップに『空想科学大全』を置いてる時点で狙ってる層が分かる。
    でも、フツーの人はこれで良いのかもしんないな、と妙な意味で安心してしまった。あんなのでいいんだよなあ、きっと。「隣の山田くん」じゃないけど、「適当」でいいってことだ。
    ▼あと、あれって思ったのが、データベースのなかにTRCから提供されたデータが混ざっていること。
    「MARCデータベースから」っていうのがそれなんだけど。ブックレビューだけじゃなくて、TRCも協力してるんだな。知らなかった。
    ▼インデックスが見られるのは、ニチガイから買ったデータだと思う。bolもそうだよね、多分。
    ▼まあ、日本のアマゾンを目指したって所詮は利根川だから関係ないと言えば関係ない。1ユーザーとしては、24時間以内のオンライン書店が増えることは非常に嬉しい。ただし、増えれば増えるほど、ゲットできるアイテム数が増えればのはなしだが。そういう意味では、それぞれの書店が在庫面でも多様化してくれるともっと嬉しい。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,098。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,592。失態。隅蔵先生から頂いた修正版ではなく、オリジナルを流してしまった。あちゃー。なんだかヘンだなと自分でも思っていたのだが、寝ぼけ眼でやってるとこうなる。ウェブに出すのが正式版ということで、ご了承下さい。ともかく、ごめんなさい>隅蔵先生&読者の皆様。


  • 00.11.01 雨
  • bk1からの宅配便で起きる。ふと見ると目覚まし時計が止まっていた。電池切れ。俺もまだ眠い。アマゾンの記者会見に行こうと思ってたんだけど、めんどくさくなったので、また寝る。
    ▼今日の僕のオススメは『超機械絵図』(小泉 和明/グラフィック社)。表紙に出てるのは言うまでもなくアルカディア号である。僕は著者について詳しいことは知らないんだけど、松本零士氏が「はい、これ」みたいに渡した奴をリライトしてた人らしい。
    ▼amazon.co.jpオープン。でも文字がちゃんと表示できないんですけど? これって違う文字コードがバラバラに入ってないか?
    ▼ひつじ書房のビジネスモデル特許の話は「文化通信」の星野さんが取材すると仰っていたので、そのうち記事に出るでしょう。
    ▼amazonもやっぱりサーバが落ちた模様。たぶん、いま日本国内(ひょっとすると海外も含めて)で安定なサーバを構築できる技術を持つ会社は存在しないのだろう。
    ▼いくつかの生物学術系MLで『ダーウィン自伝』(ちくま書房)にオリジナルの編者の名前が表に出されてない、と話題にされている。
    ▼毎日インタラクティブ。紀伊国屋書店と米MS eBook事業で提携米モビリアン、Bluetoothと無線LANの統合チップセット開発
    ▼インターネットシンポジウム<ふたたび月へ>、大幅リニューアル。でも重たいよ。
    アストロアーツ編集、アスキー発行で『星ナビ』が出る。11/4新創刊。「スカイウオッチャー」が生まれ変わったのだろう(編集部そのものに、本当に意志があれば雑誌はこうやって続いていくのである)。ウェブを見ると編集部日記とか、こんなのまであって、なんだか楽しそうである。仕事は楽しいのがいいね。ところでこれはISBNあるのだろうか? それとも雑誌コード?
    ▼もう一つ宇宙ネタ。日本におけるSETI計画。野辺山。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:9,092。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,612。Vol.120配信。

    | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 12月 | index |
    | HomePage | Give me Your Opinion |

    moriyama@moriyama.com